ハートリンクスのブログ

全3675件 (3675件中 651-700件目)

< 1 ... 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ... 74 >

• 【意志の弱さを克服するヒント】

  【意志の弱さを克服するヒント】　ビジネスマンも最近では、英語や中国語を話せる能力が求められる時代になり　ました。　語学が得意でなくても、仕事にはあまり影響しないという時代もありましたが、　これからはある程度の語学力も必要です。　そんなとき、とりあえず英会話を学ぼうとチャレンジする人がいるかもしれま　せん。　しかし、語学のスキルを身につけるには、意志の強さが必要です。　意志が強くなければ、地道にコツコツと毎日時間を割いて学ぶことはできない　でしょう。　自分で決めたことは、何であってもやり遂げるような意志の強い人もいれば、　途中で続かなくなる意志の弱い人がいます。　では、意志の強さ弱さは、持って生まれた天分かというとそれは違います。　意志が弱くても、何かの工夫をすれば強くすることができます。　４～50年ほど前ですが、ウルトラマンや仮面ライダーといったテレビ番組が　放映されていました。　その当時のある家庭の父親の話があります。　5歳の息子さんが、お父さんにウルトラマンと仮面ライダーの絵を描いて、と　せがんできます。しかし、お父さんは絵が苦手でした。　それでも、かわいい息子が頼むならと思い「一枚だけ、描いてあげよう」と　言って画用紙に描き始め、やっとの思いで完成させました。　子どもは大喜びです。　しかし、子どもは次の日も、その翌日も描いて、描いてと言ってきます。　しばらくこんなことが続いたのですが、お父さんはこのままではいけない、と　思ったのです。　どうせなら、いやいやながら描くのはやめよう。イヤだ、面倒だという気持ち　を捨てて本気で描こう、それがかわいい子どもに応えることになる、と思った　のです。　それから、絵本を模写することから始めました。　何日か続けていくうちに、模写をして描くことに打ち込んでいると、なぜか楽　しくなってきたのです。　子どものために、という理由もありましたが、「絵を描くことに打ち込む自分」　がいることに気づき、集中することの心地よさを感じるようになりました。　すると、今までより出来栄えのいい絵が完成したのです。　子どもは喜んでくれ、お父さんも絵を描くことが、ストレスの発散にもなって　いったそうです。　意志が強い、弱いのいちばんの違いは、夢中になり熱中する度合いの強さ弱さ　なのです。　つまり、打ち込み方と集中力が深いほど、意志の強さに比例する、と言えるの　です。　たとえば、英会話を上達するには、いかにして英語が好きになれるかの工夫が　必要です。　一つの例ですが、まず英文に慣れるために文字を書くことから始めてみるのも　よいでしょう。　もし、つき合っている人がいるなら、その人へのメールを英文で送るなどもよ　いかもしれません。　今では、翻訳機能もありますから、相手に意味が伝わる確率も高いはずです。　このような工夫をして、自分が打ちこめるようにしていけば、それまで意志が　弱いと思っていた自分も、やればできるという自信がつくようになります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月09日

  コメント(0)

• 【当たり前のことにも、嬉しくなれる考え方】

  【当たり前のことにも、嬉しくなれる考え方】　道元という偉いお坊さんが、悟りを得たとき次のように語りました。　『人間の顔には、目が二つあり耳が二つあり、顔の真ん中に鼻がある。　　その鼻にも二つの穴があり、顔の下には口がある。　　私は、このことを知り悟ることができた』　この話の本質は、当たり前のことを当たり前だと思ってはいけない。　ありのままのことの中に、悟るべきことがある、それがわかった。　ということです。　ある心理学者によれば、　「世の中も、自分の人生も、すべて思い通りにならなくて当たり前である、と　　思っていれば、思い通りにならなくても、腹が立つことはないでしょう。　　また、悔しい思いをしたり、悲しく思うこともない。　　思い通りにならないのが当たり前、と考えていたとき、たまたま自分の思い　　通りに物事がすすんだら、嬉しくなる。　　そんな気持ちで生きていれば、毎日が楽しくなりますよ」　これは、自分が当たり前であることの基準をどこに置くか、によっても感じ方　が変わってくる、ということです。　日本では、新幹線や電車などは、時刻表どおりに動くのが当たり前です。　ところが、よその国では、１時間ぐらい遅れることが当たり前です。　そんな国でも、たまたま時間どおりに電車が走れば乗客は、思っていたよりも　早い時刻に目的地に着くことができますから、喜んでくれます。　このように当たり前であることの基準、これをどこに定めるかで日常に感じる　ことも変わってくるのです。　ささいな出来事でも、当たり前であることに、喜びや楽しさを感じるのが習慣　になると、感謝できることがたくさんあると気づきます。　感謝できるようになると、しだいに人から感謝されるような人になれます。　人に対しても、あの人のおかげで今の私がある、という気持ちをもったときは　人と交流することが楽しみになるのです。　人間関係も、他者と自分にとって当たり前の関係の基準を考え直してみると、　今まで気づかなかったこと、相手のよいところを発見できるかもしれません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(by　ハートリンクス)　　　

  2022年12月08日

  コメント(0)

• 【コンプレックスも武器になる】

  【コンプレックスも武器になる】　体つきや頭のよさ、性格のよさなど生まれつき恵まれている、と思えるような　人がいます。　しかし、外見上は恵まれているように見えても、じつは人に言えないコンプレ　ックスを感じているかもしれません。　「人生というものがわかるのは、逆境のときよ！」　という言葉を残した女性がいます。　香水で有名な、ココ・シャネルです。　11歳のときに母親と死に別れ、父親にも捨てられて孤児院で育ちました。　体も小さく、当時はふくよかな女性が美人だと言われる時代で、彼女は自然に　コンプレックスを持つようになりました。　ただ、心の中では、人の価値は体つきで決まるものではない、と考えていたの　です。　そのため、ファッションには興味を持っていました。　あるとき、たまたま自分で作った帽子のデザインが人気となりました。　これがきっかけになり、帽子の専門店のお店を持つことができたのです。　彼女の心の奥には、「自分は体が小さい」というコンプレックスに負けてはいけ　ないという、ある種のエネルギーをずっと蓄えていたのです。　「やせた女性こそが、美しい」というファッションの新しい概念を、現実のも　のにするため、パンツルックを思いつきます。　ココ・シャネルは自分のコンプレックスを武器に変えました。　知名度が上がるにつれ、香水の分野にも能力を発揮します。　いくつもの香りをもつ香水の試作品をつくり、最も人気の高い５番目の試作品　が「シャネルの五番」と呼ばれています。　（彼女のラッキーナンバーが５であるという説もあるようです）　人は体つきや性格は、簡単に変えることはできません。　ただ、それが自分に不幸をもたらすものであっても、生きるためのポリシーを　強く持つ人は、逆境を成功のチャンスと考えることができます。　彼女には、ほかにも迫力のある言葉があります。　　「翼をもたずに生まれてきたのなら、　　　翼を生やすために、どんな障害も乗り越えるべきです」　コンプレックスも、燃えるような心の火として灯しつづけるとき、人生の武器　になるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月07日

  コメント(0)

• 【「自分は運がいい」と思える人ほど、幸せに近くなる】

  【「自分は運がいい」と思える人ほど、幸せに近くなる】　どんな人でも、自分の幸運や不運に関心を持っています。　「自分の人生は、自分で切り拓いていくものだ」という信念のある人でも、そ　れなりに幸運でありたい、と思います。　精神医学の世界でも、　『人の一生において、一方的な幸運、一方的な不運というものはなく、　　どちらにも、よい面と悪い面の両方が含まれている』と唱える人もいます。　これは、見方を変えれば、「運」というものには、幸運と不運というまったく違　うものがあるのでなく、「自分は運がいい」「私は不幸だ」と思うのは、その人　しだいだ、ということになります。　そもそも、幸運である・不運である、と決めてしまえば、自分の人生そのもの　が決定されることになります。　どんな環境で生きていても、「私は運がいい」と、理由はなくても思ったほうが　前向きな気持ちになれます。　そうはいっても、何かのミスをしたときは「運がいい」とはとても思えないか　もしれません。　しかし、人によっては「自分はツイてる、運がいいから次はいいことがあるに　違いない」と思うかもしれません。　松下幸之助さんが、大卒の新入社員を面接するとき、面接官にあることを必ず　聞かせていた項目があります。　それは、「あなたは、これまで生きてきて、自分は幸運であったと思うか？」　というものでした。　その、質問に「はい、私は幸運だったと思います」と答えた人を採用した、と　いう話があります。　これは、何を意味するかといいますと、どんな境遇で育ってきても自分の人生　を肯定できない人は、どんなに能力が高くても、仕事に喜びを感じることはで　きないのではないか、という松下さんの哲学があります。　貧乏な家で育った、病弱で学校に行けなかった、など自分の幼少期でさえも、　幸運だった、と考えたのが松下さんです。　貧乏だったから人の愛情の大切さを知ることができた、病弱だったから大人に　なっても健康に気をつけた、学校に行けなくて知識がなかったからその分、人　に任せることができた。　このように、すべての要素を自分の幸運の条件にしてきたのです。　人と比べて、恵まれているから幸運である、恵まれていないから不運である、　と相対的な評価だけにとらわれていては、本当の自分を知ることはできない　でしょう。　他者との比較がどうであっても、自分は幸運だ、ツイてると言う日常の自分が　幸せな生き方でもあるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月06日

  コメント(0)

• 【「これ以外に道はない」という決意が、人生をつくる】

  【「これ以外に道はない」という決意が、人生をつくる】　人生の選択をしなければならないときは、どんな人にも訪れます。　まず、進学先・就職先を選ぶとき、あるいは結婚またはパートナーを選ぶとき　など、人生の節目には選択しなければなりません。　これにしようか、あれにしようか、と迷うばかりでなかなか決められないこと　をよく「優柔不断」という言葉で表します。　この優柔不断は、よいところは慎重であるということでうすが、よくないとこ　ろは、決めたあとでもやっぱり別のほうがよかったかな、こだわることです。　性格的に悩みやすく、また落ち込みやすいタイプの人は、この優柔不断の部類　になるようです。　もう一つの特徴は、「私にはあれができない、これができない」などと、自分は　できない、苦手だと思ったり、ミスしたことで自分を責めてしまう傾向が強い　ようです。　つまり、苦手なことは誰にもあるのに、なぜか「～が苦手である」という自分　にスポットを当てたがるのです。　ところが、優柔不断ではないタイプの人、決断したらあとは振り向かない人は、　「自分は～ができる、～が得意である」という自分にスポットを当てます。　どちらがいいか悪いかではなく、人はいろんな考え方をするのです。　バランス感覚のある人は「苦手なことはたくさんあるけど、得意なこともそれ　なりにある」と最後は自分を自分で肯定します。　このバランス感覚が、生きる希望のようなエネルギーを生み出すのです。　スェーデン人の父親と、日本人の母親に生まれたフジ子・ヘミングさんは５歳　で日本に来て、10歳からピアノを学びます。　好きなピアノの道を目ざそうという情熱を持ち、たくさんの賞を手にました。　ところが、中耳炎になってから右耳の聴力がなくなり、その後、左の耳の聴力　も失うまでになったのです。　彼女は、ピアニストで生きるほかに道はない、という信念がありました。　治療を受けながら、各地でコンサートを続けていくのですが、しだいに依頼も　減り、食事も十分とれないほど生活が困窮するようになります。　しかし、66歳のときフジ子さんのことがテレビ番組で放映されたのです。　番組を見ていた視聴者から、彼女の演奏をもっと聞きたい、という声が起き　はじめたのです。　ピアノの演奏には、不遇な時代に耐えてきた生き方が表現され、聞いている人　の心を打つものがありました。　それから、彼女は再び一流のピアノ演奏家として脚光を浴びるようになってい　きました。　『あのときの不幸は、より大きな幸福のために必要だった。　　私たちにはそんな日がきっと来るのです。　　人生は先が楽しみなのです』とフジ子さんは語っています。　「この道以外に、自分の進む道はない」、ということを「背水の陣」という言葉　で表わすときがあります。　後ろを見ずに、前だけを見る。今やるべきことに集中する。　人生には、ときよってはこのような緊張感を持つべきときがあるようです。　別の言い方では、「本当の自分と向き合うとき」だともいえると思います。　このような経験が、充実した人生を作っていくことにつながります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月05日

  コメント(0)

• 【自信のつけ方】

  【自信のつけ方】　何をやるにしても、自信がないと不安な気持ちになります。　また、不安があるから自信が持てなくなります。　人間の脳には、ラクなほうを選ぶという習性があるといわれています。　問題やトラブルが起きたとき、そこから逃げたいと思うことがありますが、こ　れも、もともと備わっている脳の習性なのです。　もちろん、場合によっては逃げたほうがよいときもありますが、いつも逃げて　ばかりでは、問題解決の力を育てることはできないでしょう。　勇気を出して、どうすれば問題を解決できるか、試行錯誤を通して失敗をくり　返しながら、自分がどこまでやれるかを知る。　その過程で少しずつ自信というものがついてきます。　つまり、自信というのは、　「自分がどの程度までやれるのかわからないが、チャレンジしながら身につい　　た感覚」なのです。　たとえば、農業をしたことがない人が、米を作りたいと思い、マニュアル本を　買って勉強しました。　本には、田んぼには苗を詰めて植えたほうがよいと書いてあったそうです。　その通りにやってみたところ、稲はよく育ちませんでした。　有機農法を経験した人によると、ぎゅうぎゅうに詰めるより７割ぐらいに抑え　たほうが、良質のお米が獲れるのだそうです。　このように、失敗しながら少しずつ技術的なことを知れば、次に活かすことが　でき、これが自信を育てることにもなるのです。　また、自信をつけるにはもう一つ大切なことがあります。　それは、自分がしたいこと、あるいは得意なことがあれば、それを手始めにし　て、技術のレベルを上げていくことです。　自分がしたいこと、得意なことにはモチベーションも高くなります。　高いモチベーションを維持しておけば、「失敗も成功の種」と自然に考えるよ　うになります。　失敗はしたかもしれないが、もっと頑張れる自分がいる、と思うこと。　これが、自分を信じることになり「自信」にもなるでしょう。　これは、勉強でも同じことがいえます。　苦手な教科もあれば、得意な教科もあります。　また、苦手な教科の中でも、好きな分野があるかもしれません。　得意でもあり、好きな教科や分野から勉強して知識を深めれば、いつのまにか　自信がついてくるでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月04日

  コメント(0)

