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アウトドア~な温泉日記

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2015年04月20日
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テーマ:食べ物探検(128)
さて今回の行き先は四国の外れの方と言いましたが、意外とみんな四国も松山過ぎたら知らないのでなかろうか・・・
松山より向う側の四国ってどんなところかと言いますと・・・
20150412(大洲城1)

まずこれ・・・
大洲城、大洲城はかつて宇都宮氏が築いた城で伊予を南北に結ぶ大洲街道と宇和島街道のつながるところ、西には大洲の外港八幡浜があり、
四国の外れではありますが交通の要衝となっておりました。
今の天守閣は平成16年に復元されたものです。
20150412(大洲城2)

な~んだ復元された城でないの珍しくもない・・・
いえいえとんでもない。。。
大洲城は戦後初めて当時の工法、木造で復元された城です。

大洲城の天守は高さ19m、本来建築基準法で木造が認められない高さです。
そのため愛媛県、建設省共に建設計画を認めず、大洲市は2年の歳月をかけて折衝を続け、
保存建築物として建築基準法の適用除外を認めさせ、ようやく建設されたものです。
20150412(大洲城3)

大洲城がほぼ当時の形のままに再現できたのは、大洲城は明治21年まで天守が現存しており当時の写真などの資料が多数存在したこと、
大洲藩作事棟梁中村家に大洲城の天守雛形という木造模型が現存しており、その内部構造を詳しく知ることができたこと、
この2つの幸運が重なり、当時の技術を使い、ほぼ当時のままの姿に再建することが可能となったのですね・・・
20150412(大洲城4)

このような見事な木組みができる職人がまだ残っているというのも、この城の再建には不可欠の条件ですね。
富山県の宮大工を招き地元の大工と協力して築き上げたのがこの城です・・・

さて次はこの大洲城とは対照的に・・・
20150412(宇和島城1)

現在に当時の姿のまま残る城です・・・
宇和島城・・・、国内に12しかない天守が現存する城です・・・
宇和島城は天守以外のほとんどの建築物が撤去されており、天守自体も小さいのでこれを見るには想像力がいるかもしれません・・・
20150412(宇和島城2)

宇和島城は築城の名手と言われた藤堂高虎が苦心の末に築き上げた名城で、当時としてはかなり革新的なアイデアが詰め込まれています。
実はね、この城五角形なんですよ・・・
五稜郭のように砲術的観点からの五角形ではありません、錯覚を利用したトリックのようなもので・・・
攻める方は自然城は四角と思って攻めます。
四方を取り囲むと残った一辺が死角となる・・・、この一辺は攻撃盲点となり物資の搬入、脱出経路、反撃のための攻撃経路にもなるわけです。
この錯覚を利用した宇和島城にはたくさんの間道があったと伝えられています。
20150412(宇和島城3)

まあそんな細かな設計上のことだけでなくてね・・・
かつてこの石垣の上には櫓が組まれ天守と合わさって主郭を形成していたと思われます・・・
今は無いたくさんの構造物を頭の中で補いながら見るとね・・・
宇和島城というものが分かるのではなかろうかと思いましてね。
20150412(宇和島城4)

現代に残っているのはこの小さな天守閣だけ・・・
城の西側半分を海に接する海城でもあったのですが、現在は海も堀も埋め立てられてしまって。。。
やっぱり想像力がないと・・・
20150412(宇和島城5)

まあ宇和島城に限らず城というものは当時のままに残っているわけではありません。
巨大な要塞であった城のほんの一部の主郭部分だけがわずかに現在に残っているわけです。
足りない部分、今は無い部分は補って、想像力を働かせて見ましょうね・・・

さて宇和島といえば・・・
そう、鯛めしです、宇和島風鯛めしの本場です・・・
20150412(かどや1)

今回は宇和島郷土料理の老舗の「かどや」さんで頂きました・・・
鯛めし・・・
本場宇和島の鯛めしが・・・
20150412(かどや2)

これです・・・
ご飯の上に鯛の刺身が乗っていて、ついでにウズラの卵なんかがかけてあって、出汁をかけて食べる、
なんてスタイルの「宇和島風鯛めし」が宇和島以外にはたくさんありますが。。。
本場の鯛めしはそんな食べ方はしません・・・

ではどう食べるか・・・
真ん中に卵の入った出汁が用意してあるでしょ~
まずは卵をといて、出し汁に刺身も刺身の付け合わせの海藻もシソの葉も全部入れてしまいます。
お茶椀にご飯を盛って・・・、その上にこの混ぜ合わせてぐちゃぐちゃになったものをかけて食べる・・・
20150412(かどや3)

こんな感じです、これが正しい宇和島風鯛めしの食べ方・・・
本当よ~~~ん。

ずいぶんと下品な食い方と思うかもしれませんけれどね・・・
宇和島風鯛めしというのは、その昔、火の使えない船の上で海賊たちが食べていたものでしてね、
酒盛りをした酒の器に飯を盛り、その上に鯛の刺身を乗せて食ったのが始まりだと言われています。
海賊の酒盛りの〆みたいなもので、もともとそんなに上品なものではないのですね。

地方の郷土料理には海賊、山賊、漁師、狩人、農夫、海や山を知り尽くしたもの達が残した美味がたくさんあります、
公家の料理、料亭の料理とは大きく異なる・・・
みすぼらしくも真実の味です、見た目にこだわっていては郷土の美味など味わえないのですよ。

私は食に対する好奇心が強いので、結構気持ちの悪い変なものも食べます・・・
「ホヤ」とかね・・・、ま~見た目美味そうじゃないからね~~~
国内だとそれで思わぬ美味に出会うことも多いのですが・・・
こういう輩は結構海外で腹を壊すのだそうです・・・

国によっては衛生管理がいまいちなところもあるので、海外では得体のしれないわけの分からないものは食べない、くらいでちょうどよいのだそうで・・・
まあでも食ってみないことには美味いかどうかは分からないからね・・・

あ~そうそう・・・
20150412(かどや4)

宇和島といえばジャコ天も有名です・・・
他には・・・
「さつま」とか「ふくめん」とか。。。
なにそれって?。。。自分で行って食べなさい・・・
全部は紹介できないの!!、そんなに食べれないし結構高いんだから・・・

今日は松山から先の四国のお話・・・

20150315(光君4)


ではまた・・・







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最終更新日  2015年04月20日 19時30分05秒
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