不動産エージェントな生活、哲学の森と論理の海と

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• ポジション恐怖症

  ２月末の世界的な円キャリートレード巻き戻しによる暴落・・・あの後遺症も癒え、新興国株などは暴落前以上の水準です。でも、ＦＸにおいては慎重な姿勢をいまだに崩せません。それまでは、１つの口座で１０～１５枚程度のポジションを持っていましたが、今はポジションの無いことも多く、だいたいデイトレード状態です。そんな慎重なトレードの方が良いのかも知れません。

  2007.05.01

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• 継続の重要性

  このブログも毎日ではありませんが、ほぼ毎日、１週間に６～５日は書いています続けるものには例えば癖のように無意識のうちに行動していることや、習慣化されたもの、途中で断念する事はそれまで続けた事を否定しかねないといった強迫観念から続ける事もあるでしょう。仕事も同じことの繰り返しで終わるのか、より良く改善していくのか。同じことを続けるだけでは不足する事もあります。が続ける事とは別の問題。　成功事例等を続けることは仕事や投資においてもとても重要な要素です。とく毎回同じメンバーと会議やミーティングなどの場で議論をしていると、何かしらの違和感を覚えることがあります。　メンバーの発言に一貫性が無い事に気付くのです。勿論、一貫性のある人の方が多いのですが、一貫性の無い発言者はただのスピーカーになってしまいがち。聞いていても説得力無く大抵は同意できません一貫性はとても重要です。　私の好きな剣豪でいう流派も一貫性を貫いて極めていった証しです。　ころころ剣のスタイルを変えていると、何も体得し得ないまま敗れていくのでしょう。　一刀流や新陰流などの流派が何百年と伝えられているのも、一貫してその形を変えていないところに因るものでしょう。会社のＦＸ仲間の間でも、フリースタイルでトレードを続けている人がいますが、成績は芳しくありません。　結局は、自分で考え抜いたトレードメソッド（みんな秘密にしていますが）をたんたんと続ける作業の繰り返しで利益を上げているのです。私にも手法、心理、レバレッジ等の管理の３項目にそれぞれのノウハウを挙げて実践しています。　ただし、中には成績とは全く関係の無いものもまぎれており、それを日々のトレードから取捨選択している状況です。トレードノートに書いていることを淡々と実践で利用。不要なもの、間違った解釈のものは排除していく改善。　その地味な作業の繰り返しの上にＦＸの成績がついてくるものだ考えています。　よく楽してＦＸで月１００万円！なんていう商品？もあり私のメールにも良く宣伝がきますが、全く見ていません。　為替市場は１００％予想があたることのない、混沌としたマーケットでありそれが私のトレードの前提にある以上、勝ち続けるというものが本当にあるとすればそれは私自身のトレード手法を否定することになり、結局は利益を落としてしまうからです。

  2007.04.30

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• 売りの難しさ

  以前、テレビ番組でバブル時代の新宿における地上げの様子を、実際に地上げ交渉された住民のインタビューがありました。毎週のように地上げの担当者が「土地、買取ますよ」と来るわけです。　しかもその価格の上がり方が異常で、場合によっては１週間で１０００万円単位の額が上乗せされるといった状態。　最終的には１１億近くだったと思いますが提示されたとのこと。結局その夫婦はどんどん上がり行く地上げ価格を気にしているうちにバブルは弾け、現在は小さい飲食店を経営しながら生活しています。 土地は結局残りますから売り急がなくても良い、と思う気持ちもあるでしょうが、やはりバブル中にどんどん資産価格が上昇していくとなかなか売れるものではありません。あとから振り返ってみて初めて気付くのです。 現在の新興国、特に中国の株式市場はまさにそんな状態。　おおよその人はこれがバブルだと知りながら、上がり続けるマーケットについていこうと投資を続けます。中国の要人によるバブル警戒発言もどこ吹く風。　中国は貧困層を守るべく？通貨の元切り上げの問題でも政策で押さえ込んでいる保護主義の面が強く出ており、思い切った経済政策に打ってでない、といった投資家の思惑も、このバブルを助長しているように見受けられます。いずれにせよ、大きな調整局面を向かえる時がくるはず。ただし、それが１ヶ月後なのか、オリンピック後なのか、３年後なのか・・・まだ上がるものなら持っておきたい。　バブルを知らない私でも新宿の夫婦の気持ちが分かるような気がします。

  2007.04.28

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• 妻の退職

  今日は妻の退職日　つわりがひどい時も頑張って通勤し、普段は弱々しいのに頼もしくみえたりして。水曜日は、「もう折り返しだね」と言って、今度の休みまで指折り数えたり、金曜の夜はハイタッチしたり。そんな事もなくなるのかと思うとちょっと寂しい感じもします。ともあれご苦労様でした。

  2007.04.27

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• 日経デビュー

  新入社員の新年会がありました。そのうちの１人が日経を読み始めたと告白していました。　普段、仕事や投資に欠かせない日経を読み始めた頃を思い出すと、確かに普通紙より字は小さいし、マーケットの事が書かれていても、その内容までは深く分からず、１５分程度で読み終えていました。私の新入社員時代は、ドブ板営業的に鍛えられ、近くに先輩達が住んでいたので、プライベートもほとんどなく、夜中１時頃に焼酎片手に先輩が押しかけ、３時ごろに繁華街に繰り出す有様。　飲んだ後の閉めのラーメンはそのまま朝ごはんとなり、ほとんど寝ていない状態で営業し、またその日の夜は飲み会・・・・　 そんな時の、日経の記事で好きな箇所は国際面。　何か海外の時事を読んで現実逃避していたように思います。 そんな日経も今は通勤３０分、昼に３０分、夕刊３０分と一日１時間３０分程度費やし隅から隅まで読んでいます。仕事は勿論、投資に日経はつきもの。　さすがにこれだけ読んでいれば記事で解らないことはほとんどありません。　それだけに全部読まないと気がすまなくなってしまい、最近ではちょっと重労働になってしまいました。 それでも、投資の収益向上に直結する情報が含まれていたりするものですから、どんなに忙しくでも読まないと気がすみません。 日経デビューした新入社員を見ると、あの私のキツかった新入社員時代を思い出し、現在の日経に対するスタンスとはだいぶ変わってきたことを実感しました。それは投資に因るところが大きく、ちょっとは成長したようです。

  2007.04.26

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• 円高への序章？

  本日、中国の金融要人が中国株式市場のバブルを指摘していました。すぐさま中国市場を見てみると反応薄ながら僅かに下げ。しかしＡ株市場だけはむしろ上がっていました。　 ２月末の暴落なるか？と円買いを仕掛けてみましたが、むしろボラティリティは昨日までより平穏。　為替には全く影響していないようです。  

  2007.04.25

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• フィリピン株をターゲットに

  ＦＸは毎日のトレード。それとは別に長期投資も継続中です。その中で新興国の株は中国株、インド株、ロシア株を筆頭に最近の南アフリカ株も調子が良く、世界全体の好景気の恩恵を受けています。　でもロシア株は売ってしまい、インドのファンドも半数近くは売却。中国株はこの５，６年保有し続けていますが、バブルの様相を呈してきて、売却時期を考えています。 最近投資先に検討しているのがフィリピンとタイの株。　フィリピンはインフラを、タイは不動産の株価が低く株価収益率も低めなものに投資する予定です。　米国の景気がどこまで今後影響するか未知数ですが、ユーロ等の台等で受ける影響も以前より低下しているとの見方もあります。長期投資先として、当面新興国の割安な株を購入することがＦＸの合間の投資方です。