• 【人は悩んで強くなる】

  【人は悩んで強くなる】　落ちこんだり、悩んでいる人に「もっとポジティブになれ」「前向きに考えろ」　という言葉はタブーです。　ポジティブになれない、前向きに考えられないから落ち込み悩んでいるのに、　これは逆効果というものです。　もちろん、励ましてくれてありがたい、と受けとる優しい人もいます。　悩むとはそういうものかもしれません。　そんなとき、人間というのは弱い者であるから、悩むのも仕方がないことだ、　と考えたほうがよい場合もあります。　相田みつをさんは次のように言います。　　『ぐちをこぼしたっていいがな　　　弱音を吐いたっていいがな　　　人間だもの　　　たまには涙を見せたっていいがな　　　生きているんだもの』　演出家に宮本亜門という人がいます。　宮本さんは、高校生のとき一年間、登校拒否になりました。　理由は、どうすれば人間らしく生きることができるのか、どんな大人になれば　いいのか、など人生について悩むようになりました。　そして、ついに人の顔を見るのがイヤになったのです。　お母さんは、そんな宮本さんに、　「学校に行くのがイヤなら、行かなくていいよ」と言ってくれました。　病院で診察を受け、医師に登校拒否になった理由、お母さんから言われた言葉　を話しました。　医師は、「君の話は、とても面白いね」と言うのでした。　悩み抜いて、どうしようなかった宮本さんは、この医師の一言で何か気持ちが　とても楽になったそうです。　そんなとき、宮本さんは相田みつをさんの詩と出会うことになりました。　詩を読んでいくうちに、自分は弱くてもいいんだ、と思うようになり登校拒否　から抜け出すことができたのです。　このように、人は悩んで悩んで、悩み抜くことで強くなることもあります。　悩み抜くことで、自分の弱さから目をそらさない力がつくのです。　悩みがあるときは、「ポジティブに考えればいいんだ」、と考えるのも大切なこ　とです。　しかし、すべてをこの気持ちで片づけてしまうと、悩みから安易に逃げていく　ようになります。　これが、ポジティブな考えの落とし穴です。　ポジティブさは必要ですが、すべてポジティブに考えるのは危険です。　ポジティブにもネガティブにも、プラス面とマイナス面があります。　このバランスをとることが大切なのです。　人は何かで悩みながら成長し、生きる知恵を身につけていきます。　悩みがあれば、「そこから何をつかんで学べばよいか」、という視点があれば　ポジティブとネガティブのバランスのとり方がわかるようになるでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月03日

  コメント(0)

• 【幸せの四つの条件】

  【幸せの四つの条件】　2024年から新一万円札の肖像には渋沢栄一が描かれるそうです。　この渋沢栄一の言葉に次のようなものがあります。　　　　『できるだけ多くの人に　　　　できるだけ多くの幸福を　　　　与えるように行動するのが　　　　我々の義務である』　この精神で、明治以降の日本経済の基礎となるたくさんの会社を興しました。　これにちなんで、「渋沢栄一賞」という賞が創設されました。　この賞の受賞者の一人に、大山泰弘さんという方がいます。　大山さんの会社は、日本理化学工業所（株）といい、チョークを製造する企業　です。　大山さんが、親しくしている禅僧から学んだことがありました。　それは、人の幸せについてです。　　「人間の幸せは四つある。　　　一つは、愛されること。　　　二つ目は、感謝されること。　　　三つ目は、誰かの役に立つこと。　　　四つ目は、必要とされること。」　一つ目の愛されること以外の、感謝・役に立つ・必要とされる、の三つは働く　ことで得られます。　この会社には社員の目標が掲げられています。　１、こんぽうのときは　かくにんします　２、こまっている人には　しんせつに教えます　３、そうこのせいりを　すすんでします　知的障害のある人も働いているため、その人たちのへの心づかいとして、ひら　がなで書かれています。　大山さんが、会社を引き継いでまもなくの頃、養護学校の先生が来られて生徒　たちを就職させて欲しいと言われました。　最初は、大山さんは断りましたが、何度も訪問した先生が、　「就職が無理なら、仕事の体験だけでもさせてもらえませんか？」とお願いし　したのです。　先生の熱意に大山さんは心が動かされ、二週間の体験学習をすることに決めま　した。体験学習には、二人の少女が来ました。　いよいよ、体験学習のスタートです。　お昼のチャイムが鳴りました。ところがその二人はラベルを貼る仕事に没頭し　ています。それが何日も続きました。　その様子を見ていた社員たちは、実習最後の日に大山社長に言いました。　「私たちみんなで面倒を見ますから、雇っていいじゃないですか」と。　少女たちは採用されることになりました。　それから、養護学校の卒業生を受け入れることになり70名を超す社員の内、　50名は障害を持つ人たちの会社になっていきました。　もちろん、中には迷惑をかけたり、会社に来なくなる人もいるなど大山社長や　社員の人も大変だったのですが、それも乗り越えることができました。　マザ・ーテレサは、　　『この世で一番の不幸は、人から見放され、　　　自分は誰からも必要とされていない、　　　と感じることです』という言葉を残しています。　自分は必要とされている存在だ、と気づいたときは高揚感も生まれます。　これが、生きていくことの楽しさでもあるのではないでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月02日

  コメント(0)

• 【不自由さが可能性を広げてくれます】

  【不自由さが可能性を広げてくれます】　エジソンがまだ10代の少年の頃のある日、列車に乗り遅れそうになったこと　がありました。　ところが、車掌さんがエジソンを列車に乗せようとして、彼の両耳をつかんで　引き上げたのですが、不幸なことにそれが原因でエジソンは難聴になってしま　いました。　そのときの出来事をエジソンは、日記にこう記しています。　「私は、耳が不自由になって以来、想像力が無限に広がった。　　それと同時に、よけいな雑音を耳にしなくなった。　　私は、耳が聞こえない分、雑音をシャットアウトして、書物の世界を　　広げることができた」（参考：浜田和幸著「未来を創るエジソン発想法」）　エジソンは、本を読むことが好きだったので図書館に行き、すべての書物を　読んだといいます。　エジソンは小学校を退学させられ、元教師の母親から教育を受けますが、その　ときも百科事典を読んで知識を身につけています。　本を読むのが好きな少年であったことは間違いありません。　身体のどこかに不自由があると、誰もがつらい思いをします。　エジソンも、そのときは何かにつけて悩んだはずです。　しかし、不自由であることが自分では気づかなかった能力を引き出してくれる　ことを体験したのです。　そのとき、「不自由さを悩むより、それを上回るよいことがあると考えよう」　と考えました。　不幸な現実も、見方や考え方を変えれば不幸にはならず、そこから何かを学ぶ　ことができます。　哲学者のカントは、子どものときくる病になり、背中にコブがありました。　両親は、背中の痛いカントのために医師の治療を受けさせようとしました。　その医師がカント少年に言いました。　　「カント君。背中は痛いかい」と医師が聞くと、カントは「はい、痛いです」　と答えました。　すると、医師がこんなふうに言うのです。　「たしかに、背中は痛いかもしれないが、君の心は痛くないだろう？」　カント少年は、「はい、心は痛くありません」と答えました。　すると、医師は「背中は痛いけど、心は痛くない、と考えてごらん。すると　背中の痛みも治ってしまうよ」と言ったのです。　素直なカントは、その医師との話を両親に伝え、　「これからは、背中は痛くても、心は痛くないと思うようにするよ」と　言ったそうです。　カント少年は、このようにしてくる病の痛みを消したということです。　この経験が、哲学者への道に進むきっかけになっています。　人の心というのは、とても不思議なもので純粋にそうだな、と思うとその通り　になることがあります。　不自由だから、もうできないと考えればそうなりますが、不自由なことが自分　では気づかなかった、新しい能力につながることもあります。　現実や事象を、一つの方向から見るだけでなく、まったく違う方向から見ると　感じ方は変わり、生き方も変わります。　物事を見る視点を変える、柔軟な心を育てましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年12月01日

  コメント(0)

• 【今日一日、何かの目的を持つと、心は安定する】

  【今日一日、何かの目的を持つと、心は安定する】　毎日を、ただ何となく、仕事をするだけで終わるような生活を送っていると、　ため息が出たりします。　「今日は気分が乗らないから、仕事はほどほどにしておこうか」と思うことが　あるかもしれません。　人はいつも、元気でいるわけではなく睡眠不足や、ゲームのやり過ぎで体調を　乱すこともあるでしょう。　気分が乗らない、と思うのは体のどこかに異常があるかもしれず、続くような　ら医師の診断を受けることが必要です。　しかし、気分が乗らない、その気になれないことをいつも理由にしているのは、　じつにもったいないことです。　精神科医で森田正馬（まさたけ）という人がいました。　森田療法という独自の治療を発案した方です。　森田さんは学生の頃まで、パニック障害に悩まされていました。　大学では自分の思うような勉強もできない状態が続き、さらに家の都合もあり　仕送りが途絶えるようになりました。　しかし、目の前には試験が迫り、一定の成績を出さなければ留年します。　お金も底をつき、パニック障害の薬を手に入れることもできなくなりました。　そこで、森田さんは考えました。　とにかく、試験勉強に集中しよう。　次に、「仕送りが来ないなら仕方ない。それで死ぬならあきらめよう」、と開き　直ったのです。　そんな気持ちで、過ごしているうちにパニック障害が治っていました。　この経験が、精神科医をめざすきっかけになったと言います。　森田療法では、そのときそのときの気分、あるいは感情のままに行動すること　はよいことではない。　人は、何かの目的を持って行動する、行為をすることを習慣にしていけば、病　気は治る、という考え方が基本です。　一日を、「今日はこれをここまでやろう」「ここまではやり遂げよう」と目的を　持ち、やり終えたら充実した気持ちになることができます。　この充実感のある毎日を積み重ねていけば、気分本位の生き方は自然に消えて　いくにちがいありません。　気分本位の自分から、小さな目的でも立てて一日を送る生活リズムになると、　それまで面倒くさいな、と感じていたことも何の抵抗もなく行えるようになる　はずです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月30日

  コメント(0)

• 【「幸福になる」より、「幸福である」と考えよう】

  【「幸福になる」より、「幸福である」と考えよう】　「嫌われる勇気」という本の著者である、岸見一郎さんに、次のような言葉が　があります。　『苦しみは鳥が空を飛ぶために必要な風のようなものです。　　空気抵抗があればこそ飛べるのです。　　私たちの人生も、あまりに苦しいと、生きる気力まで削がれることがありま　　すが、何の苦しみもない無風状態では幸福を感じることはできません』　　　　　　　　　　　　（岸見一郎著　「今、ここ」にある幸福　より参照）　つまり、何の苦しみもなければ幸せになることはできない、ということです。　もともと哲学者であった岸見さんは、子育てをきっかけにしてアドラーという　心理学を知ったそうです。　そして、アドラー心理学についての講演を聞きました。講演者が言いました。　「今日、私の話を聞いた人は、今この瞬間から幸福になれる。　　しかし、そうでない人はいつまでも幸福になれない」　この言葉に、岸見さんは反発しました。　岸見さんの母親は、若くして亡くなられその後、父親ともうまくいかず、当時　からそんなにたやすく幸福になれるはずはない、と考えていたからです。　その後、アドラーと西洋思想に基づいて幸福に関する本を書くために、思索を　深めて一つの結論に達しました。　それが、『人は幸福に「なる」のではなく、幸福で「ある」』ということです。　それからも、心筋梗塞で倒れ、認知症の父親の介護をしましたが、その体験を　してその上で、幸福で「ある」ことに気づいたと言います。　幸せや幸福というものは、感じるものです。　そしてそれは、自分だけが感じ取れるもので、他人にはその人の幸せである　という感覚はわかりません。　ただ、苦しいから幸せではない、と思う必要もないのです。　「五体不満足」という本を書かれた、乙武洋匡（ひろただ）さんがとても意味　深いことを述べています。　「体に障害があるのは不便です。しかし不幸ではありません」　心に刺さる言葉だと思います。　人は、そう簡単に幸せになれるものではない、これは当然のことでしょう。　しかし、簡単になれないのだから諦めるのも仕方がない、と妥協してしまうの　は、果たして正しいことなのでしょうか。　乙武さんが言うように、不便であることを不幸だとは思わないところに、人生　を生きるヒントがあるように思います。　「どんなときも幸せである」と思える人になりましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月29日

  コメント(0)

• 【マイナスをプラスに変える考え方】

  【マイナスをプラスに変える考え方】　年末や年始には、神社や仏閣にお参りに行き、自分や家族の健康や繁栄を願い　ます。　そんな場所では、「無病息災」というお札を見かけたり、中にはわざわざ買い求　める人もたくさんいます。　病気をせず、健康に過ごすこと。これも幸せの一つの姿です。　精神科医の斎藤茂太さんは、「無病息災」を願うことはたしかによいことかもし　れないが、「一病息災」でもよいと言っています。　いや、むしろ「一病息災」という考え方の方が、人間的に強くなる生き方では　ないかとも言います。　「一病息災」とは、この病気をしたおかげで、自分の体の健康に気をつけるよ　うになり、かえって健康で長生きをすることにもなる、というものです。　人は、病気になり入院し、もしくは手術をして痛い思いをしたとき、多くの人　は「この病気さえしなかったら、どんなに幸せか」と考えます。　ところが、「この病気をしたことで、命がいかに大切なものかがわかり、これ　に気づいただけで、私は幸せ者だ」と考える人もいます。　人にとって、病気そのものが不幸の原因のすべてとは言い切れません。　ただ、病気を不幸だという考えに立ったとしても、病気を受け入れてしまえば、　それが幸福に変わることもあります。　「人は病気を不幸の象徴だと言うかもしれないが、私にとって病気になったか　　ら命のありがたさに気づくことができて、とても幸せだ」　これが、マイナスをプラスに変えるとらえ方です。　病気以外のことで、不幸な理由になっていても、その不幸を無理矢理変えてい　こうとせず、受け入れてしまえば気持ちは楽になることがあります。　何かを「受け入れること」は、何かに負けてしまうことではありません。　受け入れてはじめて、これからどうすればよいか、という前向きな気持ちにも　なれるのですから、一歩前進なのです。　見た目は不幸であっても、受け入れたことからプラスに転じることになる。　これが、人生の面白いところです。　不幸というマイナスを、幸せというプラスに変えていく力が自分にはある、と　いう思いグセを身につけましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月28日

  コメント(0)

• 【心の手入れをすると後悔しない】

  【心の手入れをすると後悔しない】　心の持ち方が、人生に大きな影響を与えることについては、このサイトでも　お伝えしているところです。　人の心は、自分で思っている以上に不安定です。　よく、「理性ではわかっていても、感情が先に動いてしまう」というのが、これ　です。　稲盛和夫さんは、心の手入れをすることが、よりよい人生を送るためには必要　です、といろんなところで発信していました。　稲盛さんいわく、　『人生の諸相はすべて私たちの「心」の投影です。すなわち、心という庭の　　手入れを怠れば、そこにはたちまち雑草という不純なもの、間違ったもの、　　正しくないものが生い茂ってしまう』ということです。　農業を営まれる方も、園芸で花を育てる方も、一定の収穫が終わった後は、土　を耕して新鮮な空気を与え、雑草を取り除かないと次の収穫のための種をまく　ことはできません。　何もしないで放置しておけば、雑草はどんどん生い茂っていくばかりで、土は　痩せていくばかりです。　つまり、人の心も同じように事あるごとに、あるいは定期的に、溜まった不純　な感情や考えを取り除き、正しい心に修正する必要があるのです。　心に溜まった不純なものを除くために行うのが、反省です。　反省とは、自分から進んで自分の間違いに気づく心の作業です。　その意味では、自分自身をふり返ってみようという意思がなければ、反省はで　きません。　そして、反省ができるのは、謙虚さがあるからです。　謙虚な人ほど、自分の間違いに気づきやすく、自分をいつも正しい方向に進め　ていこうと考えています。　そのような考え方を習慣にまでできることが、結果としてその人なりの、幸せ　な生き方になり、後悔をすることもなくなるでしょう。　「自分は不幸だ」と思う人ほど、後悔をするものです。　謙虚でありたい、と思っていても現実ではなかなか難しい、という意見も多い　でしょう。　しかし、「謙虚でありたい」としっかり実践してきた人がたくさんいることも　事実です。　最後は、すべて「自分の心しだい」です。　「心の手入れはきちんとしよう」と自分で意識をし続けることが大事です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月27日

