めも(プロット~伝えたいほど溢れてくる思い~)
この前、本をつくるオシゴトのことを書いたら意外とびっくりの好評だったので、その続き。今日は、ライター編ね(^^話題は、「プロットって何ですか」 と 聞かれたのが面白かったので、そのオハナシなど。さて。プロット、とは。「はてなダイアリー」によれば、構想、趣向、脚色、筋立てなどを意味する英単語。主に映画のシナリオや小説などの劇作用語で、物語全体の粗筋を前もって構成しておく段階をプロットという。ストーリーの設計図とも呼ばれる。基本的に、実際のシナリオはプロットに従って書かれることが多い。プロットが破綻していた場合、完成した作品も破綻する確率が高い。「物語」を「モノ」と「カタリ」に分けると、「モノ」がストーリー、「カタリ」がプロットになる。http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%ED%A5%C3%A5%C8また、Wikipediaによればプロットとは、小説、戯曲、映画、漫画等の創作物における枠組み、構成のこと。 ストーリーと区別される。(中略)元々は、単に筋に関連する出来事がひとつの形を形成したもののことをプロットと呼んだ。アリストテレスが『詩学』で既に「始め・中・終り」の3つに区分するという基本的なプロットについて述べている。この基本的な意味でのプロットという用語は、現代でも小説などの創作の現場でよく使われ、物語を作るときの設計図・構想のことを指す。物語のあらすじ、登場人物の設定や相関図、事件、小道具、世界観などがプロットに含まれる。特にエンターテイメントや長編小説などの構成力を必要とする創作では、プロットを練ることが不可欠であると考えられている。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88_(%E7%89%A9%E8%AA%9E)なんて説明されていますが、要するに 全体の構成のことです。文章の設計図、とイメージしていただくとわかりやすいかも知れません。イタコのように霊界から言葉が降ってくるならともかく、通常は、本でも雑誌でも、みなさんがお読みになっている文章の背後には、必ず プロットがあります。どんな長編小説でも、短いエッセーでも、マンガでも、学術書でもプロットの存在なしに 文章を積み上げることはできません。巨大なビルにも 小さな木造建築にも、ポチが住んでる犬小屋にも設計図が必要だっていうのと同じことですね (^^)耐震構造の偽装問題(ひどい話です T_T)が話題になっていますが設計図がガタゴトしていては、出来上がったものも足下が緩くなります。が、同時に、プロットさえできてしまえば、文章を書くのは作業的な仕事になります。つまり、テクニックを使ったり、言葉を吟味したりできる余裕が作れる、ということです。逆から言えば、プロットが立てられないということは、その文章を書くのは無理だ、っていうことにもなると思います。編集者の立場から見ると プロットのない文章をいくら原稿検討しても根本的に良くなることっていうのは、虚空に放り投げた洋服を人間らしく見せようとしてるようなもんで、もう、どーにも あり得えません。なので、この段階での検討が、本作り全体の根幹をなす 非常に重要な位置を占めることになります。そいで。じゃあ、プロット、って 具体的にはどんなものなのか。まず、形式ですが、これは絵でも文でも 何でもありです。映画の黒澤明監督は膨大な量の絵コンテを描かれることで有名ですが、逆に、マンガを描かれる方のプロットが文章だらけ、というのもよくあることです。チャート式や、カード式なんてこともあります。ちなみに わたしのは 非常にオーソドックス(なんじゃないかな?)・・・文章と箇条書きを「→」で繋いで作ります。オシゴト的に言うと、編集者やディレクターが見たときに パッと見てすぐわかる、というのが重要です(笑)で、中味はどうなってるのか。まず、何を書くかのパーツを入れます。創作モノなら 世界観や あらすじ、人物設計・・・あと、「決めのセリフ」なんてものも入ることがあります。実用やエンタメなら 企画の段階で作った目次に沿って各章の目的を明らかにし、そこに盛り込む内容(ネタ)を入れます。この段階では、後で使わなくても別に構わないので、とにかく洗いざらい思い付く限りをぶち込んでしまいます。