  2007.04.24

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• 東京スター銀行、残念！

  筆頭株主の保有する株を大量に放出するということで、英国のＨＳＢＣなどが名乗りを上げているようですが、今日の東京スターの株価は久しぶりに力強く上昇したようです。 １月に売ってしまっていたので、残念。　最近、東京スターの株価は堅調で、ひょっとしたら情報がリークされていたのかも知れません。　好材料なんてないわけですから。　 インサイダーを疑ってしまいます。

  2007.04.23

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• ポンド円の予想

  ユーロ財政赤字のＧＤＰ比での縮小は、ポンドにとっても長期的に好材料。　ユーロポンドはこの数年、適度な乖離幅を保ちながら推移している、仲良し通貨。 明日からの動きは、概ねレンジ相場といって良いと思います。が注意したいのは来週末から始まるゴールデンウィークの動向です。アノマリー的にゴールデンウィークは海外旅行者等の外貨需要が強まったり、本邦勢による外貨購入もあり円安プレッシャーが通常かかります。 チャートを見ると、おおよそポンドの場合、対等数値を63日程度で判断していますが、３月１４日を起点とした（安値222.6円）場合、５月７日の週が円高ポイントになりそうです。また、一目均衡表でいう基本数値26日で見てみると、4月19日を起点（３円程度円高に）とするとやはり５月７日の週が円高のポイントとなる可能性が高いように思います。しかも「雲のねじれ」も出現するため、今強気な相場も下方へレンジを移しやすい週になるかも知れません。　 ＢＯＥの政策金利上げは折り込みずみであり、据え置きはマイナス材料となります。実際に利上げをすれば、極短時間の円安に貢献するでしょうが、この週に大きなポジションを持つことは危険かも知れません。

  2007.04.22

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• ユーロ圏の財政は赤字縮小が及ぼすもの

  日経にありましたが、ユーロ圏全体の財政赤字が縮小されているようです。為替動向における変動要因として、財政赤字縮小は長期的にユーロ高を演出する材料として捉えることができるのではないでしょうか？　イタリアやポルトガルは苦しんでいるようで、このユーロ高で輸出や観光客への影響が懸念されるところですが、ドイツ経済の堅調もあって、当面ユーロ圏の財政に懸念はないようです。 為替トレードを続けるのであれば、このＧＤＰに占める財政赤字割合もポイントの１つになりそうです。

  2007.04.21

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• ラッキートレード

  ポンド円。　２円下でリミット注文を７本程度入れていたら、あっという間に３円安に。 本日中の決済をあきらめかけていたところ、２円戻して、１円の利ざやを得ることができましたが、今日のトレードは運の因るところが大きく、ちょっと反省点も大きい内容でした。 週末は変化日に該当しそう。　ただし、前にも書いたようにゴールデンウィーク後に現在の水準より円高になっていると予想しています。その後はショートカバーが入ると読んでいます。それまでは大きく動きません。

  2007.04.19

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• 世界のオフィス賃料高騰

  今日の日経夕刊の一面にオフィス賃料世界で高騰とありました。世界的に過剰流動性を増したマネーが不動産市場に流れ込んでいるようです。　日本に関わらずリートへの投資をしている人は、それなりの利益を得ているのではないでしょうか？アパート経営のように、借り入れをしレバレッジを効かせた投資が可能であれば、リートから得られる配当も、利回り低下懸念の中で有効な収入になります。　私の自論は、一般的なレバレッジを効かせたアパート経営は、レバレッジというリスクを負っているので、リートより利回りも多くないといけません。もし、レバレッジをリートにも利用できるのであれば、非常に投資したい先になります。　現時点のワールドリートの利回りはおおよそ２０％超。魅力的な投資対象として、今後もリートには注目していきたいと思います。ただし、不動産金融に身を置いている日常の感覚から、現在の高水準で推移しているＪリートにはさほど興味が沸きません。

  2007.04.18

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• 豪ドルの１００円乗せ

  為替トレードの歴史の中で、今日はちょっとしたアニバーサリーになるかも知れません。豪ドルの１００円台乗せは、心のどこかで無いだろう、と思いつつ、最近の上昇の強さを見ると、あながちあり得ない事ではないかとも思っていました。 ２００１年、豪ドルの定期預金を始めたことは確か７０円台。　あれから３０円近くも上昇したんだと思うと、ちょっと感慨にふけてしまいます。 しかもユーロも１６０円乗せ。乗せたと思ったら１６２円の世界へ。　 この勢いでポンド２４０円再突入もありえるのか？ 私のトレードノートには、本日英国の消費者物価指数が予想より少しでもよければ、１円５０銭程度の円安はありえると書いていました。　昨日の生産者物価指数が良かったので、消費者物価の上昇も視野に入り、朝の相場より５０銭程度低いところでリミット注文を入れ、１円５０銭円安のところで決済注文を。　おおよそシナリオ通りの動きでした。ただし暴落前の水準にポンドも戻ってきました。　週末にはＥＵ財務省の非公認会議もあるようです。　個人投資家の売買比率も気になるところ。　強気のロング責めはやや控え気味が良いと思われます。

  2007.04.17

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• 固定資産税～為替動向

  今月４月は固定資産税に始まり来月は自動車税と立て続けに税金納付がきます。個人的には６月に生命保険の年払いもあり、６、７、８、９、１０月の毎月のように福岡へ行かなくてはなりません。勿論出張ではありませんので、旅費もばかになりませんさて、固定資産税。　約賃料約１ヶ月分の税金納付です。　 そんな税金のネガティブ材料に反し、為替トレードはこの円安で、６口座のうち２口座はすべて決済されノーポジション。　残り４口座も１ポジションのみ。　レバレッジ１倍を下回る「外貨預金」状態です。この外貨預金状態はリスクも低く心地よいものの、ディーラーとしては×。　休むも相場も大切ですが、上昇相場においての休みは怠慢です。 とはいうものの、仕事も現在忙しく、ヘルニア再発でヘトヘト。　買い場が掴みにくい最近の相場に迷いもあるので、こんな時は仕事に逃げよう。

  2007.04.16

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• 侮れぬ豊田市美術館

  まずはＧ７．　円安を容認？するようなゆるりとした内容に明日以降円安に振れそうです。ただ、事前にドイツ財務省の欠席や米国のドル高政策のスタンス、円安を牽制する声が少なかったこと、ドイツをはじめとするユーロ経済の強さ、オイルマネーの流入やドル→ユーロへ資金のシフトといったファンダメンタルの動き・・・　円安牽制する下地ではないといった思惑がある程度織り込んでの為替水準であったのなら、そう動きは激しいものではなく緩やかな円安も考えられるものの、個人的には円高になって欲しいもの。なかなか買い場がなく、躊躇してしまうからです。さて、豊田市美術館は今までいった美術館の中でも、最も充実した施設でとても見応えのあるもの。ヴェネチアの美術館から作品が来ていてとても見応えのあるものでしたが、常設の作品の充実ぶりにちょっと驚いてしまいました。　しかも、１０００円は安い。その安さは美術館内部のレストランの価格も同じ。　美術館のレストランは高い、メニュー少ないという印象でしたが、ここは違いました。　景色もよく桜の木をまじかに見ながら豊田市を一望しながらの食事は格別でしたその常設展で最も目を引いたのはシーレの作品。若くして亡くなった天才の作品で、迫力たっぷり。　クリムトの作品も感動。　また藤田や岸田の作品も。　岸田の有名な坂道の絵全体を描いた「代々木付近」。　作業をしている人はゴッホ的であると評されていましたが、その静かな佇まいぶりはミレーのようにも感じました。とても興味深い作品です。とても満足度の高い美術館でした。　