  コメント(0)

• 【多くを望まず今に感謝しよう】

  【多くを望まず今に感謝しよう】　荘子という古い中国の思想家が、次のように言いました。　『黄河の水辺に住むカワウソは、河の水をお腹いっぱいになるまで飲むが、　　黄河の水すべてを飲み干そうとは思わない』　たくさんの水を飲んで生きているカワウソは、飲みたいだけの水を飲むが　かといって、川の水を全部飲んでやろうとは思っていない。　ところが、人間はお金や宝石を持てば持つほど、欲しがってしまう。　死んだあと、それらを持って行けるはずがないのに、どうして人間は強欲なの　だろうか…、ということを述べています。　荘子は、このように人のあるべき姿を示した人物です。　よく、「あの人は世間知らずの、井の中の蛙のようだ」ということを言います。　これも、荘子の「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉からきています。　荘子の本心は、お金がなくて恵まれず見た目は貧乏であっても、多くを望まな　ければ幸せに暮らしていけるものだ、というところにあります。　あれも欲しい、これも欲しい、と欲張って生きていくと、欲望に振り回されて、　最後は、人生で何がいちばん大切なものかを知らずに死んでしまう、と説いて　いるのです。　これは、「当たり前のことに感謝できないと、幸せにはなれない」、ということ　と同じです。　「当たり前」の基準は、人によって違っています。　たとえば、世の中は思い通りにならないのが当たり前だ、という考えで生きて　いる人にとって、ちょっとでも思い通りになると、有難い、嬉しいという気分　になることができます。　もともと思い通りにならない人生が、何か小さなことでも思い通りになったら　そのときは生きているのも意外といいものだな、と受け止めるのです。　お金がたくさんあるのが当たり前なら、貧乏はつらいものになります。　しかし、貧乏が当たり前なら、お金があれば有難く、嬉しく感謝できます。　感謝できること、これは幸せであるということなのです。　このように、自分の心の基準によって、幸せか不幸せかの受け止め方は違って　きます。　不平や不満を感じるのは、心の基準が現実よりも高いところにあるからです。　心の基準は自分で決めることができます。　心の持ち方しだいで、人は幸せになれるのなら、まず今の生活を基準に置き　感謝するクセをつけましょう。　感謝することを当たり前にすれば、不平不満も少なくなり、心穏やかに生きる　ことができます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月26日

  コメント(0)

• 【「どうにかなる」と考えると、心の免疫力が上がります】

  【「どうにかなる」と考えると、心の免疫力が上がります】　仕事をしていると、社命でたまに「売上アップ週間」というような目標を与え　られることがあります。　これは社員のやる気を高めようとする、会社の計画の一つです。　このように、何かのイベントや特別な意味を持たせることで、人は普段のとき　以上の力を出すことができます。　しかし、中にはこの計画にプレッシャーを感じて萎縮してしまう人もいます。　たとえば、ミーティングなどで10分間のプレゼンテーションをするように、　言われたら不安な気持ちになると思います。　このとき、「どうしようか？　自分にできるはずがない」と考える人もいれば、　「不安はあるけど、何とかなるだろう」と考える人がいます。　人生というのは、これと同じようなことの連続です。　あるいは、不安なことにいっぱい遭遇するのが人生なのかもしれません。　このようなとき、どんな考え方をするのかによって、人の生き方も大きく変わ　ってきます。　もし、不安なことに直面したら「どうしよう？」と思うより、「何とかなる」　と考えるほうが、長い目でみれば人間的に成長し、幸せにも近づけます。　それは、なぜかというと不安なことをやり遂げたあとには、必ず嬉しいとか　幸せだという感情に浸ることができるからです。　嬉しいとか、ワクワクするという感情は、脳からドーパミンというホルモンが　分泌されます。　このドーパミンがやる気を起こしてくれるのです。　たとえば、重要な契約を交わすために、数日前から準備をしていたとします。　それでも、前の夜には失敗したらどうしよう、という不安な気分になるかもし　れません。　そのときに、「うまくいったら、大好きなステーキをお腹いっぱい食べよう」と　イメージすると、それに刺激されてガンバロウ！と思います。　このワクワク感が、ドーパミンの効果です。　人は、このような脳の仕組みをみんなが持っています。　このことを知っていれば、不安の対応の仕方にも工夫ができます。　この経験をいくつか重ねていくことで、不安というものに対する免疫力も強く　なり、物事に動じない心が養われていきます。　心の持ち方とは、日常の考えの傾向が集約されたものです。　習慣が、脳に、よくも悪くも刺激を与えることになるのです。　よい心の習慣を持つことが、人生を楽しく過ごすための秘訣です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月25日

  コメント(0)

• 【自分を変えることを楽しもう】

  【自分を変えることを楽しもう】　今の自分をもう少し変えてみたい、と考えることがあります。　これは、もっと成長したい意欲が表れている証（あかし）ですから、その機会　は大切にしたいものです。　できるなら、なぜ「今の自分をもう少し変えてみたい」と思うのか、を考える　ことも大事です。　理由は、その原因がどんなものかによって、自分の心を深く知ることにもなる　からです。　たとえば、何をやってもミスをする、そんな自分がイヤだから変えたい、とい　うケースです。　これは、過去の自分に対する不満が要因になっています。　さらには、ミスばかりする自分を甘やかしてはいけない、と思うことも何度か　あったものの、変わらなければという決断ができなかった、こともあります。　つまり、不満を解消して、決断できなかった自分を変える必要がある、という　崖っぷちに追いやられてはじめて、その意識がはたらくこともあります。　もう一つは、今のままの自分でもいいと思ってはいるけど、自分の可能性を試　してみたい、挑戦してみたいというケースです。　これは、将来への希望、期待の意思が要因になっています。　このように、「自分を変える」ことにもその背景は人それぞれです。　前者のケースでは、やや悲壮感に近い意識があるといえます。　そして、悲壮感があるために、つい自分にプレッシャーをかけてしまい、それ　がかえって、自分を苦しめることになりがちです。　後者のケースでは、楽しもうという意識があります。　楽しいという思いがあると、伸び伸びとした気持ちになることができ、自然に　前向きな考えをすることができます。　このように、自分を変えたいと決めたら、いかに楽しみながら取り組むか。　この点の工夫をすることが重要なポイントになるのです。　前者のケースでは、一度に高い目標を自分に課していくのではなく、少し手を　伸ばせば到達できる程度のレベルからスタートするのがコツです。　そう決めておいて、仮に到達できなかったときは、またスタート地点に戻れば　いい、というぐらいのラクな気持ちで取り組むのです。　そこで、達成したら自分をほめてあげるのです。　黒柳徹子さんに次のようなコメントがあります。　　　「私はこれでなくてはいけない」、と決め込まないことが大切です。　　　「いくつになっても、自分が変われる可能性がある」、と思うとワクワク　　　するものです。　自分を変えたいと思うことは、それ自体素晴らしいことです。　どうせ変わるなら、楽しんでワクワクしながら変えていくのがよいようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(by　ハートリンクス)　　　

  2022年11月24日

  コメント(0)

• 【幸せの花の咲かせ方】

  【幸せの花の咲かせ方】　今は、人生100年の時代と言われるようになりました。　どんな人にとっても、長くいい人生を送るには、自分なりの花を咲かせたいと　考えることは大事なことです。　　最近の若い人の考え方には、自分に投資をするという風潮もあるようです。　投資となるとどうしても、目に見える形で結果を求めたくなりますが、自分が　楽しめるために「種をまく」、ということであれば考えてみようか、という気分　になれるのではないでしょうか。　　「ジギル博士とハイド氏」という小説の作者、ロバート・ルイス・スティーブ　ンソンという人にこんな言葉があります。　　　『刈り取った収穫で、日々を評価してはいけない。　　　　自分がどんな種をまいたかで評価するのです』　これは、今までどんな心で生きてきたのか、という問いかけの意味とどんな心　の持ち方をするべきかという意味もあると思います。　今置かれている自分の環境や立場が、けして恵まれないものであっても、希望　を持てば、元気になることもあります。　また、今の境遇が恵まれていたとしても、人の悪口を言ったり批判したりせず　いい言葉を使い、いい感情であるように心がけていくことを生活習慣にできる　なら、それも幸せのあり方です。　これからは、30年50年後の自分のために、どんな種をまき、どんな花を咲か　せたいのかを考え人生設計を立てる時代になると思います。　坂村真民さんの詩があります。　　　『小さい花でいいのだ。　　　　人にほめられるような大きな美しい花ではなく　　　　だれからも足をとめて見られなくてもいい　　　　本当の自分自身の花を咲かせたらいいのだ　　　　それを神さま仏さまに見てもらえればいいのだ』　夢や希望の大小で、その人の幸せが決まるのではなく、自分なりにできること　を一つずつ実現することが、人生の目的の一つかもしれません。　もちろん、チャレンジ精神を持つことは大切ですが、今の自分ができることを　着実にやり遂げていくことはもっと大切なことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月23日

  コメント(0)

• 【たくましい心の持ち主になろう】

  【たくましい心の持ち主になろう】　たくましい心の持ち主になるには、自分に自信を持つことが必要です。　まず、たくましい心とはハガネのような心ではなく、柔軟で相手と衝突しても　争わない縦横無尽の心です。　そして、自分に自信を持つというのは、欠点を含めた自分を好きになるという　ことです。　自分を好きになるとは、自分という存在に誇りを感じることです。　人に比べて自分はこれができない、あれができない、などのように自分が劣る　ことばかりに目が行く人は、自分で自分の評価を下げているのと同じです。　自然界で生きる鳥や虫、海で生きる魚は、自らが不幸であるとは考えません。　たとえば、つばめは他のつばめを見て、うらやましがったりはしません。　つまり、他のつばめと自分を比べたりしないのです。　たくましい心になるには、自分にはできない、自分はダメだと思わずに、自分　ならこれができる、あれができると考えてみるのです。　自分にはできない、自分はだめだ、と思うのは自分を不幸にしていることにも　なります。　たしかに、できないこともあるが、努力してできるように頑張ろう、と考える　と心はたくましくなっていきます。　人と自分をすぐに比べたがる人には、心が折れやすい傾向があります。　知能指数（IQ）が高くても、心の柔軟性や独自性の指数（EQ）の低い人は多く　います。　いくら知能指数が高く知識があっても、心の柔軟性や独自性が低いのはとても　もったいないことです。　成功者の多くは、昨日の自分と今日の自分を比較することはあっても、人との　比較には興味や関心がないという特徴があります。　昨日より、今日どれだけ頑張れたか。　ここを一番問題にしている人たちが、結局は自分の目標を達成させています。　もう少し、自分のメンタルをたくましくしたいときは、まず自分ができること　は何か、を考えてみましょう。　人と比べることをせずに、今努力している自分を好きになると、努力する自分　に誇りを持ち、毎日をエネルギッシュに過ごせるようになるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月22日

  コメント(0)

• 【希望の種をまこう】

  【希望の種をまこう】　つらい環境の下にいるときでも、希望さえあれば人は生きる力が生まれるとい　われています。　神学者のマルチン・ルターという人が言いました。　　『たとえ明日、世界が滅びようとも、　　　私は今日、リンゴの木を植える』　これは、たとえ明日が最悪の状態となり、自分の命がなくなろうとも希望　のあかしとしてリンゴの木を植えよう、という意味の詩です。　何をやってもうまくいかないときがあります。　とくに、理由がないのにうまくいかないことが続くと、心が折れるのではない　か、と思うほど落ち込みます。　こんなときは、多くが自分では気づかない間に、悪い方へ悪い方へと流れてい　るときでもあるのです。　この状況から抜け出すには、気持ちのリセットが必要です。　つまり、一度、その問題から離れて問題点を俯瞰する時期でもあるのです。　物事は距離を置くと、今まで見えなかったことが見えたり、気づかなかったも　のに気づくことがあるのです。　仏教に、「諸行無常」という言葉がありますが、世の中の事象はいつも揺らいで　変わり続けるもの。　だから、何かで心が乱れたら、乱れている心からいったん離れてみるのが大切　なことだ、という意味です。　乱れている心は「迷いの心」だといえるでしょう。　この迷いの心から離れると、少しだけ心が落ち着くようになります。　心が落ち着いてくると、人は本来の心の状態に近づいてくれます。　本来の心とは、自分の存在に肯定的な思いを持つということです。　生まれたばかりの赤ん坊は、泣いて自分の存在を外に向かって「私は、ここに　いるよ」ということを、一生懸命アピールします。　これが、自己肯定感の始まりです。　ところが、成長とともに世の中は自分の思い通りに進まないもの、と挫折感を　味わいます。　そういうタイミングで、希望を持つという心が動き出して、自己肯定感を刺激　してくれるのです。　このように人の心は、諸行無常でありながら、それでも生きていくことを肯定　的に思うような仕組みを持っているのです。　これが、「つらいときでも、希望があれば、何度でも立ち上ることができる」　という、マルチン・ルターの言葉の意味です。　どんな人でも、落ち込むような経験をしますが、うまく切り抜けることができ　る人は、時と場合を見て自己肯定感をうまく感じ直しています。　　希望とは大げさなものでなくても構いません。　毎日の生活の中に、たくさん見つけることができます。　生きる知恵として、希望を持つことの有益性を活用しましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月21日

  コメント(0)

• 【人間関係は、楽しい修行だと考えよう】

  【人間関係は、楽しい修行だと考えよう】　人間関係で何かと苦労している方は多いようです。　いろんな職場での悩みの中で、いちばん多いのが人間関係だという調査結果も　あるぐらいです。　ある人が言うには、「人間は、みんな、人間関係を修行するために、この世へ　生まれてきている」のだそうです。　そして、最大の修行が結婚だという考えです。　最近は、同性どうしの結婚も認められていて、これも含んでいると考えだと　思います。　もちろん、結婚しない人もいらっしゃいますが、その人も職場での人間関係の　問題を抱えているかも知れません。　結婚は、生まれも育ちも全く違う人どうしが、一緒に暮らしていくのですから　当然、お互いの関係で摩擦が起きるのは仕方のないことです。　そこで、どんな修行をするのかがわかれば、スッキリします。　何の修行かというと、「人は人を変えられないことを知る」、ことだそうです。　そして、この修行を乗り越えるには、　　１、相手に絶対期待しないこと。　　２、相手を絶対変えようとしないこと。　どうして、この二つかというと、人は他人に自分を変えられたくないから、と　いう気持ちがあるそうです。　たしかに、この考えには一理あります。　ほとんどの人は、自分は変わりたくないが相手には変わって欲しい、と思って　います。　中には、好きな相手に尽すため、変わりたくない自分があるのに、無理をして　自分変えようとして、自身が壊れてしまうケースもあります。　しかし、それでも自分は変わりたくないが、相手には変わって欲しい、と思う　人が圧倒的に多いのが現実です。　さて、そこで修行ということを別の視点から考えてみましょう。　修行というと、つらい・忍耐、というイメージがありますが、それだけを見て　しまうと逃げ出したくなります。　修行とは、成長するためであり学ぶためのものです。　しかし、だからといって、すべてがつらく、忍耐が必要だと決めつける必要は　ないのです。　プロ野球やサッカーの選手たちは、とても厳しい練習をしていますが試合中は　とても楽しんでいます。　そして、試合のたびに経験して技術を向上させています。　これが、本来の修行のあり方だと思えば、人生は意外と面白いものだと言える　のではないでしょうか。　人間関係という修行のおかげで成長でき、人生を楽しむことができる。　こう考えれば、人間関係で悩むことはつらいことだけではない、ということに　気づきます。　修行さえも楽しもう、というぐらいの気持ちも忘れないでおきましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月20日

