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誤帰属という症状は、実はパーソナリティ障害や双極性障害などの症状のひとつでもあり、単に「辛くて八つ当たりっしてしまいがち、他人のせいにしてしまいがち」などと考えていると、重篤な心の病が隠れている場合もありますので、特に鬱やパニック障害、気分の波が激しいなどという合併症場や、虐待や自傷などの行為が思い当たる場合は要注意です。
そこまでではないにしても、誤帰属状態ですと、問題の本当の原因と向き合えないわけですから、解決の方向へ向かうことは100%あり得ません。
ただそれ以上に厄介なのは、お父さんお母さんの心の風邪は感染するのです。 受験勉強においては移してしまう相手はもちろん受験生である子供です。
誤帰属病に感染した子は受験としっかり向き合えず、誰かのせいに、何かのせいにして勉強にしっかり向き合うことができません。塾ではお父さんお母さんのせいにし、家では塾のせいにして立ち回ろうとします。 そして、親子で自分たち以外の原因を探そうと四苦八苦し、塾ジプシーに成り果てます。
もちろん合わない塾、ダメな塾に通い続けることは良いことではありません。 しかし、2回3回と転塾を繰り返し、それでも満足出来ない。ついつい子供の前でも塾や学校、先生の批判をしてしまう。 そんなことに心当たりがあるなら、「誤帰属」を疑ってみて下さい。きっと答えが見つかるはずです。 問題はあなたの中にこそあるのです。
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最終更新日
2014年08月29日 15時35分13秒
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