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2005.03.22
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カテゴリ:映画・TV
立て続けにTVで映画を見た。

ラッセル・クロウの「グラディエーター」はいつか観ようと思っていた。
ニコラス・ケイジの「ウィンド・トーカーズ」はTVがついていたから観た。
両方ともなかなか良かった。骨太な男の中の男の映画だった。本当に男臭かった。

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「グラディエーター」は「トロイ」や「アレキサンダー」といった中世スペクタクル映画の火付けであったらしい。
ラッセル・クロウはハリウッドのお騒がせ男優ということぐらいしか知らなかったが、
この作品でアカデミー賞主演男優賞を手にしているらしい。

この手の映画は、残酷だ。これでもかというくらい人が死ぬ。
殺戮につぐ殺戮…。目を覆うばかりだ。
この映画は「復讐」がテーマなのだろうか。
奴隷に見を落とした元将軍役のラッセルの目には
例えようのない哀しみが満ちている。
やっと安らぎを取り戻したラストの風景は美しいけれど、なぜか儚く頼りない。
人は戦いでしか歴史を作れないのだろうか。

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ウインドトーカーズ <初回限定生産>「ウインド・トーカーズ」も負けず劣らず残酷な映画だった。
ニコラス・ケイジの映画はこれで2つ目。前に観たのは「フェイス・オフ」。

ニコラス・ケイジはジョニーを知る前から知っていた。
「ケイジ」という日本的な名前が印象に残っていたからだ。
髪の薄い眉毛の下がった人という記憶しかなかった。(ファンの人、ごめん!)

でもジョニーを知ってから、彼の株は急上昇!
だって、彼がいなかったら、ジョニーは俳優になっていなかったから。(←それだけかいっ!)

まぁ、彼のことはおいおい書くとして、「ウインド・トーカーズ」
第二次世界大戦、日本軍の占領下のサイパン島に上陸するアメリカ軍の話。
当然日本は敵として描かれている。
この辺は、非常に複雑だ。

日本人そっくりのネイティブアメリカンの通信兵とその護衛につく上司(ニコラス・ケイジ)との友情物語。
この通信兵は日本人に似ているがゆえに、味方から虐めに合う。
しかし、その気高き魂は揺るがない。

上陸作戦も終盤に差し掛かったところで、日本軍の奇襲に合い、
上司はその通信兵の親友のネイティブを、守秘義務のために、殺してしまう。
捕虜になったら秘密を漏らす危険があるからだ。
そのことを知った通信兵は人が変わり、狂ったように敵を殺しまくる。
それまで穏やかに澄み切っていた瞳は、光を失い、冷酷な闇が支配していた。
それまで冷酷だった上司は、その様子を見て、我を取り戻し叫ぶ。「暴れたってヤツは帰らない!」

結局、上司は命を賭して、通信兵を守り、通信兵の魂と命は救われた。
母国に帰った通信兵は、故郷のアリゾナに戻り、インディアンの儀式で勇敢だった上司を葬る。
そしてまだ幼い息子に、語り継ぐよう話して聞かせる。

大した映画ではなかったかも知れない。
けれど、私はなぜかとても強く心惹かれた。

johnny5黒い髪、黒い瞳、インディアンの儀式…。
ここまで揃ったら、ジョニーの監督作「ブレイブ」を思わずにはいられない。(^_^;)
この日本人に似た通信兵を観て、
私がジョニーにここまで強く惹かれるのは、どこか日本人に通じるものがあるからかもしれないなと思った。
インディアンの誇りは、武士道のそれとどこか似ているような気がしてならない。

侵略のための戦いと、自分達の土地を守るための戦い。
似ているようで全く異なる行為だ。
世界大戦中、日本のしてきたことの罪の重さが浮き彫りにされていた。
かといってアメリカ軍が正しかったかと言えば、きっとそれも違うであろう。
また戦争の歴史が繰り返されようとしている今の世の中、
いったい何が正しいのか、深く考えさせられる2つの映画でした。





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最終更新日  2005.03.23 00:24:18
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