  コメント(0)

• 【人は人に、いちばん不安を感じます】

  【人は人に、いちばん不安を感じます】　人はいろいろなことに不安を抱きます。　身近なところでは、明日の天気はどうかと不安になりスマホで天気予報を見る　ことがあります。　これは、出勤や通学に与える影響を考えれば当然のことです。　しかし、これは不安といっても、普段はそれほど感情が乱れるようなことまで　にはならないレベルです。　ただ、台風など大きな天気の変動には、深刻な不安を感じます。　このように、自分にとって不利な出来事が起きるかもしれない、という不安を　持つのは誰もが経験することです。　このいろいろな不安を原因とするもので、最も感情が乱れるのが、人に対する　不安です。対人不安とも呼ばれています。　しかも、ここ半世紀ぐらいの間では、人に対して不安を持ち、それが感情や心　を乱す傾向が増えています。一番の理由は、やはりSNSでの交流の拡大です。　60年ぐらい前は、すべての家庭に固定電話はありませんでした。　商売をしているお店にはありましたが、一般家庭にはまだまだ普及していない　時代です。　ところが、今は世界中の人といつでも知り合えるような時代です。　そのおかげで便利にもなり、誰もが楽しい時間を過ごせるようにもなりました。　しかし、一方では対人関係が広がり過ぎて、対人不安を感じる若者や大人も多　くなっています。対人不安は、感情に過度な負担をかけます。　感情というのは一つのエネルギーです。　このエネルギーが、マイナスにはたらくと人は疲れます。　感情疲労ともいいますが、感情の疲れが心の疲れと変わるのです。　この対人不安がきっかけになり、相手への不信感や怒り、自分を責める気持ち　や、自信の喪失などに陥るケースは多くなっています。　とくに、若い人は昔の不便さは知らず、今の便利な社会しか知らないために、　「世の中は、結構自分の思った通りになるものだ」という感覚が身についてい　ます。　社会に揉まれるという経験をしていないことが、感情や心の悩みをより増幅さ　せているのが現状です。　ただ、人は人に最も不安を感じるものですが、考え方を変え対人不安を、よい　人間関係に転じていくこともできます。　まず、SNSなどから得る情報の質と量にムダがないか、一度チェックすること　で、人間関係を見直し整理するきっかけになるかもしれません。　いくつもの種類のSNSを利用することは、時代の先端である、という考えは　すでに古いという考えもあります。　これからは、SNSも選ぶ時代になるでしょう。　その上で、自分にとってどんな時間がいちばん心地よいか、を考えその時間を　一分でも多く持つようにすれば、不安も軽くなるはずです。　できれば、一人だけの時間、SNS以外のことで心地よさを感じる時間を過ごす　ようにしたいものです。　これは、今まで自分に負荷をかけ、どこかで無理をしていた感情を休めること　になるからです。　人は、無意識に内に無理をすることがよくあります。　自分を大切にする時間をきちんとつくることが、人への不安をよい方向に変え　てくれるようになります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月19日

  コメント(0)

• 【よい友を選ぶには】

  【よい友を選ぶには】　気心の知れた友人の存在は、たまに落ち込んで元気をなくしているときなど、　ありがたく思うことがあります。　最近は、SNSを通じて知り合う機会が増え、偶然の出会いから近しい友人へと　発展するケースもあるようです。　そのような関係になるのは、趣味が同じであるとか考え方が似ている、または　同じ職種であるなどの共通点がきっかけになっているのも要因の一つです。　人間には、「類は友を呼ぶ」という法則があります。　つまり、似た者どうしが集まりやすい、ということです。　しかし、運悪く仲がよかった友人が、何かの理由で離れていくことも現実には　起こることもあります。　「できれば自分は、人を裏切るようなことをする人間にはなりたくない」と、　思っている方も多いのではないでしょうか。　「論語」という古典に、次のような言葉があります。　『益者三友、損者三友』というものです。　この後に続く言葉があり、これらを要約するとこのような意味になります。　　「有益な友人には三通りがある。　　　まず、正直な人。次は、誠実な人。そして、経験豊富で知識がある人。　　　また、自分に害を及ぼすような友人にも三通りがある。　　　まず、見栄を張る人。次は、うわべはよいが頼りにならない人。　　　そして、口はうまいが誠実さのない人。」　これは、よい友を選ぶときの心がまえになり、人を見る眼を磨くための基準に　もなりそうな内容です。　もしかすると、「私には親友がいない、よい友だちがいない」と人に言えずに　悩む人がいるかもしれません。　とくに、人見知りをしがちな人はその傾向があるようです。　しかし、あきらめる必要はないのです。　「友人をつくるコツは、自分から友人になることだ」という言葉があります。　友達が欲しい欲しいといつも思っていると、先ほどの言葉にある「損者三友」　の人が近づいてくる可能性も高くなります。　「損者三友」のタイプは何かの意図を持って、人に近づこうとします。　まず、自分からよい友になれるような人間になろう、そのためにどんなことを　学び、どのような気持ちで人に接するか、を考え行動を変えていくと自分への　自信がついてきます。　つまり、自分自身を見ていくような生活を送るうちに、それまでこちらから声　をかけるのに躊躇していたことが、無理せず話しかけることができるようにも　なれるのです。　また、向こうの方から声をかけてくれることがあるかもしれません。　よい友を得るには、自分がまずよき友になろうと思い、行動に移すことが大切　です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月18日

  コメント(0)

• 【不安になりやすい性格を変えるには】

  【不安になりやすい性格を変えるには】　生きていれば、不安を感じることはたくさんあります。　また、不安を感じるからこそ人生は面白い、と考えることもできます。　よく、不安になるようなことばかりを、いつも考えてしまう人もいます。　「こんなことばかり考えないでおこう」と思いつつ、それでも不安な出来事を　つい想像したりするのです。　このように何かについて、ある一つのパターン化された考えを繰り返すことが　「思考習慣」というものです。　　不安な気持ちになるのは、悪いことではなくむしろ当たり前に生じる心の作用　でもあり、そこから不安なことが起きないようにと、生きる知恵が生まれるこ　ともあります。　しかし、不安なことばかりを考えすぎると、気持ちが落ち着かなくなります。　できれば、こういう状態から抜け出す方法を知っておくと、たくましい生き方　ができます。　不安な気持ちになる理由の一つに、どんなことにも一生懸命になれない性格が　あります。　仕事や勉強で、中途半端な気持ちで取り組んでいい結果が出なかったときに、　「もっと一生懸命やっておけばよかった」と後悔をした経験がある人もいると　思います。　この経験が何回も続くと、これではいけないと反省することもあるでしょう。　しかし、反省しても繰り返してしまい、その度に不安な気持ちになります。　この連鎖を断ち切るには、一度、真剣に全力でするべきことに、これ以上頑張　れない、というぐらいに取り組んでみるのです。　古典に「安心立命」（あんしんりつめい）という言葉があります。　仏教と儒教の教えから生まれた言葉で、意味はこうです。　　「人力を尽したら、あとは自分を天命に任せること。　　　そうすれば、心が落ち着き穏やかになる」　安心とは、心が安らかな状態になることです。　心が安らかになれば、不安は自然に消えていく。これが「安心立命」です。　ここで気をつけたいのは、これ以上頑張れないぐらいに真剣になる、というの　は「完全主義」を求めることではない、ということです。　自分で、やり切れたと思ったところでいったんは、満足するのです。　ここまでやれた自分に満足すれば、かりに、よい結果ではなかったにしても、　自己達成感を味わうことができます。　そこには、後悔はなく不安もない状態の自分がいます。　このように新しい自分に成長していくと同時に、不安になりやすい思考習慣を　落ち着きのある心に変えることはできるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月17日

  コメント(0)

• 【メンタルを強くするには】

  【メンタルを強くするには】　人の心は、いつも安定しているとは限らないものです。　バイオリズムという波の影響を受けやすいのも心です。　そうは言っても中には、いつも元気そうでニコニコとしている人が、周りにも　います。　そのような人は、何かの方法で心を鍛えているのではないか、と思うほどブレ　ることがありません。　そんなメンタルの強そうな人でも、実際は何かでイライラしたりクヨクヨする　ことだってあるのです。　ただ、そこに大きな特徴があるのは間違いありません。　その特徴というのは、考え方が楽天的なことです。　これは、無責任な意味での楽天的というのではなく、きちんとした心や考え方　を基本として持っている人なのです。　たとえば、同じ職場の人から不快な気分になることを言われたとします。　そんなときは、誰でも怒りに近い感情が生まれるでしょう。　「イヤなことを言われてしまった。しかし、あまり深く気にしないでおこう」　というような考え方ができるのです。　このようにして、気持ちを切り替えているのです。　メンタルが強そうな人は、この気持ちの切り替え、考え方の切り替えがうまい　という特徴があります。　普通なら、「イヤなことを言われてしまった。悔しい、とても不愉快だ」と思　い、しばらくネガティブな気持ちが続くものです。　しかし、よく考えれば言われたことに、自分の気持ちを落ちこんだままにして　おくより、早く手放したほうがよいのです。　ネガティブな感情を早く手放すには、楽天的な考え方をもつのが賢明です。　昔、ブッダが弟子との間でこんな話をしたそうです。　弟子の一人が聞きました。　「いわれのないことで、ある人から文句を言われました。　　こんなとき、どうしたらよいのでしょうか？」　ブッダが言いました。　「誰かに贈り物を届けたとき、受け取る人がいなかったら、その荷物は一体　　どうなると思うか？」　弟子が言います。　「その荷物は、送り主のところに戻ります」　ブッダはさらに言いました。　「それと同じで、相手から文句を言われても受けとらなければいいのです。　　そうすれば、その文句というのは言った人に返っていくものだ」　ブッダは、相手からの怒りは放っておきなさい、と言うのです。　この答えには、楽天的な意味が含まれています。　それは、相手からの言葉に惑わされるより、放ってしまい楽になりなさい、　ということです。　ここでいう「楽天的」になるというのは、背負う必要のないものは放置して　おくほうがラクになるという意味です。　メンタルの強さとは、何かで鍛えることで身につくものではなく、どのように　受け止めるか、どのように心で整理するかで決まります。　受け止め方を変えれば、自分の心を守り、大切にすることにもなります。　メンタルを強くするとは、自分の心をもっと大切にすることでもあるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月16日

  コメント(0)

• 【自分は正しいと思う人ほど、人の欠点を見ている】

  【自分は正しいと思う人ほど、人の欠点を見ている】　人と人の関係は、複雑で不思議なものです。　自分が好感を持っている人に対しては、その人のいいところを見ていますが、　嫌いな人に対してはその人の欠点、悪いところだけを見ています。　嫌いな人には、ある種の敵対感情もあるため、自分は正しくて相手が悪い、と　いう構図を勝手に作ってしまうのです。　すると、どうしても嫌いな人の欠点ばかりを見ようとします。　そしてその度に、自分は正しくて間違っていない、と無意識の内に自分に言い　聞かせているのです。　しかし、そのような気持ちのまま人とつき合っていくことは、自分自身が損を　していることになります。　よく考えてみると、相手に欠点があるように自分にも欠点があるのです。　ところが、自分は正しいと思いたくなる気持ちがあるために、相手の欠点を見　てしまうのです。　古い言葉に「ただ謙のみ福を受く」というのがあるそうです。　これは「謙虚な心を持つ人が幸福になれる」という意味です。　たまに聞くのが、「謙虚にして驕ることなかれ」という言葉です。　このことは誰もわかっているのですが、謙虚であることは意外と難しいものな　のです。　謙虚とは、「私は完璧な人間ではありません。欠点の多い人間なのです」という　考えが根づいていることです。　その上で、「あの人にはとてもいいところがあるはずだ」という視点を持つ人が　人間関係を円滑にできるのです。　稲盛和夫さんが提唱される「六つの精進」というのがあります。　これは、仕事においても人生においても共通する、大事な心がけです。　・努力　　・反省　　・感謝　　・善行　　・謙虚　　・感性　謙虚な気持ちを忘れず、自分はまだまだ未熟者です、と心構えは大事にしたい　ものです。　「感性」という文字がありますが、これは「感性的な悩みをしない」という　意味です。　人は過ぎ去った失敗やミスには、いつまでも囚われやすいものです。　昔のことを思い出してはクヨクヨすること、わかりやすく言えばこれが感性的　に悩むということです。　人は悩む生きものです。　しかし、そこから学び成長することができるのに、クヨクヨしているだけでは　自分の心を傷つけ成長もできません。　感性的に悩まず、理性でこれから自分はどうすればよいかを考えること、これ　も精進するべき大切な課題です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月15日

  コメント(0)

• 【先のことは気にせず、今を大切にしよう】

  【先のことは気にせず、今を大切にしよう】　将来のことを考えるのは、人生設計をたてるうえでも大切なことです。　そして将来に備えて、今から準備をしておくのは当然のことです。　しかし、あまり考え過ぎて不安な気持ちでいっぱいになるのには、気をつけて　おいたほうがよさそうです。　不安になること自体は、悪いことではなく予期しないことが起きても大丈夫な　ように準備できるきっかけになります。　これは、適度に気にすることになりむしろ健康的なことといえるでしょう。　ところが、人によっては不安な材料をたくさん抱えてしまい、落ち着いた生活　ができずにいるケースもあるようです。　そんなときは、「なるようにしかならない」と考えると落ち着きます。　そして、今を大切にしよう、と思ったほうがいいのです。　あれこれ不安なことを考えているのは、大事な今の時間を無駄にしていること　になり、もったいないことなのです。　日本の古い文化に、神道というものがあります。　これは、宗教というより自然に昔の人から受け継がれた考え方の一つです。　その神道に「中今」（なかいま）、という言葉があります。　これは、『今という時間を、大切にして生きる』というものです。　少し思想的な言葉で表現しますと「今、この瞬間を生きる」ということです。　人は、何かに夢中になることがあります。　今でもプラモデルに興味のある人もいると思います。　子どもも大人も、このプラモデルに集中しているときは無心の状態です。　無心とは、雑念がないということです。　昨日の晩ごはんは美味しかった、今日は何だろう？　というようなことは一切　頭にない状態で、ただ、プラモデルの小さなパーツを組み立てることに集中し　ている、時間の流れを感じていないという状態です。　これが「中今」というものです。　この「中今」の感覚を知っている人は、気持ちの整理の仕方がとてもうまいと　いう特徴があります。　なぜかといいますと、一つのことに集中するというのは、過去ああだったとか　未来はどうなるのだろう、という不安なことを考えなくてもいい、今を生きて　いるからです。　何かに集中する時間を経験すると、まわりの人が自分のことをどう思っている　のか、先はどうなるのかなど、あまり気にしなくなります。　これは、自分の感情の乱れに対しても同じ効果をもたらしてくれます。　人間ですから、感情はありますがその感情に支配されたり、一時の感情で興奮　するようなことも少なくなります。　坐禅や瞑想にも、「中今」と同じような意味が含まれ効果も似ています。　人は、たまに「無心」に近い心の状態になる時間を持ったほうがよいのです。　今を大切に感じる心が、どこかにあるかないかで、毎日の生活の過ごし方にも　変化が現れるに違いありません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月14日

