【人とうまくつきあうコツ】
【人とうまくつきあうコツ】 AIやSNSの重要性が、さらに広まりそうな社会になりました。 ただそれでも、人と人との関係性が私たちの幸せにつながることは変わらない と思います。 メールやLINEを使ったコミュニケションのあり方は、すでに当たり前です。 しかし、一方では直接的に人とふれあいたい、と思う人もたくさんいます。 アメリカのハーバード大学の研究によりますと、人間関係がうまくいかず失業 した人の数は、仕事がうまくできないために失業した人の2倍だそうです。 つまり、人間関係がいかに難しいものなのか、これは何千年も変わらないよう です。 もう一つカーネギー研究所という機関での調査ですが、仕事上での成功の要因 として、本人の知能や技術力が15%で、85%は仕事での人間関係をうまく行 える人だ、という結果があります。 つまり、自分と他者がいかにうまくやっていけるか、これはとても重要な問題 だといえます。 人とうまくやっていくためには、いくつかのコツがあります。 一つは、人と相対するときや会話するとき、あるいは話を聞くときは、無表情 や険しい顔をしないことです。 笑顔であるのが理想ですが、そうはいかないこともあるでしょう。 もし笑顔が無理なら、せめて微笑みはマナーとして持っておきたいものです。 そうしなければ、相手は心を開いてはくれません。 また、相手の名前を覚えておくことも大切です。 もう一つは、相手へのリスペクトです。 過大なリスペクトはよくないですが、相手が信頼を寄せてくれる程度のことは 心得ておくべきです。 これらが、相手を気分よくしてくれるのです。しかも、最も簡単で有効です。 また、老子の言葉の中にも人間関係をよくするための教えがあります。 それは、『他人には、寛大であれ』というものです。 人は、なぜか他者の失敗やしくじりに過剰に反応しがちです。 どうしても、イライラするのです。 それくらい、他人に寛大になるのは大変難しいことかもしれません。 これは家族間でも同じです。 ただ、『寛大になりましょう』、というのは『受け入れなければいけない』、と いうことではありません。 「あの人にはあんなところがあるんだな」、というレベルでよいのです。 そう思えば、腹が立ったりイライラすることもなくなると思います。 このとらえ方が、相手を『受けて止める』ということです。 あえて、受け入れるのではなく、相手のことを冷静に事実として認めることで 十分です。 他者に寛大になると、自分自身への肯定感がアップします。 感情を込めすぎずに相手を認めると、自分にも冷静になれるからです。 すぐにはできなくても、くり返していくうちに自分の変化に気づくことができ ると思います。 (by ハートリンクス)