  2007.04.15

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• G7の後のクロス円

  これまで、特に昨年のこの時期のG7、またドバイで行われたG7、さらには今年はじめのG7.　このG７の後は貿易不均衡問題やキャリートレードの巻き戻し、過剰流動性を増した市場への警笛・・・そんなことから円高に、しかも激しい急激な円高に見舞われています。このG７前になかなか強気の投資ができませんので、ポジションを持ちにくい状態の中、今日はレンジ相場との読みから、いつものちょっと下がったところで買い注文を入れ、朝より低いところで決済注文を入れておく手法が功を奏しました。ただ、前回の急激な円高の際はこの手法が裏目に出たことも事実。　G７後の週明けの動向が注目です。

  2007.04.13

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• 恐るべし会計士

  会計士と仕事をすると、神経を使います。証券化に伴う、日本や米国の会計基準に合致するのか否か、審査の立場として召集がかかりました。会計士も仕事とはいえ、大変だと思います。　慣れないであろう商品の隅から隅まで、深く追求していき、会計基準にそぐわないものはないか、兎に角追求に追求を重ねてきます。会計士と話をしていると、何か尋問にあっているような感覚になってしまい、適度な緊張感が漂います。一緒に仕事をするのはもうたくさんと思う反面、彼らの明晰さに脱帽してしまい、その仕事ぶりは参考になるもの。日常的にその商品を扱う私にとって、時間をかけて習得したスキルを、短時間で辿ろうとするその能力と集中力。　私にはとても無理な仕事だなぁ。

  2007.04.12

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• G7前の円安、行方

  ２月末の世界同時株安、キャリートレードの巻き戻しによる円高ショック前の水準に戻ってきました。この短時間での調整カバーで、うまく利益を出した人もいるのではないでしょうか。私の含み損だった１０～１２個のポジションも一気に息を吹き返し、決済のオンパレード状態。利益もさることながら、今度大暴落が来てもビクともしないリスク管理ができました。G7に円安牽制の最右翼である独財務相の欠席や英国の指標が強かったこと、英国の投資税制緩和のうわさ、また日本の指標も予想より悪かったことなどがトリガーとなって円安を演出したようです。でも、さらに買い上げる気持ちになれず。実効為替レートも極端な円安を示していますし、G7前の、円安牽制が静かなのも不気味。　ちょっと警戒していくつもりです。

  2007.04.11

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• ポンド相場を考える

  今週はG7、また円安水準なのでいろいろ「口撃」があるでしょうが、前回のG7と比較して静かな雰囲気がとても気持ち悪い。ざっと判断ツールを見てみるとIMM非商業ポジションは年末のポンド買いまでには至らないものの、かなり買われてきました。ただし、８万コントラクトあたりで高止まりまたは反転する兆しもあるので、積極的に買い辛いもの。一目均衡表は雲の捻れが近づいているので、波乱があるかも知れませんが、上手く雲の上にいけば同一レンジまたは若干円安に振れてもおかしくない地合いです。５月の利上げは折り込み済み。　ただし、実際に利上げが行われると円安には振れるマーケットのセンチメントに変わりなく。ポンドの周期である６８日～７２日の動きでは、恐らく今月の２４日あたりがポンド安、ゴールデンウィーク前後にかけてポンド高に振れることを示しています。今週のG7を乗り切り、来週の英国指標が良ければ、ポンド高に振れその後はやや弱い動きとなり、５月はじめ、英国の利上げが意識され始める頃に円安に向かう・・・これが当面の私のシナリオです。

  2007.04.09

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• 桜舞う季節に

  身重の妻とのんびり散歩＆選挙へ。まず選挙。　特定の政治家や党を応援しているわけではありませんが、今回は応援しているおじいさん？がいます。　駅前に立ち、「今日、１８○○回の街頭演説を行っております」とひとり、チラシを配っているじいさん。　そのチラシの中身から、政治家としてはちょっとアウトローな側面が垣間見れます。　そんな頑張っている姿に思わず応援。　最近ではこっちから「おはようございます」と挨拶すると、普段あまり声をかけられないのかちょっとタジログ姿が面白いので、街頭演説していると楽しみなのです。そして、縁日。　近所前でちょっとしたお祭りをしていました。　そんななか、ちょっと暇そうにしている宝くじ売り場。　とりあえずツキが良いとされる妊婦の妻に数字を選んでロト６を購入。　でもそういえば、年末ジャンボでは貰った１０枚中、１万円と３千円が当たったので、今回は当たるかも？そして、ソフトバンク。昨日は欲しい機種が無かったので一旦は家に戻ってきて、今日行こうと思い、何気にネットをみていたらネットショップのキャンペーンが目に入りました。　i pod　のシャッフルが貰えるのだそう。　これはラッキーです。　結局ネットショップで購入することに。　店舗に無かった色もすべて揃っていて言うことなし。　昨日戻ってきてよかった。そしてコーヒー。　近所のスーパーでコーヒーに入れると美味しくなるというラムキャンディスが売られていました。　あまりコーヒーにミルク等入れたりするのは好きでは無いのですが、そのラムキャンディスを入れると、これが美味しい！　一発で虜になってしまいました。また、グアテマラのコーヒーも。　グアテマラにはマイクロクレジットの元本部分に寄付しており、個人的に応援しています。　グアテマラのコーヒーも酸味ありコク、苦味強く渋いコーヒーの割りに飲みやすくなっています。　香りもまずまず。そして、来週の為替トレードのストラテジー。　G7を控えているので、ちょっと様子見です。ただ、明日、明後日の、ドル円の値動きは非常に興味があります。　金曜日の雇用統計をどう捉えるのか。　桜の花びらも舞って、鮮やかな緑色の新芽が目立つようになりました。　今年も綺麗な桜が見れてよかった。

  2007.04.08

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• ソフトバンクへ

  現在ドコモも利用していますが、妻がソフトバンクということもあり、ポータビリティを利用しようとソフトバンクへ。料金形態も複雑で分かりにくいものですが、ホワイトプランとパケットし放題で約２０００円。携帯でトレードなどそれほどしないので、これくらいで済むでしょう。ちょっとワンセグの機種が少なめですが、今より月３０００円程度圧縮する見込み。　小さいことからコツコツとです。

  2007.04.07

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• いよいよ非農業雇用統計前

  あと数十分で発表となります。　イースター前で乱高下の危険もある中で動意つくこともなく、恐らくは現在の水準に収束する気配も。ただ、リスクも高く見通しもきかないので、資金を投入することなく様子見が良いと思われます。