  コメント(0)

• 【もっと自分に自信をつける方法】

  【もっと自分に自信をつける方法】　どんなことにも、「自信がないから、できない」という言葉で、できない理由　にする人がいます。　もちろん、自信がないならやりたいこともやれないでしょう。　しかし、中には「自信はないけど、やってみたい」と思う人もいるはずです。　つまり、「自信がなくてもやってみよう」、と思える人が結果として自信を持つ　ことができます。　「自信がないから、できない」と考える人の理由は、いろいろあるでしょう。　一つは、失敗することが恐い。　次は、失敗したら恥ずかしい。　失敗するのが恐いと思うのは、行動することへの苦手意識があるからです。　行動を起こすには、勇気が必要ですが勇気を出して行動することに面倒くささ　を強く感じてしまうところがあります。　そう思う原因は何かがあるのかもしれません。　たとえば、子どもの頃、友達とかけっこをして、負けてしまった。　おまけに膝をすりむいてとても痛かった。　この経験がトラウマのようになっているから、ということもあります。　また、失敗したら恥ずかしい、と思うのはプライド意識が高いからです。　失敗してみんなから笑われることは恥ずかしい、という気持ちが強いとそうな　ります。　これも、子どもの頃トラウマになるような出来事があったのかもしれません。　もし、どんなことにも自信が持てるようになりたいと考えるなら、とりあえず　失敗への恐さ、失敗することへの恥ずかしさをなくすことです。　失敗しても恐さを感じないためには、失敗したらそれで終わりだと思わず、こ　こからが、スタートだと気持ちを切りかえることです。　失敗したからもう終わった、という意識には敗北感だけしか残りません。　ここから、新たにスタートしようという意識には、今までにないエネルギーが　生まれます。　　また、失敗しても恥ずかしいというプライド意識の高さをなくすには、もっと　謙虚になることです。　プライドの高さは、歪んだ自己主張の強さからくるものです。　失敗しても、「自分は力不足だった」、という現実を認める謙虚さがあれば、傷　つくようなプライドはなくなります。　「自信がないから、できない」と思うより、「自信はないけど、やってみたい」　と思うほうが、生きることにも自信を持てるようになるはずです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月13日

  コメント(0)

• 【人の長所に目が行く人は運が向く】

  【人の長所に目が行く人は運が向く】　多くの人は、いろんな人との関わりの中で生きています。　職場で毎日顔を見てもコミュニケーションをとりながら、自分が相手にどんな　気持ちで接していくべきかを考えることがあります。　　そして、相手の欠点を先に見る人と、相手の長所を先に見る人がいます。　これは自分でも気がつかないものです。　相手の欠点や長所のどちらを先に見つけ出しても、どうでもいいように考えま　すが、これには見る人の性格が現れます。　不思議ですが、人間関係上でトラブルを起こす人は、いつも相手の悪いところ　を見ていることが多いのです。　人には先入観念というものがあります。　この先入観念とはその人の価値観とも呼べるかもしれません。　いつも相手の悪いところばかりを見ていると、それだけ自分は不快な気持ちに　なります。　それが、ふとしたことがきっかけになって、口論したりトラブルにつながるの　です。　しかし、相手のいいところ見ている人は、そもそもよい感情の状態になってい　るため話し言葉から違っています。　相手に声をかけるにしても、相手によい感情を抱いているのですから、自然に　そうなるのです。　もちろん、相手には欠点もありますが、それよりも先にいいところを見ていこ　うとする心があるのです。　人はややもすると、相手のよくないところに目が行きがちです。　それは、自分を守るという防衛本能の表れですから、決して悪いこととは言え　ないのです。　自分を守るのも大切で、相手を疑うのはすべて悪いことではありません。　つまり、人のいいところを見る、悪いところを見る、これも時と場合を考える　バランスは必要です。　たとえば、私たちは「挨拶」を普段しています。　この「挨拶」とは、「私はあなたの敵ではありません」という気持ちを表わす　ための言葉です。「おはようございます」「こんにちは」などがそうです。　そして、相手もそれに応え「おはようございます」「こんにちは」と言う。　そこで、お互いの疑いを解くという儀式が成立するのです。　自分が嫌いな人には、心のこもった挨拶はできません。　心のこもった挨拶ができるには、相手のいいところを先に見るようなクセを　持ったほうがいいのです。　少なくとも、心のこもった挨拶をすれば、人から嫌われるようなこともないの　ですから。　そうなると、当然その人の人間関係はよい状態が続き、仕事でもプライベート　でも運は向いてくるのです。　ただ、人のいいところを自然に見るようになるには、自分でその心をつくって　いくしかありません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月12日

  コメント(0)

• 【感情に流されないコツ】

  【感情に流されないコツ】　感情にはいろいろなものがあります。　『喜怒哀楽』と呼ばれる代表的なものから、妬ましく思う嫉妬心、攻撃したく　なる攻撃心などたくさんあります。　もちろん喜ぶこと、楽しむことは体の血液の流れをよくしてくれるため、健康　にとっては必要不可欠な感情です。　しかし、怒りのような感情は相手や自分をも傷つけるため、なるべくなら持た　ないほうが賢明です。　とくに、怒りの感情を抑えきれないとき、対処法を誤ると損をしてしまうこと　になりかねません。　わずかなイライラの感情も、しだいに大きくなると怒りの感情になります。　怒ってはいけない、と理性ではわかっているのですが、そうはいかないときも　あります。とりあえず、こういうときはうまく発散するほうがよいでしょう。　『クレヨンしんちゃん』に登場する、ネネちゃんやそのお母さんは、ストレス　を発散するとき、ウサギのぬいぐるみを叩きます。　ネネちゃんのぬいぐるみには「殴られウサギ」という名前があります。　ストレスがたまると、ぬいぐるみを殴ってスッキリします。　（心理学では、これを転位行動とよびます）　一番いいのは、感情に流されないように、日頃から簡単なメンタルケアをして　おくことです。　感情をうまく制御できない人の多くは、自意識過剰の傾向があります。　何事も自分が第一と考えています。それも無意識に。　そうなると、相手が自分の意に沿わない言動をすると、どうしてもイライラの　気分になってしまうのです。　これが、怒りの感情への導火線になります。　この傾向が強い人は、自分が自意識過剰であることを認めて、相手優先の考え　を持つように修正していくことをおすすめします。　また、怒りに近いネガティブな感情を、自分の中で言葉にして整理できないと　行動に出やすくなります。　幼児は、自分の思い通りにならないとき、自分の感情を言語化する能力が発達　していないため、モノを投げたり泣いたりします。これと同じです。　大人でも、ネガティブな感情がうまく言語化できないとき、言葉使いがきつく　なったり、顔つきに現れます。　そんなときは、６秒でも深呼吸をするだけで、気持ちは落ち着きます。　そのあと、そのときの心の状態がどうであったかを、文字化して整理すること　を続けると、自分の感情に距離を置くことができるようになります。　もし、職場で誰かがネガティブな感情でイライラしていたら、この方法を知ら　せてあげるのもよいかもしれません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月11日

  コメント(0)

• 【成功の秘訣】

  【成功の秘訣】　『それいけ！　アンパンマン』の作者、やなせたかしさんをご存知の方は多い　のではないでしょうか。　やなせさんは、成功ということについて次のように語っています。　　「成功の秘訣というのは、ぼくに言わせれば、70パーセントが運。　　　20パーセントが努力で、10パーセントが天分。　　　ぼくがどれだけ漫画を描いていたとしても、そのよさを発見する人、　　　本にしたいと思う人が出てこなければ駄目なんです」　この言葉には、とても深い意味があります。　まず、成功というのは名前が売れる、仕事が増えて収入も多くなる、という　外面的なことではなく、その人が幸せを感じているかどうかが大事です。　また、この言葉を読んだときに多くの人は、「70パーセントが運」だから、　と考え、他力本願的にとらえるかもしれません。　しかし、やなせさんの言う運とは、好きなことでも地道にコツコツと続けなけ　れば、運はやってこない、ということです。　それが土台としてあれば、努力は自然に行動という形で現われるのです。　これが、10パーセントの天分というもので、やり切った以上は天に任せること　ができるのです。　人生においては、人それぞれの生き方があります。　その人にとって、「幸せだ」と思えるかどうかです。　まったく同じ境遇でも、一人は不幸だと感じ、別の一人は幸せだと感じること　さえあります。　成功や幸せの基準は、自分が決めるものです。　もっと大切なことは、成功も幸せも自分一人の力で実現できるものではない、　自分に関わってくれた多くの周囲の人たちのおかげがある、と知ることです。　　もし、成功も幸せも自分が決めるものだからといって、人の協力や応援があった　ことに何も感じないなら、いずれ成功も幸福も離れていくでしょう。　何かで成功した人でも、自分は幸せだと思う人には、不思議と人が集まってくる　という特徴があります。　つまり、その人のために何か手助けしたい、と思わせるような磁石のように人を　引きつける力あるようです。　実際、幸せな環境になくても、「私は恵まれている、幸せだ」と思うだけでも、　幸せに対して敏感になれます。　成功の秘訣は、ないものに目を向けるより、今あるものに目を向けて、周囲の　人たちへの感謝を忘れないことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月10日

  コメント(0)

• 【過去の後悔を、能力に変えよう】

  【過去の後悔を、能力に変えよう】　判断ミスや失敗は誰にでもあります。　人によっては、人生を左右する大失敗をしたことがあるかもしれません。　そこで生まれるのが、後悔という心のキズです。　これは、トラウマとしてずっと残るものです。　ただ、このキズのおかげで、それまでの自分をはるかに超える新しい能力を　身につける人もたくさん存在します。　「転んでもただでは起き上がらない」タイプの人です。　反対に、失敗してしまった自分が許せずに、「どうせ自分はこの程度の人間だ」　自分を見限るタイプもいます。　この二つのタイプでは、当然、転んでもただでは起き上がらない人に拍手をし　たくなります。　この人は、キズだらけになりながらも孤軍奮闘して、時間をかけ努力を続けた　ことが実を結んだからです。　これが、過去の失敗は失敗と認め、そこから学習すべきことを明確に整理して　新しい自分に生まれ変わろう、という考え方です。　「過去を引きずらないで、新しい自分になろう」、という意識に転化できる人　は、この考えに徹しています。　ところが、自分はこの程度の人間だから、と思う人はそれからも過去の失敗を　引きずりがちです。　これは、失敗した事実から生まれたストレスに負けてしまっているのです。　じつは、ストレスに負けることが一番簡単な逃げ道です。　「どうせ自分は・・・」という言い訳ができるからです。　しかし、言い訳をして楽になっても、自分自身を成長させることはできません。　どんな人にも、自分は価値のある人間だという、自分を肯定したくなる本能が　備わっているのです。　この自己肯定感は、生きていく上ではとても大切な心です。　これがなくなると、感動することもなく、生きる気力も湧かなくなります。　アップルを創業したスティーブ・ジョブズは、アップルから追放されるという　経験をしました。　そのときに、彼を支えたのは禅の考え方です。　禅の言葉に、「無為自然」というのがあります。　『こうしよう、ああしよう、と自然の流れに反したことばかりを求めると苦し　くなりますよ、自分の思い通りにしようとすると苦しくなりますよ。　そうではなく、自然の流れに沿うような大らかな心もたまには必要ですよ』　という意味です。　自分を見つめる時間を持った彼は、自分の計画を無理に押し通したことから　アップルを追放された事実を受け入れ、新しい自分になろうと心を転化させ　ました。　それから、アップルに復帰して会社をさらに大きくしていきます。　過ぎ去った昔に引きずられるのは、自然ではありません。　起きたことは起きたこととして、結果という事実があるだけです。　世の中には「幸」と「不幸」があるのでなく、事実を「幸」と感じるか「不幸」　と感じるかなのです。　過去を「不幸」と思えば、トラウマのままですが、「幸」と思えばそのトラウマ　はハッピートラウマにもなり得ます。　転んでもただでは起き上がらない人の特徴は、こんな考え方があるようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月09日

  コメント(0)

• 【問題解決がうまい人は、苦労を苦労とは思わない】

  【問題解決がうまい人は、苦労を苦労とは思わない】　悩みや問題が起きても、いつのまにかちゃんと解決している人いませんか。　自分の周囲をよく見渡すと、そのような人がいます。　もちろん、生死にかかわる重大なことは別です。　とくに、個人レベルでは人には言えない悩みもあります。　誰かに相談したいと思うことがあっても、相手を選ばなければ知られたくない　人に知られてしまう危険もあります。　ただ、その場合も含めていつのまにか、悩みを片づける人がいます。　そのような人の最大の特徴は、行動力があることです。　たとえば、悩みに関する情報を積極的に集めます。また専門的な知識が必要な　ときは、その人にコンタクトをとり教えてもらうなどヒントとなる情報を自分　で行動して集めます。　ところが、悩んでばかりいて行動しない人もいます。　思いつめてばかりいて、どうしようかどうしようかと、一人心の中でオロオロ　してしまうのです。　これが、よく言われる「悩みに悩まされている」状態です。　このような人は、悩み解決のために行動するのは大変なことだ、苦労なんだ、　と思い込んでいるのです。　つまり、悩んでいるのはつらいけど、それを解決するために苦労するのは二重　の苦労をすることになる、と考えるのです。　ことわざに、「若い時の苦労は買ってでもせよ」というのがあります。　これは、どんどん行動しなさい、失敗しても成功しても、行動すればいろんな　経験ができるから、という意味です。　行動には、必ず結果が出る。苦労とは行動すること。　どうせなら、苦労を楽しもう、という気持ちになれます。　これが、苦労の本質なのです。　経験や体験とは、行動した結果のことです。　思いつめて悩んでいる人は、自分では気づかずに「煩悶」（はんもん）している　状態です。　「煩わしい」（わずらわしい）、と苦悩しているのです。　つまり、悶々としながら悩んでいるのです。　思いつめているのは、この煩悶に近いことだと言えるでしょう。　しかし、苦労するの大変なことではありますが、行動が伴っている限りは、　ゴールに着いたとき、悩みは喜びに変わることさえあります。　なぜなら、行動すれば行動した分の結果が出る、という法則があるからです。　悩みや問題を解決するには、どんな行動をすればいいのだろう？　このように考える習慣をつけましょう。　すると、いつのまにか悩みを解決する人になれるはずです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月08日