絵描きさんが絵を描くときに、よく、最初にパレットにたくさん色を作っておかれますが、それと似てるかもしれません。実際に文章にする段になって、「ない」ものを無理無理膨らませるより「ある」から取捨選択していった方が 圧倒的に楽だからです。また、実際の文章中では使わなかった素材であっても、その存在が「ある」ことを意識しながら書く方が 文章に奥行きが出ます。これができたら 次には、文章に仕上げるときの組み立てを作ります。「起承転結」「序破急」なんて言いますが、リズムを意識しながら語り方の順番をおおまかに決め、先に考えたひとつずつのパーツを割り当てて行きます。設計図で言うと、最初に考えたのが部屋の要素だとすると、どんな風に区切って、どの位置に、どの部屋を割り振るのかを決めていくプロセスに当たります。ここをしっかりやっておかないと、耐震構造ヨレヨレになって、文字づらにどんな美辞麗句が列ねてあっても どんな大博士の書いた論文でも すべてがインチキ臭く見えてしまうので かなり真面目に取り組みます。・・・と、言っても クールに計算づくで作るってわけじゃなくて。ハートも大事です。いや、むしろ すごーく大事!!!対面のコミュニケーションでもそうですけれど、不思議なもので、言葉は、言葉になっていないものから先に伝えていきます。文章の向こうにある著者の目が、どんな色をして どこを見ているか。読者は それを ハッキリ感じ取ってしまうんです。だから。プロットの中に、どれだけの思いを詰め込めるか。これが、勝負です。ありとあらゆる目配り、気配りをし、伝えたいことを伝えるために、自分に何ができるのかを極限までつき詰めていきます。実際に印刷する文章を書くというステップは、建物で言えば、大工さんや左官屋さんが入って作業をしているようなものです。ここに和室が欲しかった、バリアフリーにすれば良かった・・・な~んて思っても材木を切り、釘を打ち、壁を塗ってしまってからでは もう遅いですよね。ガッチリできてはいるけれど 息苦しい家。暮らしにくい動線。これ、どんなに名人の大工さんが来てくれたとしても、フォローのしようがありません。そこは、設計の段階で考えておかなくちゃいけないことだったんです。なのでだから。プロット・・・・って、モンは。外からは見えない地味な部分なんだけど、執筆のキモ、本という形の中で燦然と輝くスピリット、なんじゃないか、と思います。わたしたちが 表現自体はそれぞれでも すっばらしい魂を みんなもってる、ってそういうことと、同じコト。・・・・なんじゃないかな、って。ね(^^)ランキングサイトに登録してみました♪ clickしてね(^^)オネガイpleaseやれる! カンタン夢実現法これであなたも「プチ・メジャー」著者:藤沢あゆみ 出版社:徳間書店 サイズ:単行本/203p発行年月:2005年11月ISBN:4198620938本体価格 1,200円 (税込 1,260 円) 送料別★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★new2006.1.7 更新情報★「REIKIセミナーについて」のページを微妙に更新しました。(リンクが外れていたのも直しました m(_ _)m )★「セミナーのご感想」ページを作りました。★アロマテラピーのコーナーに新しいページを作りました。アロマセミナーの企画です。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞご覧くださいませ♪★エログやワンクリサイトへ飛ばすTBが続出したので、現在トラックバックを停止しています。ご不自由をおかけしますがご了承くださいませ。ごめんなさい。m(_ _)m★HEALING TALKのコーナーは、現在、分家へのお引っ越しを行っております。もしよろしければ ぜひ分家の方へもお立ち寄りくださいませ m(_ _)m★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★ THANK YOU ★★★子育て中のお母さんにオススメの一冊★★ 「100マス」だけで子どもは伸びません!転げ回って遊ぶこと。これこそが 子どもに本当の実力をつけることだった!算数オリンピック解説委員の著者が明かす子どもを伸ばす育て方のコツ健康ジャーナル社 1575円(税込) ISBN:4-907838-26-3click! >> 楽天ブックスに在庫が入りました!(送料無料)