【人生を好転させるヒント・2】
【人生を好転させるヒント・2】 稲盛和夫さんの言葉に次のようなものがあります。 よく運が良い悪いと言いますが、運のいい人というのは、考え方が前向き です。 運の悪い人というのは、自分を棚に上げて人の批判ばかりしています。 そういう人は、知らず知らずの内に運を悪くしています。 ニューソート思想を広めた人物に、ジョセフ・マーフィーという人がいます。 日本での読者も多く、上智大学の教授だった渡部昇一さんも大きな影響を受け たそうで、翻訳本を出しています。 ジョセフ・マーフィーは哲学・神学・法学・薬学の博士号を修得した人です。 1955年には日本を訪れています。 彼の「運命を好転させるためのヒント」は次のようなものです。 1、自己の存在の尊さと偉大さを知る。 人間は宇宙を動かしている、英知と生命力と同じ力を自分の中に宿し、 同時に、無限の可能性を秘めている存在です。 人がこの世に生を享けるということは途方もないわずかな確率です。 一人の人間が生まれるには、両親、祖父母をたどり10代前には512人 のご先祖が存在します。 20代前は524,288人の、30代前は536,870,912人のご先祖の命を 受け継いでいるという計算が成り立ちます。 2、心がまえで人生が決まる。 心がまえとは、考え方、意識、思考のことで、何事もポジティブに考える ようにしましょう。 なぜかというと、人の心理はどちらかというとネガティブに考える傾向が あるからです。 悲観的な心は、身体の神経系統を乱しますが、楽観的な心は身体を健康な 状態に維持していこうとします。 3、心には、習慣性があることを認識すること。 生活習慣病があるように、心にも思考習慣病というのがあります。 つまり、「心のクセ」です。 朝、目が覚めたときから夜、ベッドに入るときまでの心のバイオリズムを 良好な状態に保てるようなクセをつけましょう。 良好な状態ならぐっすりと眠れますが、悪ければ熟睡できません。 4、どんな小さなことにでも感謝する心を持つ。 日中起きるトラブル、人間関係から生じた悪感情がそのままだと、不安 や怒りがストレスになります。 すると、脳内ホルモンのバランスがくずれて、感情障害が起きやすくなり ます。この、悪感情は感謝という中和作用をもつ感情で浄化できます。 感謝の対象となる、物・人・出来事は身近なところにあります。 探し出してでも感謝しましょう。 5、ピンチや逆境はチャンスととらえる。 物事は自分の思い通りにいきません。ピンチや逆境は必ず現れるもの。 そして、必ず原因があります。 反省すべき点を修正して、人は成長できる。 この意味で、ピンチや逆境は自己成長のチャンスなのです。 自分の考え方に合った内容があれば、スマホにメモしておいて時間が空いとき に、気分転換に眺めるだけで、幸せな人生の流れをつくることになります。 (by ハートリンクス)