住宅ローンの延滞懸念
アメリカではサブプライムローンの延滞やデフォルトが問題になっているようで、モゲージバングも結構潰れて、大手金融機関も多額な引き当て金を計上すると記事になっていました。私も住宅ローンの審査をしていますが、様々な人がいます。 計画的な人もいれば、全く無計画なものも。 年収300万円台夫婦で7000万円借り入れ希望などといった案件も・・・住宅メーカーの営業マンも必死です。 私も不動産を販売していたので気持ちは分かりますが、無謀な資金計画では将来返済に行き詰ってしまうのは想像できます。先日、ある記事に日本は住宅投資の負担が大きく、その分株式投資等のリスク資金にまわせる余力がない、と書かれていましたが、それもあるでしょう。 また、お金の教育も不足していることはこのブログでも何度も書きました。でも、住宅を購入する人の中にはコツコツ貯金し、投資信託で地道に増やし、節約して現金で購入する人の存在は少なくありません。 住宅は必ずしもローンで購入しなくてはならないわけではありません。 賃貸の供給サイドがイマイチなので、また社宅の無い人は購入した方が得策だと、家を買います。 延滞分析や債券管理側から住宅ローンを眺めてみると、住宅ローンで苦しんでいる人はたくさんいます。 年収の多い少ないに限らず身の丈にあったプランを立てることがとても重要でしょう。