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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「風牙天明 フェンネル大陸 偽王伝」です。 【中古】 風牙天明 フェンネル大陸 偽王伝 講談社ノベルス/高里椎奈(著者) フェンの物語です。 今回大きくお話が動きました。 これを書きたかったのでしょうね。 前巻で世界制覇を目指すかのように動き出した 大国のシスタス。今度は自らを皇王と名乗り、世界で 唯一の王で、他の王を認めないと宣言したのです。 他国はびっくりですが、面と向かっては反対しにくい。 何しろ、シスタスに全力で攻撃されたら、とても 耐えられないからです。 そこで、裏でコソコソと小国による同盟を画策します。 シスタスに対抗できるようになるまでの我慢です。 というわけでフェンはコンフリーに向かいます。 コンフリーの代表は王とは名乗っていませんが、 王の中の王と呼ぶに相応しい人物らしく、同盟の 盟主になってもらおうという魂胆です。 ちなみになぜそんな重要な役割をフェンに任せたか ですが、相談の手紙がフェンの母国語ヘンルーダ語 だと意味が理解できるように細工してあったのです。 しかしコンフリーの代表ウィルは同盟の代表になど なりたくない。 戦いたくないし、戦わないことを守りたい人々が いる。フェンは戦わないこと、守るということ、 多くの大切なことをウィルから学びます。 それは欠けてしまったフェンという存在を少しずつ 補っていくかのようです。 そして、シスタスの横暴に耐えきれなくなった フェンはシスタスの使者の元に向かいます。 しかし子どもという事で相手にしてくれません。 「子どもの相手ができぬと言うなら・・・」 何とフェンは王宣言をします。 偽王と。 サチとテオはその突然の宣言にもまったく驚く こともなく、臣下だと豪語するあたり、豪胆ですねー この先、フェンが各国を取りまとめることに なるのですかね。 その先には母国であるフェンベルクとの邂逅も あるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.25 22:57:59
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