  2007.04.06

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• ＢＯＥ政策金利～節約の巧妙

  夕方の英国指標が予想より低かったところで、どれだけの人がポンドショートポジションを持っただろうか。大方の予想通り、政策金利は据え置きに。　これまでのポンドロングカバーが入り円高に。ただし、大きな円高に振れていないことがポイントです。　イースター前でマーケット参加者が薄くなっており通常だったら荒れやすいはずが平穏。豪ドルの政策金利据え置きの後、強さを増していった動きにポンドも添えば、絶好の買い場といえそうです。反面、マーケットは翌週のＧ７を睨んでいるのかも知れません。　Ｇ７では為替について話が持たれるようですが、どのような発言が飛び出すのか。ユーロ圏の経済は好調です。　ドルも強いドル政策を維持する為、不用意に円高になるような発言もしにくいところ。　インフレの目も経済に影響のある利上げよりドル高で抑止した方が容易なはず。個人的には中国に対しての政策が気になるところです。さて、話は変わり、最近妻にお弁当を作ってもらっています。飲み物はインスタントコーヒーを持っていって飲んでいます。勿論間食もしません。　ですからこの頃全く財布を開く事がなく、この２週間ほど歓送迎会以外全くお金を使っていません。しかも、休日に外食してもカード払い。新聞も電気代もＮＨＫもほとんどカード払いなので給料日にお金を下ろすことも減りました。　そのカードのポイントで先日ミスチルとＫＥＮＮＹ　ＧのＣＤを購入しました。とても合理的です。投資、トレードも大切ですが、節約も大切です。

  2007.04.05

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• 上司の死

  昨夜、大変お世話になった上司が亡くなってしまいました。　今は違う部署ですが、つい２週間前に会話を交わしたのに・・・　突然死でした。まさか自分が今日の夜に死んでしまうなんて夢にも思っていなかったはず。　それでも強引に家族とは離されてしまう非業さ。子供もまだ幼いだけに、本当に悔やんでも悔やみきれません。東大卒の、その頭の切れ味に憧憬の念を抱いていました。　ご冥福を。

  2007.04.04

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• 設備投資のアノマリー

  ４月に入り、円安に振れています。　一般的に４月は企業の設備投資が活発になるため、（先日の指標でも企業の設備投資意欲は強い）円安に振れやすくなります。輸出企業の円買いがあるようですが、その注文が過ぎるとさらなる円安の可能性も強くなります。一方でインド市場が一日で５％下落しました。　先日の中国Ａ市場の暴落からすると低い率ではあるものの、一日の暴落としては最大級。にも関わらず、キャリートレードの巻き戻しはありません。イランの英国の問題も悪化することなく推移している、地政学的リスクに慣れた感もあります。リスクはあるものの悪化しない・・・このことは極短期でみればドル高、ポンド高材料でしょう。木曜日に英国の重要指標が揃っています。　ここに予想から良い方向で実質値が乖離すると、さらにポンドが強くなるように思われます。ただし、ユーロを置いてポンドばかりが上昇すると急激な調整も待っています。　１ポンド0.67あたりが過去３年のポンドのユーロレートで、ポンドが高くなった上限。このことからすると、現在の水準でも236円台は堅く、ユーロが160円を目指すとなると、さらに上昇する可能性も見えてきます。リスク要因はやはり米国の経済。　このことはダブついた資金が急速に冷え込むことにより、経常黒字国へ資金が流れやすい構図になることも念頭においておかねばなりません。　キャリートレードはこの数年、為替と金利が添うようにして推移しているものの、数年前までさほど連動していませんでした。　個人投資家の台頭で、90年代のような貿易収支を見て為替を行う頻度も減ったと思いますが、ルーレットのように注目される為替動向の材料が変わるのであれば、円安より円高のシナリオが優位になってくると思われます。まずは米国の雇用統計でしょう。

  2007.04.03

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• ４月新たな気持ちで

  今日から新年度。　昨年度の投資実績は２月末の大暴落以外、まずまず順調。ボンドなどはあと１円も上昇すれば暴落前の水準に戻る勢いです。中国株も大暴落の後、反発、反騰しバブルの様相を見せています。　その他投資商品も概ね順調といって良いでしょう。ただ、日本新興株を除いては。仕事もスタートが肝心と、今日はいつも以上に頑張ってしまいました。　転職心もわずかばかりあるので、ここは無理だろうと思われる会社へ職務経歴書を送付。この職務経歴自己申告書、約４年と半年ぶりに書いたのですが、スキルの棚卸が出来て何をすべきかの整理もできたので一石二鳥でした。今年はＣＦＰを２科目とりたいところ。そろそろ６月の試験にむけて勉強しないといけません。また昇進といったことに無頓着な私も、今年は挑戦権がまわってきました。チャンスが目の前にあるのですから頑張らないわけにも行きません。　そんな年齢なんだと認識。４月に入ると気分も一新するものです。　何か運気みないなものも自分に吹いているような気がします。何をやってもうまく行かない時もあればこんな時もあるもの。　この風にうまく乗らないと、しばらく上昇気流は来ないような気がします。　仕事と投資とスキル。趣味に家族に頑張ること目白押し。　手を抜いている暇もありません。

  2007.04.02

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• 中国の格差社会

  今日のＮＨＫのドキュメント番組を見て、胸が詰まる思いをしました。以前ワーキングプア問題を特集見て考えさせられましたが、今回はそれ以上に衝撃的でした。その格差具合がとにかくひどい。　資本主義経済の歪かも知れません。また、富裕層側の投資会社のアナリスト？達の報告もバブルの危うさを感じました。政府が５０％超の株を保有しているので、株価を上げる政策をしてくれるとか。あるプロジェクトも具体的な数値を上げることなく、個人投資家がこれは儲かると世間話をして士気を鼓舞する程度の内容。その後、細かく打ち合わせられるのでしょうが、このままバブルが続くとは思えません。お金を得ることができる結果の平等を無理やり保つことは、資本主義に反すると思いますが、機会の平等を奪っては成長力に歪が出てくると思うのです。　最低限の社会保障を実現しなくては、格差社会の差は広がるばかり。　それでも国としての発展は可能なのかどうか。　発展して良いのかどうか。機会の平等を実現できるような体制を築いて欲しいと思います。

  2007.04.01

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• ある為替ストラテジストのコメント

  いつも利用している為替取引の会社の為替ストラテジストが作成しているレポートが信頼のおけるもので、毎回目を通しています。その中で、今後円高へ向かう兆候の１つでは？と思わせるものが。今週日本の消費者物価指数が発表になりました。大方の予想通りマイナスの伸びに。私の予想では利上げ日銀による利上げ懸念が遠のいたことにより円安に振れた後、レパトリのような実需による円高が起きるとのシナリオをトレードノートに記していました。ところが、事前の予想通りマイナスになると、途端に円高へ。　これまでの、取引された材料は金利差を利用するキャリートレードです。　その金利差とは主に名目金利。　でも今回はインフレ率を引いた実質金利が上昇したことにスポットがあたったようです。　実質金利は名目金利からインフレ率の差で求められますが、マイナスの伸びは実質金利にとってプラスに作用するもの。そのことが着目されたことは、市場参加者の中に円高懸念が膨らんでいると思われて仕方ありません。希望は緩やかな円安、円安水準の持続です。　が、円高に大きく振れることも想定しておいた方が良いでしょう。

