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カテゴリ:書評\/歌詞
Baby blue I love you
Blue blue blue I could write a book about your life マークの伝記作家っていうと、メロディ・メイカーのクリス・ウェルチや CDに伝記を書いてるマーク・ペイトレスが浮かぶけれど、何か生きてる頃と 違うんじゃない?っていう違和感がいつもありました。 それでも、二人の記事は面白いほうだけれど。 インタビュー取るにせよ、死んじゃうと、どんな嫌な奴でも露骨に悪口言えないし。 とにかく、死後出てる伝記ってほとんど美化しすぎじゃない?美化しないにせよ、マークのいやらしさを十分伝えていない(笑)。 私の生前のマークのイメージは、まず、「薄っぺらな人」。インタビューでも、ことあるごとにビッグネームをこき下ろす。(ジョン・レノンは僕の真似をしてる、とかボウイは1発屋だ、とか。)これは全盛期から落目になっても変わりませんでしたね。 1971年から服用するようになったコカインの悪影響だと思うけれど。あとは病的な嘘つき。(「これを嘘と言ってはいけないよ。彼は自分のファンタジーワールドに生きていたのさ。」by スティーブ・ハーレィ) そしてものすごく傲慢なナルシスト。加えて嫉妬深くてケチでネクラ。 一般に、ボウイは計算高くてボランを研究して成り上がったと言われますが、(まぁそうだと思う節もあるのですが)、彼がボランよりビッグになっても良くこんな嫌な奴と付き合ってるなぁと感心してしまいます。ボウイは常識人だからマスコミ受けも良かったでしょうね。 そういう奴なんでチャートから落ちるとメディアは一斉にマークを叩き出したし、後にその不遜な態度がパンクのあこがれになる、っていうのも判ります。 で、ファンは、というとマークなら許しちゃうんです。どんな奇矯な言動でも。それはマークだから♪別にいいんです・・殿がご乱心しても家臣は地獄の底まで憑いて逝きますぞよ、と子供にとってはあまりにも悲壮な覚悟で。 で、裸の王様のマークを実に良く描いたバイオグラフィを発見。 これぞ、生前のペラペラなマークを描いた、決定版って気がする。 作者は、Steve Tookのサイトを作ったDavidとFeeです。 あのサイトでも生前の「嫌なマーク」が実に良く描かれていました。 スティーブの友人がマークを美化するわけないですね。 このバイオグラフィもかなり手厳しいです。でも、このマークが一番魅力的! 野心家で傲慢なマークは常に「誘惑者」なんですと。中性的なマークに女性やゲイの男性はもちろん、ストレートな男性までも夢中になって言いなりに・・Σ(´□`)ヲヒヲヒ、これって、ものすごい「やおい」ですな。 そして又マークは「美しい」「美貌の若者」・・と理解に苦しむマンセー賛辞が。 おかしいよイギリス人・・(´Д`; ) 素人の私にはMickey Finnさんの方がよっぽど美しく見えるわけですが。 詩もリフも盗作、性格は最悪と叩きつつ、結局は「マークの魅力の虜に」 やっぱり、みんなマークが大好きなのね。(〃▽〃) ・・・・Fee・マーキュリームーンって(マークの彫像を作った)TAGのFeeさんでしたか。ここまで書いてやっと気づいた。 どうりで、愛情がすごく伝わってくるわ。屈折してるけれど。 山盛りの黒い物体はマーマイト? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/04 06:04:01 AM
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