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テーマ:懐かしの漫画(1)
カテゴリ:書評\/歌詞
鴨川つばめ氏の話が出たので、昔の漫画のことなど。
70年代は「ベルサイユのばら」と「エースを狙え!」が目玉の王道少女マンガ路線のマーガレットと、「ポーの一族」「風と木の歌」等、文学性の高い作品が多い少女コミックが少女マンガの二大潮流でした。特に、後者は、後に「24年組」と呼ばれる、萩尾望都氏をはじめとする、それまでの少女マンガの流れを変える、独創的な作家さんが多かったのです。 それがですよ!!今や少女コミックは、子供向けエロ本に成り下がってしまったというではないか。悲しすぎ・・というか、売り上げしか考えていない編集に本当に頭に来ます!!調教物が主流と聞いて絶句・・・編集者は自分の小学生の娘がそんな漫画を読んでいたら、どう思うんだろう。 それはさておき、少女マンガのために生まれてきたようなT.Rexが、誌面登場しない訳はありません。MarcじゃなくてT.Rexなのは、ミッキーの方が、作家さんたちの心を捉えたようで。「マーガレット」では木原としえ、「りぼん」では大矢ちきがミッキーをガンガン登場させておりました。何故か二人ともMarcは三枚目に描いてるし。木原氏のMarcは「麻莉と慎吾」にも脇役で登場しております。 「マヌエリスム」大矢氏は華麗なタッチで、いつもイタリアが舞台。ミッキーがモデルの男性が主役、というのが多かったですね。昔の少女マンガにしても、異常に目がでかいのですが、独特のペンタッチといい、手作業で描きこみ過ぎなバックといい、今は見られない職人芸です。りぼんでの氏の人気は高かったのですが、ある日突然、消えてしまいました。 噂では氏がアシスタントをしていた、「女王」一条○かり氏の妬みを買って干されたとかなんとか。今はイラストレーターとして活躍されていますが、画風はシンプルになってしまいました。(一条センセは話題のエロ宗教、摂理の信者だっていうし。あーあ。) そして、大矢氏より更に忘れられている作家「和泉洋子」!!この人の漫画が一番、Marcの登場率が高かった!!Marcのことが大好きな主人公が追っかけをする漫画なんて、作者のヲタ丸出しとは言え、何て楽しく夢のあるストーリーでしょう!! 結局、MarcはMickeyとできていたので(お約束)主人公は夢破れて身近な青年とくっついて、めでたしめでたし!!なんてハッピーで安易なエンディングでしょう。 この和泉氏、(かなり雑な)絵もストーリーも、王道少女マンガなので、マーガレットの作家さんかと思っていたら、コミックでした。この人の作品もボラン部屋に取ってあったのに・・今となっては、絶対復刻されないだろうなぁ。。忠津陽子ですらコミックが出ていないんだから。 ぐぐるとこんな感じでした。今でもグラムな作家さんと認識されているんですね。でも、絵が見つからないなぁ。タオルを頭に巻いたラブリーなMarcの出てくる漫画がもう一度読みたい!! 漫画が見つからないから実写で勘弁。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/27 01:58:17 AM
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