  2007.03.31

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• 期末の為替考察

  先週末のブログでも書いたように今週は円高圧力のかかりやすい週。　大方予想通り週半ばにかけて円高が進行。　ただ、週末にかけて円安に振れたようです。即ち、円高の需要を吸収してしまうほどの円安ニーズがあるということの裏返し。Ｇ７後にまたひと波乱ありそうな気配が漂いますが、欧州の景気は想像以上に底堅く、円キャリーへの注文の程度が気になるところです。　ドルに至っては原油高懸念や地政学的リスクのの存在を完全に払拭することができず、私は円高圧力はまだおさまっていないと考えています。ただし、強いドル政策は地政学的リスクの前で、米国が最も欲するポジションでしょうから、そこにヘッジファンドが注目することもあるでしょう。円を売って外貨を買う個人投資家、上記のリスクを懸念してドルを売るヘッジファンドや投機家。　どちらにつくのが得策なのか。息の長い投資ができるのか。　今週じっくり検証してみます。

  2007.03.30

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• サブプライムローン

  今、米国で問題になっているサブプライムローン。　破産者、所得証明等エビデンスをとらない、数年後に金利が１０％超になる（昔の公庫でいう、ゆとり返済のようなもの）、担保余力増せばより金利の低いところへ借り換えし、凌ぐ・・・　日本の住宅ローン市場ではちょっと考えもおぼつかない融資の実態に閉口してしまいます。でも、サブプライム層とプライム層の線引きはどのように行われたのでしょう。　外資系金融は、その高度なリスク管理手法に長けていて、リスクをとりながら高収益を上げる体質になっています。　顧客ごとのスコアリングを行うことで、適正なスプレッドを算出し融資するのです。そのノウハウは完全なる商売道具なので、知るよしもありませんが、その手法を手に入れるにあたりケースバイケースですが、億単位のシステム投資が必要になります。それは金融機関が積み上げたリスク管理指標に基づいたものであり、私にとっては喉から手が出るほど欲しいものです。これは審査部門の精度向上と適切な金利設定で収益の底上げもはかれ、且つ審査部門のコストを抑えることにもなる有効な投資です。そのシステムを作り出す頭脳はとても緻密であり明晰。　その技術はサブプライム層の選別には有効でも、当のサブプライムに対するデフォルト率や延滞率を弾く有効的な活用はされなかったのかも知れません。マクロ経済の見地を入れた優れたシステムを導入できる金融機関も限られており、米国のモゲージバンカーの甘さも否定できません。　日本の現在の、緩められてしまった与信、審査手法を見直す時期にきているような気がしてなりません。

  2007.03.29

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• 賃貸より持マンション、名古屋人気質

  さる２３日の新聞記事に、名古屋駅近くのマンションが苦戦していると書いていました。私も名古屋駅近くの高層ビルへ移転してきましたが、名古屋駅周辺は高層ビルが建ち、この数年でもだいぶ雰囲気が変わってきました。その名古屋駅近くの新築ワンルームマンションの空き室が目立つようです。地価も上昇しているので家賃も上昇。　駅徒歩９分の８坪ワンルームで月８万円ほど。　徒歩１２分の１ＬＤＫで１０万円～１１万５千円。でもこの１ＬＤＫ、全２１室中、１室しか埋まっていないようです。名古屋は地下鉄で２０分も乗っていれば住宅地になります。もっと広くて、環境もよく快適な立地が多く存在しているので、金額の高さもさることながら、環境面でもイマイチなのでしょう。購入したファンドはミッドランドにあるトヨタの社員をターゲットにしていたようですが、トヨタの社員も１ＬＤＫではなくもっと郊外にもっと広いところに住むはず。　意外と職場の近くに居を構えるのは、仕事から完全に切れないような感覚で望まれません。東京と名古屋では違います。　名古屋人気質は高い家賃を払うくらいなら分譲マンションを購入すると書かれてあります。　場所によっては名古屋での賃貸業は難しいのかも知れません。因みに、私も高い家賃を払うなら分譲マンションを購入するでしょう。　ただし、貸せるマンションに限ります。

  2007.03.28

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• 新興株の凋落

  私のポートフォリオの中で、最もパフォーマンスの悪いものが日本の新興株です。　いずれも昨年末にかけて購入した銘柄２つ。　１つはトッキ、もう１つはラ・パルレです。　ラ・パルレは１７％ダウン、トッキに至っては３５％ダウンです。　投資額はいずれも軽微なものの、残念な結果です。この２銘柄、購入後しばらくは逆に１０％ほど上昇していたのですが、下げる時は一気。むしろ売却した三菱ケミカルや丸紅、東京スター銀行などは順調のようです。ネガティブな材料はさらにネガティブに。　個人投資家のお金は新興市場ではなく新興国に向いているようです。

  2007.03.27

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• 思いのほか強いポンド

  月曜日はその週の動きをうらなう上でとても大切にしている曜日です。朝方、円高に振れたものの、フタをあけてみれば円安に。今日は様子見を決め込んでいましたが、このキャリートレードぶりを見ると思わずポンドを購入したくなります。自分のトレード計画を遵守する、意外と難しいものです。

  2007.03.26

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• 金豚年？　為替来週の展望

  お隣の中国は、今年「金豚年」らしく出産ラッシュが予想されているそう。しかもわざわざこの年に子供が欲しく結婚まで前倒しで行ったカップルも。　この傾向は中国のみならず韓国でも同じのようです。日本ではいのしし、中国では豚。　なんでも、五行という思想があって（京都の五山など、古代の思想は五に特別な思いがあるのか・・・）万物の根源を成すものは金・木・水・火・土だそうです。そして干支があります。豚は多産や富の象徴で縁起が良いらしく、丁度今年は豚と金が交わる年で６０年ぶりなんだそうです。確か、友人から数年前金色に塗られた豚の貯金箱を貰いました。結構嬉しく、今でも我が家の大切な場所に置いています。　　私は豚好きで、携帯のアドレスにもＢＵＨＩ（ブヒ）を入れているほど。会社の机の引き出しにも小さいガラス製の豚が眠っています。その友人から貰った、金色の豚も運気が上がるとして売れているようです。　金豚年にあやかるビジネスの匂いもしてきますが、中国や韓国の人がこの金豚を大切にする気持ちに変わりません。そう考えると豚ってイスラムの世界でも豚肉を食すことは許されないことですし、西遊記でも猪八戒が活躍します。　金豚年は豚を見直す良い機会を与えてくれました。金豚年に産まれた子供は一生お金や食べ物に困らないと言い伝えられているそうです。ちょっとしたベビーブーム。中国の受験戦争が熾烈になるのでは？とややお節介的見方もあるようですが、どこまで出生率に影響を与えるかは未知数。　でもメデタイ事なので私は単純に祝っても良いと思います。さて、来週で年度最後の週。　仕事も忙しくなります。　為替の方はじわり円安論を唱えるエコノミストが多いようですが、トレードは極力控えたいもの。　特に月曜の動きはその週に影響を及ぼしやすく、月曜でつまづくと利益も出しにくく、また消費者物価指数の発表が週末に控え、レパトリも勘案すると円高に触れるリスクも大きいもの。　ロングポジションをいくらか持っているので、不用意にロングは持ちづらく、かと言ってショートでの戦略も立てにくい。　ポンドは短期的に上値抵抗線に弾かれるような格好になっているので、持ち合いレンジの中、週末にかけて素直にわずかに円高に振れると読んでいます。