  コメント(0)

• 【心にメリハリをつけよう】

  【心にメリハリをつけよう】　以前、大きな葬儀社で、亡くなられた方々の遺族にアンケートでの調査をした　そうです。　その結果から、一つの傾向があったといいます。　それは次のようなことです。　『生前、優しくて親切で思いやりのある温かい性格で、回りからも感謝される　　ような人は、多くが安らかな死を迎えられた。　　痛がらず、苦しまずという、つまり、大往生というような逝き方。　　一方、生前、どちらかというと自己主張が強く、人への思いやりが少ない方　　は、多くは痛がったり、苦しまれて亡くなられた』　これはあくまでも、アンケートによる傾向です。　必ずしも、すべての方がそうだとは言い切れないのはもちろんです。　ある心理学者が書かれた本の中に、大変興味深い話があります。　この心理学者に、神経痛の痛みで10年間苦しんでいるという人から、電話相談　がありました。　病院で治療を受け、薬も服用しているが治らない、という相談でした。　相談者の話をひと通り聞き終えた、その先生が言いました。　　「もしかしたら、あなたは、いつも神経をビッと張っていませんか？　　もし、神経をずっと張り続けていたのなら、神経を少しゆるめてみてくだ　　さい。　　張った弦は、ちょっとでもさわると大きな音になりますが、ゆるんだ弦は　　いくらつまびいても音にはなりません。　　神経痛も同じように考えたら、響かない、ビンビンしないということになり　　ますよ」　相談者が、「はあ、神経をゆるめるんですか・・・・」　そうつぶやくと、「はあ・・・・」と大きく息を吐き出したような音が、電話　から聞こえてきたそうです。　10秒ほどの時間が過ぎ、「痛みが・・・消えました」と小さな声がしました。　というものです。　この事例は、すべての神経痛の方に当てはまるとは言えません。　ただ、神経が張りつめた状態が続き、ゆるめることをしなければ、ビンビンと　痛みを感じるのは事実です。　神経が張りつめている状態では、知覚神経も敏感になっています。　そういうとき、少しの刺激で知覚神経はそれを痛みとして感じとります。　神経は張りつめるばかりではなく、ゆるめることも必要で、そのバランスの上　で、人体の健康は保たれています。　相談者の方の、実生活がどんなものであったかはわかりませんが、何かの原因　で、いつも神経が張りつめていたのだと思います。　その方も、自分自身をふり返ってみて、「いつも神経が張りつめていたな」、と　気づかれたのでしょう。　神経の張りをゆるめるときの、特効薬は「感謝」と「笑い」です。　　食事のときは、ごはんが食べられてありがたい、と笑顔で思うことです。　お風呂では、気持ちがよくてありがたいと、笑顔になることです。　こうした日々の暮らしを続けることが、感謝と笑いの生活習慣になります。　　仕事のときは集中し、神経を張りつめる。　それでも仕事の途中で、神経をゆるめることは必要です。　この生活のリズムは、自分で作りあげていくしかありません。　生活のリズムを整え、心のリズムを確立していきましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月07日

  コメント(0)

• 【ポジティブとネガティブのバランスをとろう】

  【ポジティブとネガティブのバランスをとろう】　どんなときも、ポジティブに物事をとらえ、ポジティブに考えることがいい、　と思いがちです。　人と会話をしていても、ネガティブな言葉を使ってばかりいると、盛り上がる　話もしぼんでしまいます。　ただ、何でもかんでもポジティブ思考がよいのか、というと必ずしもそうとは　限りません。　人は、どちらかといえばネガティブな考えになりがちです。　本来そう考えるように、脳の仕組みが作られているからです。　ネガティブ思考には、危険を予知し危険を防ぐという働きがあります。　まず、自分の命を守るためには危険なことに近づかないことが、一番の方法な　のです。　一方では、ポジティブ思考も本来、人が持っている能力です。　つらいことや、苦しいことがあっても、「どうにかなる」と半ば開き直りの精　神が、自分を支えることもあるからです。　また、さらに強く「どうにかなるはず」と思うのも、ポジティブ思考です。　ネガティブ思考だけでは、人間社会は進化成長できませんでした。　危険を承知の上で、冒険し挑戦する思考があったから、現在があります。　　このように考えると、ポジティブさもネガティブさも両方、大切な考え方だと　いうことがわかります。　このバランスを、うまくとりながら人生の諸問題に取り組んでいく人が、成功　や幸福を実現しているのです。　では、両方のバランスをとって、ポジティブ思考とネガティブ思考を、最大限　に生かすにはどうすればよいのでしょうか。　たとえば、何かの事業を立ち上げたい、という人がいるとします。　起業するには、それなりの準備が必要です。　仮に、その人はポジティブ思考だとします。ところがネガティブ思考の友人が　いて、起業はやめておいたほうがよい、とアドバイスします。　このとき、ポジティブ思考の人がやるべきことがあります。　それは、ネガティブな友人を納得させる具体的な方法を示すことです。　友人が心配するネガティブな材料を上回る、具体的な方法と計画があれば友人　も納得できるでしょう。　そして、ポジティブ思考だけで突っ走ろうとした人も、友人のおかげで危険を　予知することができ、お互いの信頼関係もさらに深まるはずです。　これが、ポジティブ思考とネガティブ思考のバランスをとる、ということでも　あるのです。　反対に、ネガティブ思考が強すぎて、物事が前に進まないというケースもあり　ます。　そんなときは、ポジティブな考え方をいくつか取り入れて、「できるためには　どんな方法があるのか」と、実現のためのマニュアルを作ればよいのです。　「思考は性格をつくり、人格をつくる」といいます。　人生においては、バランスのとれた思考の持ち主でありたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　

  2022年11月06日

  コメント(0)

• 【劣等感というエネルギーの使い方】

  【劣等感というエネルギーの使い方】　自分が人より劣っているな、と感じたときに悔しいと思う人がいれば、自分を　卑下してしまう人がいます。　この劣等感、つまりコンプレックスを感じたことのない人は、おそらくいない　と思います。　小さなものから大きなものまで、内容は多種多様にあります。　本来、人には自己承認という欲求がありますがコンプレックスがあると、この　自己承認欲求が満たされない原因の一つとして感じるのです。　コンプレックスを感じると、本当の自分ではないという意識が生じるのです。　ただ、そのあとどのように気持ちになるか、これには個人差があります。　ひとつのコンプレックスがあるとき、これを乗り越えていこう、と思う人。　また、このコンプレックスがあるから自分はダメだ、と思う人。　この二つに分れます。　もちろん、乗り越えていこうと思う人には、誰もが魅力を感じるでしょう。　簡単に言いますと、コンプレックスというのは、エネルギーです。　「人にあって自分にはない、これが悔しい」と思うこと、これがエネルギーと　いうものです。　野口英世という人は有名な偉人ですが、彼は子どものとき、手にやけどを負い　指がありませんでした。学校ではそのことでいじめられています。　しかし、ある医師のおかげでその指が普通の人と同じように使えるように手術　をしてもらい成功ました。　彼は、自分を救ってくれた先生のようになりたいと思い、猛烈に勉強して医師　になりました。　このときに彼が持っていたコンプレックスは、「医師になりたい」という強烈な　エネルギーになったのです。　つまり、コンプレックスというエネルギーを「医師になりたい」というところ　に注いでいます。　エネルギーには、使われる場所が必要です。　ベートーベンは、20代を過ぎた頃から難聴となり、音が聴こえなくなります。　音楽家にとっては致命的なコンプレックスです。　それでも、彼は曲をつくるというところに、エネルギーを注ぎました。　彼は、口に棒を加えてピアノの鍵盤に当てて、歯を通して音を感じる。　この方法で多くの名曲をつくりました。　これは、コンプレックスをポジティブにとらえるという世界を超えた、強烈な　エネルギーだといえるでしょう。　コンプレックスというエネルギーには、使う場所を与えることが必要です。　コンプレックスというエネルギーが使われずにそのままだと、そのエネルギー　から潰されてしまうことになります。　エネルギーを使う場所も、人によってそれぞれですが、自分の好きなこと興味　があること、やりたいことの中に見つかるはずです。　コンプレックスがあっても、恥ずかしいと思う必要はなく、自分の未知パワー　を発見できるチャンスだと考えてみましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年11月05日

  コメント(0)

• 【責任を持つ力】

  【責任を持つ力】　仕事にも、雑事にも責任を持って取り組むのはとても大切ことで、これは人と　して持っておきたい倫理の一つです。　「責任感を持つ」というのは、責任を持つ力を発揮するということです。　社会で生きていく以上は、立場に応じて責任を持つ力を、日頃から鍛えておこう　という姿勢は大切です。　ただ、責任感は強くあるべきですが、強く持ち過ぎてしまう人もいます。　無責任な人もたまにいますが、責任感が強過ぎるのもよくありません。　今の自分にとって、どこまでだったら責任を持てるか、この基準を実力以上に　高く定めると、耐えきれなくなります。　これでは、自分は傷つき周りにも迷惑を及ぼすことになります。　責任を持つ力は、自分が置かれた立場と、自分の実力をある程度把握しておく　ことが大事です。　つまり、責任を持つ力は、自分を知ることで決まってくるものです。　反対に、無責任な人は、責任をとることを恐れます。　自分の立場の安全を第一に考えてしまうために、責任のともなう物事から距離　をとろうとします。　ただ、人間的に成長する人は、責任感が強い傾向があるのは間違いのないこと　だと思います。　そしてその過程で、あるときは、自分の限界以上の責任を負い失敗することも　ありますが、その失敗も心の強さに変えていける人でもあるのです。　松下幸之助さんの逸話があります。　ある日、技術部門の役員の方と打ち合わせをしていました。　松下さんが、その役員に聞きました。　「君は、自分が作った製品を抱いて寝たことがありますか？」　質問の内容があまりに唐突だったので、役員は答えることができません。　松下さんは言いました。　「君ね、製品を抱いて寝ると、その製品が話しかけてくるんだよ」　この言葉を聞いて、「そんな気持ちで製品を開発していかなければならない、　そのためには、製品に責任を持つ力を強くしなければ」と思ったそうです。　今の社会では、政治や経済の分野でもそれなりの立場にある人たちの、責任を　持つ力が劣化しているようにも感じます。　まず、ひとり一人が自分の立場で、果たすべき責任を果たすことが大切です。　責任を持つ力とは、心の力です。　心に力がある人は、「自分がこれをやらなかったとき、どうなるのか？」　という想像力が豊かです。　「責任を持つ力をさらに高めよう」、と考える人が結果的に幸せな生き方をして　いるのではないでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年11月04日

  コメント(0)

• 【メンタルの強い人は、人と自分を比べない】

  【メンタルの強い人は、人と自分を比べない】　周囲を見渡してみると、どんなことにもめげない人がいます。　「あの人は、メンタルが強い」というタイプの人です。　かといって、そのタイプの人はあまり人から嫌われているのではなく、信頼の　ある人です。　おそらくその人は、最初からそうだったのではなく、何らかの自己訓練や自分　を磨く努力をしたのかもしれません。　そのような人には、特徴があります。　それは、他人と自分とを比べないことです。　もう少し説明を加えますと、仮に何かの理由で他人と自分を比べなければなら　ないことがあっても、その結果に自信をなくしたり、優越感を感じることがな　いのです。　イチローさんが現役時代に、記者会見がありインタビューを受けました。　「あなたのようなプレーヤーになりたい、と多くの人が思っています。　　しかし、才能を持っていない人はどうすればいいと思いますか？」　質問した記者は、「練習することです」という意味の答えが返ってくると予想　していたそうですが、イチローさんの言葉は違っていました。　「僕には、今あなたがやっている仕事はできません。　　世の中、つまりそういうことなんじゃないかな」　イチローさんが言いたかったのは、自分が好きなこと、得意なことがあるなら　そこを伸ばしていくこと、伸ばして磨いていく。　そうすれば、自信がついて人と比べたくなる気持ちは起きない、ということだ　と思います。　メンタルの強い人は、昨日の自分と今日の自分を比べることをよくします。　他人と比べるのでなく、昨日よりも今日はどれだけ成長したか、進歩したか、　この意識が強いのです。　相手が自分より優れていれば、褒めてあげればいいし、相手が自分より劣って　いても、私はスゴイと思う必要もないのです。　人と自分を比較したくなるのは、自分に自信が持てないために、人より自分が　優れていたいと思うからです。　しかし、自分が劣っていることがわかると落ち込んでしまいます。　これが、メンタルの弱い人の特徴の一つです。　「メンタルをもっと強くしたい」、と思っている人は自分が動かされるもの、　ワクワクするもの、絵を描く、テニスをするなどで、自分を磨いていくことが　第一歩になると思います。　ホンダの創業者、本田宗一郎さんは『得手に帆をあげて』という著書の中で、　自分の得意とすることに挑むことの大切さを述べています。　自分が得意であること、好きなことに人生の幸せの種が潜んでいるのかもしれ　ません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年11月03日

  コメント(0)

• 【夢と目標の違い】

  【夢と目標の違い】　ほとんどの人が、自分の幼い頃を思い出すと、将来なりたい職業を思い浮かべ　胸が熱くなったという経験があると思います。　夢を持つことはとても大切だというのが、このことからわかります。　また、目標というのもあります。　目標に向かってがんばれ！　と誰かを励ますとき、この言葉をよく使います。　よく夢と目標を同じ意味に考えている人がいます。　実際には、夢と目標は違います。似てはいますが厳密には違うものです。　例をあげるなら、「将来、宇宙飛行士になりたい」。これが夢です。　夢とは、時間という要素が必要条件です。それも長い時間が必要です。　ですから、夢とはどんなに大きなものでもかまいません。　一方、目標とは夢と同じように時間という要素が必要ですが、短い時間でやり　遂げるものです。　たとえば、マラソンはおよそ42キロの距離を走るスポーツです。　このマラソンで優勝するのが夢だとしましょう。　選手によっては、５キロごとにタイムを決めます。　５キロを15分以内で走ることを、まず目標にします。　この目標を、一つずつクリアーしながら８回目を過ぎると、ラストスパートを　かけるのです。　さらに、途中苦しくなることもありますが、そのときは、コースの横に立って　いる電柱を目標にする人もいます。　次の電柱まで頑張ろう、通り過ぎたら次は３本目の電柱まで頑張ろう、とその　人なりの目標を決めて、モチベーションを維持するのです。　このように、夢を実現するためには、段階があります。　この段階という目安が目標なのです。　一つ一つの目標を達成していかなければ、夢は実現しないのです。　仮に、宇宙飛行士になりたい、という夢を実現させるには10年、20年ぐらい　かかります。そのための目標と計画にそって行動していく覚悟が必要です。　夢を実現するには、目標を立てそれにともなう計画をつくり、実行していく力　と覚悟が必要です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年11月02日

  コメント(0)

