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カテゴリ:気ままな話
少し前のことになってしまったが、姉と子ども二人を連れマジックショーを観た。
ディナー込だったので、4人で行くと結構な出費(泣)。 だが、実は私が一番、観たかったのだ。 Mr.ま○。○とか、テレビに出ている有名な人がいるけれど、今回の彼も有名な人。 私自身大仕掛けの「イリュージョン」みたいな出し物にはあまり興味が無い。 どちらかと言えば、鮮やかなトークと手さばきで見せる、練習すれば自分にもひょっとしたらできる?というようなテーブルマジックが好きなのだ。 私は仕事帰り、子どもは習い事帰りで、まるっきり普段の格好だったが、会場につくと、ドレスの人やら、振り袖の人やら、気合の入った客がたくさん! マジックに参加する客に選ばれるには、そうしてきたほうが有利なのか、と後で思った。 さて、初めて間近で見た彼は、テレビの印象どおりの上品でスマートな「にーさん」。 舞台だけでなく、客のテーブルも順に回ってマジックを披露してくれるのだが、子どもは彼にくっついて、片っ端から観て回っていた(子どもはほとんどそうだった。子どもの特権だな)。 代わりに私と姉はほとんどモニターで観ただけだった。 テーブルに帰って来た子どもは興奮気味にちぎったはずのカードが客の手の中でくっついた話や、レモンから客の選んだカードが出てきた話をしてくれたが、ちゃんと観てましたってば。 観ていると、トリックが判るものも、結構ある。 マジックは、トリックを見破ろうとする客の心理の裏をつくものだと私は思う。 見破ろう見破ろうとして目を凝らしていると、かえって判らないもの。 彼の隙の無い所作から無理に見破ろうとせず、トークや手さばきを楽しみながら、むしろ気楽に構えてぼーっと眺めていると、これはここでこうしたのだろうな、もしくはこれはここでこうするしかないな、ということが判ったりする。 トリックが判ると面白さが半減する、というものでもない。 デック(山)の真ん中に入れたはずのカードが指を弾くと一番上に出てくる「エレベーター」などは予めトリックを知っていたけれど、知っていて観ても十分面白い。 複数枚のカードをまるっきり1枚のカードに見せたり、客にカードを選ばせたように見せながら実は彼の思ったとおりのカードを引かせたり、カードをデックの上から何枚目かに入れたり、というような基本的なテクニックの組み合わせで出来ていると考えると、自然とトリックは判る。 判っていながら観てもやはり彼の技は鮮やかで、真似しようと思ってもできないな、と改めて感嘆するのだ。 帰りに、握手をしてもらったが、彼の手があまりにも綺麗なことにもまた感嘆。 白魚のような指、というがまさにそれ。 白くて滑らかで柔らかくて、爪もやすりで整えて、透明なマニキュアを塗っている。 「手のモデル」という職業があるが、彼も手元をアップで見せる仕事だから、それに近い。 私なんて職業柄爪は短くてマニキュアなんて塗ったこともない上、手洗いのし過ぎで荒れてガサガサ!握手するのに恥ずかしくて一瞬躊躇した。 当日、義兄のところでやっている学習塾をドタキャンした子どもがいたのだが、しっかりその子どもが一家6人で会場に。 姉の手前、申し訳なさそうにしていたけれど、そういうので多少習い事をサボってもいいじゃない、と思う。 彼のショーは滅多にここでは観られない上、この日だけのもの。 現に私もこの日子どもの習い事を15分ほど早く終わってもらって(マジックショーを観るんで、と正直に言って)引き取って来ていた。 帰宅してからネットで彼のマジックが収録されたDVDを購入。 患者さんの前で出し物をしなくちゃいけない時に使ったらウケるかな...とちょっと思って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月29日 23時34分50秒
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