  2007.03.25

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• マット今井さんのセミナーに

  マット今井さんの為替セミナーへ行ってきました。　今年、４回目のセミナーです。　よく行くな～と我ながら関心してしまいます。前回のマット今井さんは１ドル１２８円までありえると、かなりの円安論者でしたが、その基調は世界同時株安後でも変わっていないようです。　とはいっても、チャート上の下値抵抗線を割れこむと１１０円もありえると、保守的なスタンスも築いていました。リスク管理にウェイトをおいた今回のセミナー。　毎回のことながらとても有意義な講演でまた機会があれば参加してみたいと思います。

  2007.03.24

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• なぜ貯蓄から投資なのか

  日経の夕刊一面に家計の金融資産が１５４０兆円と過去最高になった記事がありました。投資信託や国債の保有額が軒並み伸びたようです。その資金の最たる出し手は退職金でしょう。貯蓄から投資を促す理由はいろいろあるでしょうが、為替の面からみると、約１０年ちょっと前の１ドル７０円だった頃とダブります。当時大蔵省の金融局長だった榊原英資氏は機関投資家に投資をしてもらおうと躍起になっていました。　その動きは不良債権やバブルの後遺症でコチコチに固まった企業の投資意欲を氷解するまでには至りませんでしたが、ジャパンマネーがユーロ圏に戻ってくると期待した思惑からヨーロッパの株価が上昇、ほどなくして円安に向かっていきました。日本からの投資マネーが海外へ流出すると円安圧力となり円安に向かいやすくなります。あれから１０年経った現在は、団塊世代が退職金の運用を海外の不動産や株、新興市場へ流れています。　また、為替証拠金取引も旺盛で、つい数年前までは個人投資家の動きはさほどマーケットにおいて影響も薄く存在感もなかったのですが、今は売買の２０％以上を占めるようになりました。今後しばらくはこの流れが続くでしょう。　脅威なのは郵貯銀行です。郵貯のネットワークがさらに投資信託の残高を増やしていくと考えられます。中長期的チャートを見ればドル円はさらに上昇傾向を示しています。個人的には円高懸念が払拭できませんが、この貯蓄から投資への流れは、そうやすやすと円高を形成してくれそうにありません。反面、その流れが滞ってしまったら・・・　　円高局面を迎えるのに間違いなさそうです。

  2007.03.23

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• 南アフリカのDRD GOLD

  先々週、南アフリカのDRD　GOLDという金鉱企業株を購入しました。　南アフリカの企業の情報はネットで見ても有用な情報はほとんどなく、とても困難。　ただ、ADR（米国預託証券）として売買でき、このADRの発行基準は米国会計をクリアーすることであり、１つの指標となります。GOLDは数年前からすると、やや高止まりの感もありますが、この金と連動しやすい企業の株価が割安のように思え、投資しました。　金は石油に連動しますし、ドルが安くなると買われ、よく反比例の動きをするので、為替をしている私としては、ドル安→円高　金鉱企業の株上昇　と想定するのです。ただ、最近の南アフリカランド通過高によって、南アフリカの輸出企業は結構大変は思いをしているはずです。金の輸出企業も例外ではないと考えますが、金の産出１位の地位は揺らぎそうになく、他の金産出国の通貨も総じて上昇してしまえば、ランドの相対的通過高の懸念は薄れるはず。そんなところに目をつけて、購入しました。　購入後８％ほど上昇していますが何分値動きの激しい国の株。　あまり信用せず、大きな取引は控えた方が賢明でしょう。

  2007.03.22

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• ボストン美術館～市場へ

  子供たちを描いた絵画展を開催している名古屋ボストン美術館へ観にいってきました。　アメリカ絵画に触れる機会とあって楽しみにしていました。　先週、取引先の方からチケット２枚と絵画の説明本を頂き、事前に説明本を読んで準備万端。どれも良い作品ばかりで、個人的にはエルミタージュよりテーマがはっきりしていた分、愉しむ事ができました。　その中の、イーストマン。ジョンソン作「お父さんへの手紙」に心惹かれてしまいました。南北戦争に父は出兵し、その父に一生懸命に大きな椅子に腰掛手紙を書いています。とても痛ましく絵ですが、その男の子の服は仕官学校の制服を着、この家の支えを小さい体で担うかのようにも見えます。また、こんな真面目な少年がいてこそ、近い将来アメリカの支えにもなると。　そんな注釈もあります。絵の中にある作者の思いやメッセージを読み取る能力は、トレードや投資にも有効です。　映画の筋読みは投資力を鍛えると、ある本にも書いていましたが、その通りだと思います。その美術館のまわりでは、学生らしき人たちが自ら描いた絵やアートな置物等を販売しています。文化の一端に触れる休日は、数字と向かい合う日々の磨り減った神経をメンテナンスしてくれ、明日への活力になります。　その後は毎月２１日に開かれる、地元の縁日に行ってきました。　出身は名古屋でないにせよ、日本の縁日はどこも同じ。心地よい懐かしさがあります。　タコ焼きやみたらし団子等お約束のものを食べ満腹に。良い祝日でしたが、為替マーケットの方が稼動しています。　今日は売買が細いようですが、緩やかな円安基調のようです。　　

  2007.03.21

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• 尻尾を捕まえにくいポンド円

  このところ、ポンド円は２２６円～２２８円の間で大人しいレンジ相場を形成していて、心地よいトレードも可能でしたが、２２５円まで下げたかと思うと、わずか４０時間で５円も円安に。　その間も上げ下げを繰り返し、サラリーマントレーダーのもどかしさを露呈しまった値動きでした。先ほどのトピックスで、中国が外貨準備を行う予定はないとったコメントがトリガーになって大きく振れた円安基調から円高に若干戻した展開となっています。その中でもドル円は安定？して一方的に円安になりません。　チャートは見ていませんが、需給関係を見るとやはり円高プレッシャーの方が強いような印象を持ちます。３月の最終日前後はレパトリの効果なのか円高に振れやすくなるのでロングポジションを持っている人は注意が必要でしょう。４月は一般的に企業の設備投資が活発化しますので、円安に振れやすい地合いとなります。

  2007.03.20

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• 為替相場、月曜の朝は・・・

  このところ、月曜の朝、特に７時～９時にかけての動きほどアテにならないものはありません。極端な動きをしてしまいます。　特に２月２７日の大幅調整以来、円高に大きく振れてしまいます。その日の動きを反映したとしても、１週間でみれば全く逆の動きをしていることが多く、ちょっとナゾです。ウェリントン、オーストラリアの市場ではドルに対してネガティブに反応しているようです。日本時間に入ると、日本の個人投資家が起き出し、仕事へ向かう前に注文していくのかも知れません。　大半はロングポジションです。よく思い返してみると、個人投資家の売買比率は相場が混沌としてくると、限りなく５０対５０に拮抗することもありました。　現在はと言うと、ロングポジションが圧倒的に多い。FXに新しく参加してきている人たちは、急激な円高を経験していないのか、積極的な買いを入れてきます。　所謂逆張りです。　日本人は逆張りが好きな国民性とありましたが、（欧州は順張り）その動きが円高を踏みとどまらせている大きな要因です。その動きは、勿論プロのトレーダーにも影響を及ぼすでしょうから、現在の円高進行停滞は当面続きそうです。でも、円安トレンドになるとも思えず、ロングポジションは時期尚早かも知れません。ただし、ポンド円の周期を見ると、そろそろ円安トレンドに入りそう。注意したいのは、その円安トレンドがどれほど続くのか。２日で終わりフタをあけてみればその２日がこの数ヶ月の最円安圏だったともなりかねません。３月は動きやすい相場を形成しがちですから、個人的にはこの居心地の良いボックスが続けばと願うばかりです。