• 【ストレスが気にならない生き方】

  【ストレスが気にならない生き方】　ストレスが多くなり、たまってくるとちょっとしたことでイライラします。　それが、一時的なものであれば我慢もできますが、続いてくると行動や言葉に　現れてきます。　日本ではとくに、都会のほうがその傾向があるそうです。　ハワイと日本で暮らす人がいますが、同じ三ヶ月ずつ居住して仕事をしても感　じるストレスは、圧倒的に日本が強いそうです。　大きな特徴は、時間に対する感覚の違いがあるといいます。　たとえば、ハワイにいると自然に毎朝の歯磨きをするリズムが、日本にいると　きよりも、なぜかゆっくりになるのだそうです。　その場所に住む人々の心の状態が、自然に行動に現れるのでしょう。　このことから、ゆったりとした心をもつことが、ストレスを感じにくくしてく　れるのです。　では、ストレスがあっても気にならないためには、ハワイに行くしかないのか　というと、そうではありません。　日本でも、ストレスが気にならない生活は十分にできます。　そのために一番工夫したいのが、時間に追われない日常を送ることです。　出社時間にしても、仕事の締切りでも、「～時までに～しなければならない」と　という制約観念を、私たちはいつのまにか持ってしまっています。　そのスタイルも変えていけば、ストレスは少なくなります。　もちろん、急に変えるのは簡単ではありません。　少しずつ、変えていけばよいのです。　さらに、睡眠のとり方をふり返ってみるのもよいでしょう。　夜は遅い時間にベッドに入り、朝はギリギリまで寝るという習慣も無理をしな　い範囲で変えてみます。　夜は遅くとも、午前0時前には寝るようにして、朝の起床時間を30分でも早　くします。「遅寝遅起き」から「早寝早起き」に変えます。　手っ取り早いのは、「早起き」することから実行するのがよいようです。　現実に、遅くまで起きている習慣が直らなくても、早起きの習慣は努力次第で　できるものです。そうすると、しだいに早く寝るようになります。　ストレスから解放されるためのコツは、時間管理あるいは時間の使い方に工夫　をすることと、気持ちをゆっくりと構えるようにすることです。　とりあえず、この二つだけでも実践できるなら、ストレスフリーに近い生活を　送ることはできます。　生活パターンを変えると、自律神経のサイクルや循環がよい方に変化していき　ます。　とくに、現代は副交感神経のバランスが崩れやすい時代です。　ストレスをゼロにすることはできなくても、ストレスフリーに近づくのは誰に　でもできることだと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年11月01日

  コメント(0)

• 【とらえかた一つで物事の価値が上がる】

  【とらえかた一つで物事の価値が上がる】　この頃は、ほとんどの企業が「人手不足」です。　働く人が少ないために、ロボットがその代わりをする職種もあります。　人手が足りない、という現実があるとそれが、いいこと・悪いこと、のどちら　かに結びつけられています。　しかし、人間社会ではどんなことも、不足したり余ったりするくり返しの歴史　でした。　不足すると不便になり、不足が解消されると便利になります。　不便か便利かで物事の価値が決まっているのが、現代の特徴です。　ただ、よく考えれば不足することで、かえってよくなることもあります。　ある人が、同じ状況なのに違う結論が生まれる事例を紹介しています。　＜状況１＞学校の先生が不足している。　「悪い」理由・・・子どもが十分な教育を受けられない　「いい」理由・・・教師を目ざす学生が増え就職しやすくなる　＜状況２＞売り上げが増えた。　「悪い」理由・・・悲観的な経営者は支払う税金が高くなると落ち込む　「いい」理由・・・楽観的な経営者は収入が多くなったと喜ぶ　このように、それぞれ立場の違う人によって、結論は逆になっています。　いい・悪い、の二者択一の考えにこだわると、自分と意見の違う相手を批判し　たくなります。　ところが、自分と意見が違う相手のことも認めてみよう、と思えば批判したく　なる気持ちは起こらないのです。　このとき、「いい・悪い」の価値観とは違う、新しい考え方が生まれます。　イギリスの作家、ウィリアム・シェークスピアは次のようなことを言います。　　『物事には良いも悪いもありません。　　　考え方によって、良くも悪くもなるだけです』　さまざまな出来事は、とらえ方によって価値が違うものとなります。　できるなら、「いい」という視点を持つほうがやわらかい心になれます。　何事も決めつけようとせず、いろんな考えにも心を広くする。　どんなことにも二面性があることを知り、いい面からとらえる習慣をもつこと　は大切です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月31日

  コメント(0)

• 【限界を感じたときは、新しい自分を知るとき】

  【限界を感じたときは、新しい自分を知るとき】　仕事でも、仕事以外のことでも「もう、これ以上できない」とあきらめたくな　るときがあります。　それは、ある種の心の中からの注意信号、もしくは危険区域の一歩手前の状態　だと言えるでしょう。　そのようなときは、感情的にならずできるだけ理性的になるほうが得策です。　かといって、心が疲れているのは間違いないことですから、感情の叫びにフタ　をしない程度で理性を働かせることが大切です。　ある女性には幼い子どもがいますが、准看護師として病院で勤務しています。　ただ、正看護師の資格を取得したいと考え、昼は看護学校で学び、夜は仕事　という生活をしています。　常識的にみれば、子育てをしながら学校に行き、夜も仕事というハードな毎日　は続かないでしょう。　それでも、自分の目標を実現させたいと頑張っていましたが、さすがに限界を　感じたのです。　そして、正看護師の資格を取るのはあきらめよう、と考えていたとき、ラジオ　から『もうこれまでと思うのも自分、まだまだやれると思うのも自分』　という言葉が聞こえてきたのです。　なぜか、突然の言葉に彼女は新たな力が湧いてきて、いろんな問題もありまし　たが、その後みごとに正看護師の資格を手に入れたのです。　人の感受性というのは、千差万別でちょっとした言葉に触発され、人生の岐路　に大きな影響をもたらしてくれることがあります。　「自分にはもうできない、無理だ」と限界を感じることは、多くの人が経験す　るものかもしれません。　ただ、そのあと、自分の気持ちをどのように整理するかはとても大事です。　間違いないのは、「自分にはもうできない」とわかったのは、それまで努力して　がんばってきたからです。　そして、人間的に成長したということなのです。　このとき、仮にあきらめたにしても、自分を卑下する必要はありません。　あきらめたにしても、再チャレンジするときがくるかもしれないからです。　自分の限界を感じるのは、それだけ自分自身に成長の歴史があったからだ、と　考えてみましょう。　そのように自分を振り返ることが、自己観察力を高めることになります。　自己観察とは、自分を知ることです。　自分の可能性を信じる力は、誰にでも与えられています。　福島正伸さんの言葉に次のようなものがあります。　　　　　いつも無限の知恵がある　　　時間がなくとも　そこに「思い」があるかぎり　　　知恵が尽きることはない　　　自分の中に　無限のものがひとつあると　　　人生の可能性が無限になる　　　知恵はいつでも自分の中にあり　　　本気とともに　無限にわいてくる　　　さあ、夢に向かって進もう　　　あなたには　いつでも　無限の知恵があるのだから　知恵というのは、心の力のことです。　心しだいで、限界は限界でなくなり、新しい自分への興味を持つことにもなり　ます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月30日

  コメント(0)

• 【縁起のいい生き方をしよう】

  【縁起のいい生き方をしよう】　勝負の世界では、よく「ゲンをかつぐ」（験を担ぐ）ということを言います。　どんなことであれ、いい結果が出てほしい、いいことがあってほしいという　願いを表わす言葉です。　この人間的な気持ちは、「縁起」（えんぎ）がよい、悪い、という言葉でよく使　われています。　「縁起がいい」、という言葉に気分は盛り上がります。　一方、「縁起が悪い」、という言葉を聞くといい気分にはなりません。　日常の会話でもたまに、「縁起でもない」という言葉を耳にすることもあり、　誰もが避けたいというマイナスイメージを持ちます。　「縁起」というのは、一説では「因縁生起」（いんねんしょうき）という意味　があるそうです。　「因」は原因の「因」で、すべての元です。　この因も、自分が直接つくった原因もあれば、自分以外のことから作られた　間接的な原因があります。　「因果の法則」と呼ばれるものです。　このように考えると、自分がいかによい因縁をつくっていくかが重要なこと　に気づきます。　ところが、縁起をかつぐことだけに気をとられて、なるべくなら努力をしない　でおきたいという甘え心を起こすのも人の一面です。　かといって、自分だけが努力したから、いい結果が出た幸福になれた、と思う　のは勘違いといえるでしょう。　本当の縁起をかつぐ、とは「自分が自分が」という自己中心の考えではなく、　「周囲のおかげがあり、協力があるから」という考えが、前提にあるべきなの　です。　このように仏教から生まれた言葉には、ブッダの考えが示されているものが多　く用いられています。　周囲のおかげで今の自分がいる、この考えがあれば周りもさらに応援してあげ　ようとなります。　いい結果を出すために、「私はこれだけ頑張ってきたんです」という気持ちの　人には、賞賛はあってもそれは一時的なもので終わってしまうでしょう。　この頃は、文化やスポーツの分野で評価された人のコメントにも、「スタッフ　や周囲のおかげです」という内容が多くなり、これはとてもよい印象をもたら　してくれます。　縁起のいい日々を過ごすには、周囲の支えや協力があってこそ、という気持ち　を忘れないことが大切です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月29日

  コメント(0)

• 【自分の中にある二つの心】

  【自分の中にある二つの心】　人には、自分と他人を比べて自分にないものを他人が持っているとき、なぜか　うらやましいと思う心があります。　そのように思う人にも、二つのタイプがあります。　うらやましさをバネにして、「私もあのような人になろう」と努力をする人。　反対に、「私にはあのようにはなれない。あの人が不幸になればいいのに」、と　悪い気持ちを持つ人。　冷静に考えれば、前者の人に生き方に応援したくなります。　自分と他人を比べたとき、相手に「うらやましいな」と感じるのは、劣ってい　ることを「何か、自分は不幸なんだな」と思ってしまうからです。　しかし、それは現実ではなく想像の世界のことだといえます。　こんな話があります。　貧しい家に育った若者が、就職が決まり社会人になりました。　母親が言いました。　「人が持っているものを、欲しがったりうらやましい、と思ってはダメよ」　父親が言いました。　「そんなことは無理だ。うらやましいと思わないわけがない。うらやましい　　と思うのは当たり前だよ」　それから数十年がたちました。若者も立派な社会人になりました。　その人は、当時、両親から言われた言葉が、今ではとても役立っていると感謝　しているそうです。　母と父のまったく違う言葉のどちらか片方を信じていたら、息が詰まるような　人生を送っていたに違いない。　違う考えがあることがわかっていたから、ものごとを見る目のバランスがとれ　るようになった、と思ったのです。　老子の言葉に「中庸」とい考え方があります。　一般的には、「右と左のまん中」ととらえます。　右の意見が正しい、いや左の意見が正しい、ここにこだわると分断という現実　しか生まれないのです。　老子は、そこで「中庸」という考え方を示しています。　老子の言う「中庸」とは、調和・バランスという意味があります。　太陽は、東から昇り西に沈みますが、東だけ西だけにこだわるのではなく、東　から西に動く過程の中に、学ぶものがある。　東から西に動く過程全体が、調和でありバランスです。　人の心も同じように、「うらやましがってはいけない」「羨ましく感じるのは　当然」どちらがあってもよい、と思うことから、物事を深いところから見る　力がつくのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月28日

  コメント(0)

• 【人からしてもらうことの「有難さ」に気づこう】

  【人からしてもらうことの「有難さ」に気づこう】　日本にホスピスケアのシステムを導入されたのは、柏木哲夫医師です。　柏木先生によると、ニュージーランドの施設では興味深い活動が行われている　そうです。　ここでは、ガン患者さんのために、自分の「人生史」を作成する活動をしてい　ます。　その「人生史」のライターはみんなボランティアだそうです。　患者さんから、それまでの生きてきたいろんなお話を聞き、それを文章にして　人生史をまとめるのです。　柏木先生は、それらの人生史を読んでいて、共通した特徴があることに気づき　ました。　どんなことかと言いますと、自分の人生は家族や人のために働き、いろいろな　ことをしてあげてきた、と思っていたのですが実際は、人からしてもらったこ　とがはるかに多いことに気づいたのです。　自分がこれまで生きてこれたのは、周囲の人たちのおかげである。　この気づきは尊いものです。　詩画作家の、星野富弘さんの作品に次のような詩があります。　　　　神様がたった一度だけ　この腕を動かして下さるとしたら　　　　母の肩をたたかせてもらおう　　　　風に揺れる　ぺんぺん草の実を見ていたら　　　　そんな日が　本当に来るような気がした　星野さんは中学校の熱心な体育の教師でした。　24歳のとき、体操のクラブ活動を指導しているとき事故にあい手足の自由を　失くしました。　その星野さんの手記があります。少し長いですが紹介します。　「母がいなければ、今の私はなかったと思うのです。特に九年間の病院生活は　　母なしでは考えられません。　　こんなことがありました。食事は三度三度口に入れてもらっていたんですが　　たまたま母の手元が震えて、スプーンの汁を私の顔にこぼしてしまったので　　す。このわずかなことで積もり積もっていた私のいらいらが爆発しました。　　口の中のご飯粒を母の顔に向け吐き出し、『チクショウ。もう食わねえ、くそ　　ばばあ。おれなんかどうなったんでいいんだ、産んでくれなきゃよかったん　　だ』と言ってしまいました。　　母は泣いていました。よほど悔しかったのか、しばらく口をききませんでし　　た。ところが、ハエが私の顔の上を飛び回り、いくら顔を振っても離れては　　すぐに顔にたかるのです。だまりこくっていた母もたまりかね、ハエをたた　　こうとしたんです。　　そして、たたくというより押さえました。ハエは逃げてしまいましたが、母　　の手のぬくもり、ざらついてはいましたが、柔らかな手の感触を感じたので　　す。この時ですね、母親の愛を知ったのは。　　もし私がけがをしなければ、この愛に満ちた母に気づくことはなかったでし　　ょう。一生を高慢な気持ちで過ごしてしまう、不幸な人間になっていたかも　　しれません」　私たちは、家族はもちろん、たくさんの人たちに支えられて生きています。　してもらうことが当然という気持ちが、ついどこかに表れたりします。　しかし、死ぬ直前になって周囲から受けた恩を感じるのではなく、いつも意識　するような心は持っておきたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月27日

  コメント(0)

• 【幸せとは、充実した一日を積み重ねていくこと】

  【幸せとは、充実した一日を積み重ねていくこと】　昔、インドでブッダが一人の若者から質問を受けました。　「不安を持たずに、充実した人生を送る方法を教えて下さい」　ブッダの言葉は次のようなものでした。　「今という『現在』では、物事に執着してはいけません。　　昔という『過去』には、後悔ばかりしてはいけません。　　明日という『未来』へは、不安を抱いてはいけません。」　人は、三つの時間を持っているという考え方があります。　一つは、「現在」という時間です。　二つ目は、「過去」という時間です。　三つ目は、「未来」という時間です。　この三つの時間を上手に使いなさい、というのがブッダの言いたかったこと　です。　現在という時間を、自分の欲を満たすことだけに使おうと考え続けると、心は　空虚になります。　過去という時間に後悔してばかりいると、自分が生きていることを否定したく　なり、心は苦しくなります。　後悔には、二つあります。「しなければよかった」という後悔、さらに「して　おけばよかった」という後悔。　未来という時間を不安に思うと、心は落ち着きません。　予期しないことに備えることは必要ですが、取り越し苦労をする必要はないの　です。　若者の問いに答えた、ブッダの言葉を簡単に言いますと、　「現在に感謝し、過去に学んで、未来に希望を持つこと」です。　このブッダの言葉も、次のように理解することができます。　現在に固執し物事に執着したくなるのは、視野が狭いからです。　視野を広くするには、人のためになることを考えることです。　過去を後悔するのは、寛容な心が不足しているからです。　寛容な心、許す心があれば、過去から自由になれます。　未来に希望が持てないのは、現実を受け入れていないからです。　現実を受け入れるには、自分から逃げずに自分を大切にすることです。　現在や過去や未来という、それぞれの時間に充実感を味わえるように、日々の　生活にこの考え方を反映せていくことが、幸せな生き方です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月26日

