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じゅびあの徒然日記

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2007年02月13日
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カテゴリ:気ままな話
毎年この時期になると恒例の確定申告。
父が亡くなったのが急なことで行方不明のものも多く(例えば、貸金庫に入っているはずのものが父に持ち出されて無かったり(汗))、税理士さんに相談に行った時、「じゅびあ先生は自分で確定申告書書いてるの?えらいねー。医大の先生とか、結構頼まれて書くんだよ」と言われたことがある。
医者は複数の病院で当直をしていたり、保健所などの公務が入ったりして給与が2ヶ所以上のことが多いので、確定申告の必要な場合がほとんど。
所得税の確定申告くらい、自分で書けなくてどうする。

と言う私も社会人になって数年は、源泉徴収票の金額を電話で読み上げると、父が一部に下書きをして、提出用の申告書一部とともに送ってくれたものだった。
それを写しているうちに当然のように自分で書けるようになったのだが、それでも父は毎年、このシーズンになると「申告書はもう書いたか?自分で書けるか?大丈夫か?」と言ってきた。
確定申告を書いていると、父の独特の字で書かれた申告書を思い出す。
父が亡くなった後、複雑な思いで父の準確定申告書を書いた。

毎年周囲のドクターに、「先生は寡婦控除あっていいな。」と言われる(笑)。
そう、私は寡婦なのだ。「寡婦」って響きが凄い。耳で聞いただけでは意味不明な言葉。
寡婦控除、27万円だ。
住宅ローンも背負っているのでその処理も当たり前のように初年に自分でやった。
これらのおかげで、毎年年末調整で少し戻ってくる。

私はこれまでの確定申告、圧倒的に還付の年が多い。
3月に出るちょっとしたボーナスという感じなので計算してたまに納税側になるとがっかり。
医療費のレシートも、病名や薬剤名を裏にメモして全部集めている。

出産した年は、保険の利く帝王切開だったやら、入院給付金やら、出産一時金やらで見事に黒字だったので、確か、納税しなければならなかった。
おかげで還付の年より申告書の作成をのんびりしていたら(還付は早くから受け付けるので、なるべく早く書いて税務署が混まないうちに提出する。今年は1月31日に出したらなんと2月9日には処理された)、3月に入ってすぐ父が倒れ、倒れてから亡くなるまでの間に大慌てで記載して提出したのだった。

今年ももう早く済ませ、還付金も入金されたが、これは、母のイレッサ代が大きいからだ。
母の場合、隔日投与の上、老人医療だから少ないほうだが、それでもイレッサの薬価は、凄い。
精神科で高い薬といえば悪性症候群に使う注射用ダントリウムだが、これは使ってもせいぜい1週間。
あと普段よく処方するのでは水虫ののみ薬が高いが、こんなもんじゃない。
毎日投与で3割負担だったとすると、ちょっとしたフレンチのランチが食べられるくらいの値段を、有効であってくれれば何年も支払うことになる。
いや、私だってさすがにこれは払いきれないかもしれない。
子どももこれからお金がかかる年代、母の治療に全精力と経済力をつぎ込める立場に無い自分には、厳しい。
イレッサの副作用叩きは一時健康保険認可取り消し要求にまで至ったが、全額払えと言われたら、私と母とでは完全に無理だろう。
高度先進医療にも挑戦していたら...おそらく医療費控除の限界を超えてくる。
これで定率減税も、ついになくなってしまうだなあ....しんどいですわ。





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最終更新日  2007年02月13日 23時06分00秒
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