  2007.03.19

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• トップページの変更

  気分転換にトップページを変更しました。タイトルも小変更。　トレードノートは実際に私がつけている、主にFXの戦略や反省を記したものです。　そのトレードノートの「戦略の前哨」にこのブログがなればとの思いでタイトルの前に。またポルシェを○○にしました。　勿論、ポルシェは好きで所有してみたい車。　でもそれが一番かと問われると考えてしまいます。行き着くゴールはポルシェではなく、住宅かも知れないし、投資の原資かも知れないし。でも、投資をするからには何か物欲を満たすことも楽しいもの。　とりあえず○○にしてみました。摩天楼の背景は、楽天のものですが、私自身高層建築物が好きなので、思わず選んでしまいました。これからも少しでも有用な事を書いて行きますので、宜しくお願いします。

  2007.03.18

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• 家主としての責任

  今日、仕事帰り携帯に１本の電話が。それはマンションの管理を委ねている管理会社からでした。なんでも、マンションの標準でついている浄水器メーカーから、フィルター交換のご案内が届いたとのこと。　それとシャワートイレの調子が悪いらしい。決して家賃には反映されていないこれらのものも、借主が気持ちよく生活できるように交換するのも家主の責任です。とはいえ、車の修理に住宅設備への資金と出費が続く時は続くものです。次は何かな？

  2007.03.15

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• 災害被害　確定申告

  友人が水害に昨年遭ったので、確定申告して還付を受けられるよう、資料を作りました。その友人から無事確定申告して還付の段取りが済んだ連絡がありました。FPでちょっと勉強しといて良かった～

  2007.03.14

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• スバルカード、カードと投資

  先日、車のラジエーターが壊れてしまったので修理をしましたが、何だかんだで９万円程度かかりました。スバルカードというキャッシュカードがあるのですが、もう１０年近く愛用しています。とはいっても、使っているのは車検や修理、スバルでのオイル交換など。　メリットは次の２つに集約されます。１つはオイル無料券が贈られてくること。そして１つは５％オフになること。　今回約９万円かかった訳ですから、５％オフで４５００円得したことになります。　現金で払うよりスバルでスバルカードを利用するとメリットが大きいのです。普段利用しているのは、GEの黒いカード。　とはいってもブラックカードではありません。　そのカードは還元率が１％ですから、１０万円使って１千円戻ってくるわけです。　電気代やガス代、携帯代に新聞代、また日常のコーヒー代、帰省旅費代などに利用しています。私の場合、年間カード決済が１００万円ほどですから１万円は戻ってくるのです。　カードを持っていると気持ちが大きくなってたくさん使ってしまう・・・　そんな事はありません。カードは有効に使えばとても便利なツールです。　ただし、使い方を間違えれば切れ味鋭いナイフと一緒で怪我をしてしまうでしょう。自分をコントロールできない人は×でもカードがナイフだったら証拠金取引は日本刀です。　自分のコントロールができない場合、投資にも向いておらず貯蓄にひたすら励んだ方が得策です。いずれ、税金や年金もカード決済が可能となるようです。　また、投資信託なども一部でカード決済ができるかも知れません。　そうなれば還元される額も侮れなくなります。

  2007.03.13

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• ９０年代半ばの円高を振り返る

  マスコミの報道がすべて正しいわけではありません。私が大学生の頃、一ドル７０円まで円は高騰しました。　その原因は米国等の諸外国による協調介入だと思っていました。日本の貿易黒字が大きいものだったからです。アメリカの輸出産業界からのプレッシャーが要因と考えたものです。リチャードクー氏の投機の円安、実需の円高は目からウロコでした。日本の輸出企業によるレパトリが主因との説。今ではこれがスタンダードな説のようです。３月のこの時期は、日本の輸出企業が儲けた外貨を円に買える為、円高プレッシャーの要因となります。　日本は慢性的に円高にさらされているのです。貿易黒字国の定めですが、為替相場の現状は資本取引の影響が大きいので、貿易収支ばかりを見ているわけにもいきません。ですが、３月の円高リスクは注意して、特にFXの場合は資金管理が重要になってくるでしょう。

  2007.03.12

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• 星のふる夜に

  １３，４年前の絵本です。　千住３兄弟の千住博さんが描いたものです。その絵本には言葉がありません。　あるのは綺麗な絵だけ。　小鹿が親元から離れ道に迷った挙句不思議な世界に入り込み、流れ星に導かれるようにまた戻っていく物語です。この絵本の中の挿絵のシルクスクリーンが４０万円で売りに出ています。　その絵は湖のような畔に小鹿が佇んでおり、水面は満面の星空を投影し空と水の境目が無くあたかも星空に漂っているかのような、とても幻想的で心落ちつく絵なのです小鹿はその星空をみて和んでいるのではなく、道に迷い不安な気持ちの中で星空を照らしている水面をただ見ているだけ。そんな小鹿の不安とは対照的な美しい星空、境目のない星の風景。　いま居る場所は宇宙の一部であることをこの絵は教えてくれます。　私もどっちの道に行こうか、これまでも、またこれからも分岐点に出くわす事があるはず。　その小鹿に自分を投影させてその絵に入りこんでしまいます。　とても欲しい絵なのですが、４０万円は私にとって大金で株や外貨を購入するようにはいきません。　ですから絵本を買いました。　絵本は心を癒してくれます。　子供の本だと思っていましたが。疲れている方に絵本はお勧めです。