  コメント(0)

• 【不安を安心に、緊張を落ち着きに変えるには】

  【不安を安心に、緊張を落ち着きに変えるには】　どんな天才も、いつもハイテンションな気持ちでいることはできません。　AIロボットには可能かもしれませんが、人間にはそのようないつも同じ状態　でいるように、神様はつくられていません。　嬉しいときは嬉しく、悲しいときは悲しいと感じ思うのが人です。　嬉しくなったり、悲しんだりできるから人でもあるのです。　このように、人は時と場所に応じて、自分の気持ちを切りかえていく能力があ　ります。　この切りかえは、気持ちのスイッチをONにしたり、OFFにすることです。　この切りかえをうまくできずに悩んでしまう人もいます。　切りかえができない一番の理由は、そのときに取り組んでいることは何のため　にやっているのか、をきちんと理解していないからです。　その状態で、仕事をしていると不安は不安のままになり、仕事を任されても　緊張が緊張のまま、ずっと続くのです。　すると、ストレスもたまり、いつか心は折れます。　あるスポーツドクターが書かれていた本から教えられたことがあります。　このドクターは、20年以上も前ですがパラリンピックの車椅子バスケットの　チームドクターを担当しました。　選ばれた選手たちには、共通して素晴らしいことがあるいうのです。　それは、気持ちの切りかえがとてもうまいということです。　練習のときは練習に全力で取り組む。一方、休みのときは徹底して体を休めて　体のケアをおこない、心も休ませる。　この気持ちのスイッチのONとOFFの切りかえが上手なのです。　もちろん、みんがみんな最初から上手だったわけでもないのです。　ただ、選手たちは自分たちが好きなバスケットをすること、これが目的であり　そのために、きつい練習をすることを理解していたのです。　バスケットというスポーツをするために練習して鍛える。　そして試合に勝つには上達しその努力を続ける。　この流れを繰り返しおこない、自分の成長を楽しんでいるのだそうです。　気持ちを切りかえることができる人は、やるべきことを繰り返します。　気持ちを切りかえることができない人は、やるべきことができない自分に　言い訳をします。　不安を安心に変えることができる人は、やるべきことに全力を注ぎます。　不安を不安のまま放置する人は、やる前から自分にはできないとあきらめ　います。　緊張を落ち着きに変えることができる人は、緊張を楽しんでいます。　緊張を緊張のままにする人は、緊張を恐れています。　気持ちの切りかえができる人は、自分を成長させることが好きです。　気持ちの切りかえがヘタな人は、自分を成長させることに臆病です。　気持ちのスイッチを切りかえがうまいと、生きていることが楽しくなります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月25日

  コメント(0)

• 【磨かれた人には人が集まってくる】

  【磨かれた人には人が集まってくる】　人は「心で生きている」存在です。　人間以外の生きものは、種の保存という本能的な働きが大きく、人が持つ知能　や知性には及びません。　コンビニのセブンイレブンは、ヨーカ堂というスーパーから生まれました。　当時、店舗は５つしかありませんでしたが、今ではコンビニ・セブンイレブン　の店舗数は２万店あるそうです。　その基礎は、鈴木敏文さんによって築かれました。　鈴木さんは、「心で動くお客さんに、理屈で接してはいけない」、という考えを　モットーにしていました。　つまり、人は心で生きていくという考えを根本にした成功事例です。　禅の言葉に、「抜群無益」（ばつぐんむえき）というものがあります。　通常、「抜群」というのは、群を抜いて優れている、という意味で使う言葉です　が、禅の世界では少し違っています。　「群」とは「人間社会」を指し、人間社会を抜けてしまっては、益することが　無いということです。　つまり、人は人にもまれて、磨かれてはじめて一人前になる。　さらに、磨かれた人のところには、自然に人が集まってくる。　という意味です。　人間関係に悩みを持つ人はたくさん存在します。　しかし、これは昔も今もほとんど変わっておらず、人が生きている限り、人間　関係の問題はなくならないでしょう。　そんな世の中でも、ブッダや孔子や老子は、心の持ち方考え方のヒントを与え　えてくれています。　ですから、人間関係でもまれて、悩むことは自分が磨かれることなのです。　昔、白隠和尚という有名な禅僧がいました。　15歳から仏門での修行を始め、多くの民衆に禅の教えを広めた人物です。　当時は、字を読める人々は少なかったので、そんな人たちに禅とはどんな教え　かわかりやすく絵に描いて配っていました。　描いた絵は一万枚以上だと言われています。　それだけたくさんの人々と接していたということです。　仮に、一枚の絵で４～５人を集めて仏の教えを説いて、相談を聞いてあげたと　しても４万人の人たちに話しをしたことになります。　ある日、若い未婚の女性が赤ちゃんを産みました。　父親は驚き、誰の子だと問い詰めたところ、娘は「白隠和尚です」、と苦しまぎ　れの嘘をついてしまいました。　娘の父親は、カンカンに怒ってお寺に乗り込んできました。　父親は、「この赤ん坊は和尚の子だから、引き取ってくれ」と強い口調で迫り　ます。　すると、和尚は「あぁ、そうかい」と言い訳もせずに赤ん坊を抱きました。　この話は、村中に知れわたり、檀家の人たちからも軽蔑の目で見られるように　なりました。　托鉢に出るときも、和尚は赤ん坊を抱いています。　雪の降るある日、その光景を見た娘はとうとう我慢できなくなり、本当のこと　を父親に告げました。　子どもの親は、和尚とは違う人物であることがわかったのです。　事情を知った、娘の父親は和尚のところに行き謝罪をしました。　それでも、和尚は「あぁ、そうかい」と言って、赤ん坊を返したそうです。　村の人々は和尚の人柄に心を打たれたのでした。　このように、どんな立場にある人もそれなりに、人と人との関係があり問題も　生じます。　ただ、その中で磨かれた人にはさらに、人が集まりみんなを幸せに導き社会に　貢献することになるのです。　人間関係で悩むことは、損をすることではなく自分磨きの好機だ、ととらえる　と生きる意味への理解が深まっていきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月24日

  コメント(0)

• 【なぜか気分が乗らないとき、やれることは何か】

  【なぜか気分が乗らないとき、やれることは何か】　人の体にはある種のバイオリズムがあります。　多くの人は経験していると思いますが、天気一つで気分がよくなったり、悪く　なったりします。　もちろん、天気が気圧に影響を与えることも要因の一つです。　よくネットなどで、自分の生年月日を入力すると、現在過去未来のその人の　体調や、感情の浮き沈みなどをグラフで示してくれるサイトを目にします。　これは占いとはまた違うもののようですが、人には身体の健康と心や感情には　波があるという説です。　信じるか信じないは、その人の自由です。　ただ、原因はよく分からない、特に理由はないのに気分が乗らないときにどう　すればいいか。　自分独自で改善する、それが一番です。しかもお金をかけないのが理想です。　最も、効果的なのは脳によい刺激を与えることです。　ここでいう、刺激とは興奮するという意味ではなく、ゆっくりした時間を持つ　ということも含みます。　深呼吸も、脳への刺激には十分になり得ます。　まず、気分が乗らないときはイライラしないことです。　それから、深呼吸をします。数回でも十分です。　（深呼吸は自律神経の副交感神経の血流をよくし、気持ちを落ち着かせます）　次に、最近自分が楽しいなと感じたことを、いくつか思い出してみます。　二つか三つぐらいでも十分です。　その楽しかった出来事が、美味しいスイーツを食べたことだったらその味を思　い出す。　好きなお笑い芸人さんのコントだったら、もう一度思い出して笑う。　そのことに、20～30秒ぐらい集中します。　これだけで、少しは気分が変わります。　なぜかというと、脳は五感の感覚には敏感で、しかもすぐ思い出すことができ　るため、いい気分になった記憶もよみがえるのです。　ただし、ネガティブな記憶は思い出さないことです。　よけいに、気分が悪くってしまいます。　その後は、食事にときに食べ物を口入れたら、しっかり味わうことに集中する　のです。これは飲み込むまでの時間でも構いません。　舌から感じる味覚の感覚に集中することで、脳は美味しいと気持ちよさを感じ　ます。これが、脳によい刺激になり幸せホルモンが分泌されるからです。　このやり方に少し慣れてきたら、次はたまにでも構いません。　現在の自分に「何か、恵まれていることはないか」、と問いかける時間をとる　ことをお勧めします。　いつもは当たり前のことだと思っていることでも、考え方を変えれば人よりも　恵まれていることは、一つや二つは絶対にあります。　たとえば、こんな話があります。　スペインにルイス・デ・モヤさんという神父さんがいます。　今は、70歳ぐらいですが37歳のとき交通事故にあい、首から下が動かなく　なりました。　しかし、現在でも悩みのある人の相談に乗り、多くの人を元気にしています。　パソコンを使い本も出しています。　首を動かしてカーソルを移動させ、呼吸でマウスをクリックできます。　神父さんは、ある日こんなことを聞かれました。　「体が不自由なのに、どうしてそんなに明るいのですか？」　神父さんは答えています。　「ケガをして失ったものは確かにあるよ。でもね、それは億万長者が10ドル　　を落としたようなものだよ。　　僕らは、目に見えなくても数え切れないくらい素晴らしいものを、もらって　　いるからね」　今、恵まれていることに気づくと、人の心は穏やかになり、気分はよくなって　いきます。　この気づきが、脳に対するよい刺激になるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）

  2022年10月23日

  コメント(0)

• 【心というバッテリーへの充電の仕方】

  【心というバッテリーへの充電の仕方】　人の心は、自動車のバッテリーに似ていると言った精神科医がいます。　自動車のエンジンはバッテリーで回りますが、同時に自動車は走行することで　バッテリーに充電をしています。　しかし、このバッテリー自体に力がなくなると自動車が走っても、バッテリー　に充電することができなくなります。　こうなると、バッテリーそのものを新しく交換するしかありません。　人の心は交換することはできないかわりに、肉体生命がなくなるまで動き続け　ることは可能です。　バッテリーの充電率を、人の心の状態に比較してみると大体、次のようになり　ます。　　100～80　元気もあり満たされ、気持ちの余裕がある　　80～60　　冷静な判断と思考ができる。たまに疲労を感じることがある。　　60～50　　このレベルは不安定な状態で、休息が必要。　　50～40　　強迫観念の状態になり無力感も強くなり、医師の治療が必要。　　30～20　　医療機関での入院治療が必要。　　20～10　　希望が持てず絶望を感じる状態。　注意しておきたい時期は、60～50のときです。　自分でよくないことを察知できれば、すすんで休養できる環境をつくるように　誰かの力を借りてでもするべきです。　この時期には、自分自身の対処力にも人それぞれ個人差があります。　大切なのは、日頃からの心のケアです。　人の心にとって最も有益なのは、熱量というエネルギーです。　そして、自分を責めたり不安に思うことよりも、まずおいしいものを食べて　しっかりとした睡眠時間の確保が大切です。　心の状態が少しでも回復してきたら、元気になれたことに感謝の気持ちを起こ　すようにしましょう。　感謝すると、不思議に気持ちがやわらいでリラックスできます。　さらに、お笑いタレントさんのユーチューブを見るなどして、笑うことに努め　るのです。　アメリカで、有名だったユーモア小説家のマーク・トウェインが語りました。　　　『自分が元気になる一番の方法は、　　　　他の誰かを元気にすることです』　現実に、自分が苦しいときは人を元気にするような気にはなれないものです。　しかし、それでも、横にいる人に笑顔で話しかけるだけでも、誰かを元気に　することになる、とマーク・トウェインは考えたのです。　これは、仏教でいう利他の心です。　キリストの教えでは、「与えよ、さらば与えられん」ということです。　自分の心の充電率を、いつも100％にしておくことはできないかもしれません　が、できる限り80～60％ぐらいに維持できる力を備えておきましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月22日

  コメント(0)

• 【運勢をよくするには】

  【運勢をよくするには】　私の尊敬するメンターの一人の方が、こんなことを言いました。　「生きていれば、今日から明日になり、明日があさってになる。　　誰でも、明日へ運ばれています。『そんなのはイヤです』と抵抗しても、　　私たちは運ばれています。　　これこそが『運』です。要するに誰にでも運があるんです。　　ところで、『運勢』という字を思い出して下さい。　　運ぶ勢いと書いて『運勢』つまり、『運勢がいい』とは、『運ぶ勢いがいい』　　ということなんです」　この言葉から出る結論は、運を運ぶ勢いがなければ、よい運勢にはならない、　ということです。　同時に、運勢をよくしたいと思うなら、勢いをつけることが重要です。　そこで、勢いをつけるとは、具体的にどんなことなのでしょうか？　いろいろありますが、まず、最低三つのことを覚えておくと役にたちます。　１、肯定好きな人間を目ざすこと。　　　どんな出来事も、素直に受け入れて否定せず、嘲笑しないこと。　　　自分と意見の違う人でも、すぐに批判しないこと。　２、感情安定型の人間を目ざすこと。　　　感情に左右されるのが人の特性ですが、感情に支配されないように自分を　　　制御するクセを持つこと。　３、プラス発想型の人間をめざすこと。　　　人間関係を含めて、起きた出来事にはおおむねよい方向にとらえて、満足　　　すること、感謝する意識を持っておくこと。　以上の三つです。　ただ、一つだけ補足しておきます。　三番目にある「満足する」意識を持つ、ことについてですが通常「満足」とは　自分の欲求が満たされることを意味します。　しかし、ここではそうではなく中国の思想家・老子の考えを示しています。　人は、お金や物や食べ物などに満足しても、さらに求めたがります。　これは、人の欲望には際限がないという発想があります。　老子の考える「満足」とは、「今の暮らしの中にあるものに目を向けて、感謝　していく」というものです。　これは、欠乏しているから満足したいという、その満足ではなく今あるものに　満足し感謝する、ということです。　たとえば、ある人が、今月一万円の貯金をしたことに満足し、感謝しました。　しかし、別の人は、今月二万円の貯金しかできなかったのが不満です。　どちらの人が運勢がよくなるかというと、一万円の貯金の人です。　まず、これらのことを目ざしてみましょう。　「三つのことができる人にならなければ」、と思わず一つでも目ざしてみる。　これが運に勢いをつけることになるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（by　ハートリンクス）　　　　　

  2022年10月21日

  コメント(0)

全3675件 (3675件中 651-700件目)

< 1 ... 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ... 74 >