【感謝体質は運が向上する】
【感謝体質は運が向上する】 感謝することは大切なことだとわかっていても、人から「感謝しなさい」と言 われると、ついかしこまったりします。 とくに今の時代では、この感謝の仕方がよくわからない、という人が多いかも しれません。 正確には、「どんなふうにすれば、感謝したい気持ちが湧くのかわからない」 ということです。 「感謝」の語源は「感恩報謝」というものだといわれています。 「感恩」には、受けた恩をありがたいと思う、という意味があり、「報謝」に は受けた恩に報いる、という意味があります。 人や自然界などを含むすべての、人・モノ・事から受けた恩に対して、心から 礼をもって報いる、これが「感謝」です。 感謝することが、ふだんの生活に溶け込んでいる人は、運がよい方に向いてい きます。 たとえば、人から何かの施しを受けたら、その人に「ありがとうございます、 心から感謝します」と気持ちをこめて言います。 すると相手は、そんな気持ちで礼を尽くして言ってくれるなら、もっと何かを 与えてあげよう、あるいは、もっとよくなるような手助けをしてあげよう、と いう気持ちになります。 つまり、感謝をしたらそれだけ、またいいことが還ってくるという、いい循環 が生まれるのです。 これが、運が向上することの形です。 お釈迦様は、なかなか感謝できない人のために次のように説きました。 それは『知恩・感恩・報恩』という三つを理解しなさい、というものです。 「知恩」とは、自分がいろんなことから支えられていることを知るということ です。 これが分かれば自然に「感恩」という感謝の気持ちが生まれてきます。 感謝の気持ちが生まれたら、次に恩に報いたいな、という「報恩」の気持ちが 生まれます。 つまり、お釈迦様は自分以外のものから受けた「恩」を、しっかり受け止める ことの大切さを説かれたのです。 「感謝」したくなる気持ちになるには、「恩」というキーワードを理解すること です。 あらゆることに感謝できるなら、運は向上していくに違いありません。 (by ハートリンクス)