  2007.03.11

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• ババ引き世代と呼ばれて

  最近、ババ引き世代だと言われます。なんのことやらと思っていたら、思い当たらないわけでもありません。私は団塊ジュニア世代です。確かに子供の頃は子供が公園を占拠していましたし、朝の通学風景も子供がうじゃうじゃいました。私の通った小学校に甥ッ子が現在は通っています。　生徒数を聞くと５００人足らず。　近くに県庁が来たことで多少人口流入したのに増えていません。純減です。私の頃は１２００人を超えていました。　私達の教室は部屋がなく、視聴覚ルームを代用する有様。　とにかく子供が多かったのです。そんな私達が小学校を卒業すると、体育館が立派に。　そういえば大学も卒業直前になって綺麗な図書館が完成しました。　あれは間違いなく、子供の数が減ることによる（大学間の競争も）生徒を呼ぶ策の１つです。　学校の校舎や体育館が卒業後に新設されるのは、とりあえず、団塊ジュニアが激しく利用？したことと、まずは卒業させて子供数が調整された後の方が工事に取り掛かりやすいから、との理由であると今でも私は思っています。他にババ引き世代と呼ばれる理由を考えると、やっぱり就職活動でしょう。　最近まで氷河期だったようですが、私達の時もかなり厳しいもので、特に地方のめぼしいところは全くと言っていいほど求人にはネガティブでした。　私は名刺を作って歩きまわりましたが、採用０では仕方ありません。　ですから、団塊ジュニアの層が薄い企業は慌てて人材を吸収しようと躍起になっています。　今の新卒者は自分を安売りしない方が得策です。　そんなマクロ環境を利用しない手はありません。　私達の時は安売りの特売状態。　団塊ジュニアは人数だけは豊富にありますから、あらゆる職種・企業に浸透しています。　転職が今ほどフリーではなかったので、悪い処遇の中頑張っている友人もたくさんいます。　そう、職を選ぶ機会は今より不平等で最悪期だったと思います。　株価を高値で掴むようなものでしょう。また団塊ジュニアはバブルを知りません。私の投資手法は保守的です。あまり損もしませんが、大きな利益を取ることもありません。　好景気の乗り方が下手なのです。会社の環境も変わってきました。会社の中でも世代間人口が極端です。　団塊ジュニアのちょっと上のバブル世代がとても多く、なかなか上へは行けない状況です。　前職も現職も業界は違いますが、そんな「頭でっかち」の構図は同じです。団塊ジュニアに限らず年金不安もあります。が、団塊ジュニアは今の団塊世代と同じ問題を起こすでしょう。大量退職者による健康保険資金の枯渇なども懸念されます。そこに少子高齢化が加わります。ババ引き世代と言われると寂しい気もしますが、ポジティブに考えると、それだけ同級生も多く、友達もできやすい。　事実、九州はじめ、関東、中部と転勤しましたが、知り合いになった人たちの年齢を聞くと団塊ジュニアだったりします。　団塊ジュニアが子供を産むので出生率は僅かに上昇しました。　団塊ジュニアの子供達も友達に困ることは無いはず。私は会社でバブル世代と戦っています。　「ババ引き世代」が浸透しないように。

  2007.03.10

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• 雇用統計、その後

  先日のユーロ政策金利に続き、本日の米国失業率発表のイベントが終了しました。大方の予想通り予想より良い結果になった為、ドル高が急速に進み、またつられてクロス円も上昇。ショートも抱えておりジレンマがしばらく続きそうですが、円安方向は株価にも好影響を与えるので、まずまず良好です。来週明けは貿易収支等マクロ指標が続きますが、為替需給においてマクロ環境の影響は現在薄いようなので、そう荒れた相場にはならないようです。　ただ、先週のような大きな調整はマイナス面が強く出るので、個人的には４月にかけて緩やかな円高基調を保ち、４月から本格的に動く為替相場においてゆったりとした円安に動くことが理想です。今日のような世界株調整後のイベントは為替相場に与える影響も大きく、あの瞬間的な動きはちょっとした魅力でもあります。

  2007.03.09

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• FX 現在のビジョン

  とにかくレンジ内で彷徨っています。　あと数分でECBの金融政策が発表されますが、利上げは折り込み済み。　その後の会見でトルシェ総裁がどのような表現をしてくるか。綿密に監視、強い警戒などの表現次第では２ヶ月後だったり、来月の利上げだったり。当面利上げがないとなると円高要因でしょうし、強い警戒といえば円安になるかも知れません。　ですが、そもそもキャリートレードの巻き戻しで金利差の影響は強いのでしょうか。為替市場の２割の存在感を示していた個人投資家のアセットはかなりダメージを受けています。私の周りでもロスカットした人は２人もいました。　また含み損を抱えてしまい、トレードできないでいる人もかなりいます。　そんな状況の中で積極的に売買できる個人投資家はふるいにかけられた後で少ないと思います。　暴落前より余力がないのです。　私はまだ円高圧力が去ったわけではないと考えています。　米国はインフレを警戒しているものの、先行きの景気に関しては懐疑的です。　これまでのドル高を維持すればある程度のインフレは抑えられるでしょうが、もしドル安になってしまえば利下げを行うことは難しくなると考えます。　景気の先行きに敏感な長期金利は低下傾向にあります。債券の価格上昇はドル高を誘発するかも知れません。が、そもそも景気後退局面において、ましてや地政学的リスクが台頭すればドル安に振れるシナリオも考えなくてはなりません。　すなわち円高です。また、日本企業がM&Aの対象になれば円が買われる為円高プレッシャーになります。　中国の元が市場原理に基づいて動きだすと近隣諸国には購買力平価が働き円高要因になるかも知れません。　ただし、この動きには私は懐疑的で、事実、タイを基点としたアジア通貨危機の際は隣国の通貨も下げましたが、昨今のグローバル化において多用なリスクヘッジが行われ、活発な資本取引の現状下においては、購買力平価は二の次三の次の要因であり、目先の為替動向に影響を与えるものではないと考えています。とは言っても日本の利上げは、当面しにくい状態であるのは間違いありません。日銀内部でも意見が分かれていることからも伺えます。４月以降、活発になる為替相場の中で円高リスクは常に念頭に入れて置かなければなりません。スワップ狙いの長期投資を行うには、現在の水準は実効為替レートをみてもまだまだ円安なのです。

  2007.03.08

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• FX 現在のビジョン

  とにかくレンジ内で彷徨っています。　あと数分でECBの金融政策が発表されますが、利上げは折り込み済み。　その後の会見でトルシェ総裁がどのような表現をしてくるか。綿密に監視、強い警戒などの表現次第では２ヶ月後だったり、来月の利上げだったり。当面利上げがないとなると円高要因でしょうし、強い警戒といえば円安になるかも知れません。　ですが、そもそもキャリートレードの巻き戻しで金利差の影響は強いのでしょうか。為替市場の２割の存在感を示していた個人投資家のアセットはかなりダメージを受けています。私の周りでもロスカットした人は２人もいました。　また含み損を抱えてしまい、トレードできないでいる人もかなりいます。　そんな状況の中で積極的に売買できる個人投資家はふるいにかけられた後で少ないと思います。　暴落前より余力がないのです。　私はまだ円高圧力が去ったわけではないと考えています。　米国はインフレを警戒しているものの、先行きの景気に関しては懐疑的です。　これまでのドル高を維持すればある程度のインフレは抑えられるでしょうが、もしドル安になってしまえば利下げを行うことは難しくなると考えます。　景気の先行きに敏感な長期金利は低下傾向にあります。債券の価格上昇はドル高を誘発するかも知れません。が、そもそも景気後退局面において、ましてや地政学的リスクが台頭すればドル安に振れるシナリオも考えなくてはなりません。　すなわち円高です。また、日本企業がM&Aの対象になれば円が買われる為円高プレッシャーになります。　中国の元が市場原理に基づいて動きだすと近隣諸国には購買力平価が働き円高要因になるかも知れません。　ただし、この動きには私は懐疑的で、事実、タイを基点としたアジア通貨危機の際は隣国の通貨も下げましたが、昨今のグローバル化において多用なリスクヘッジが行われ、活発な資本取引の現状下においては、購買力平価は二の次三の次の要因であり、目先の為替動向に影響を与えるものではないと考えています。とは言っても日本の利上げは、当面しにくい状態であるのは間違いありません。日銀内部でも意見が分かれていることからも伺えます。４月以降、活発になる為替相場の中で円高リスクは常に念頭に入れて置かなければなりません。スワップ狙いの長期投資を行うには、現在の水準は実効為替レートをみてもまだまだ円安なのです。

  2007.03.08

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