【書籍感想】夢をかなえるゾウ
書籍の感想です。今回は「夢をかなえるゾウ」です。夢をかなえるゾウ1 [ 水野敬也 ]4巻が非常に良かったので、1巻から読んでみることにしました。感想ですが、面白かったです。4巻は思わず涙ぐみそうになった箇所があったのですが、1巻はそういう場面はありませんでした。ですが、とても面白く読めました。ガネーシャは神様なのですが、とても神様には見えない、思えない行動の数々を繰り広げます。実際のところ、ガネーシャの食事代、おやつ代を負担しないといけないので金銭的には余計大変になるというか・・・そんなガネーシャの教えを請うことになった男の話です。男の夢は「変わりたい」「成功したい」という至極普通の夢です。とは言え、普通の夢だから叶えるのも簡単、というとそうではなく、多くの人が夢を見るだけで叶えられずに終わるような夢ですね。そんな夢をガネーシャが叶えたろうと癖の強い関西弁で言うわけです。物凄く胡散臭いわけですが、毎日1つずつ出される課題をこなしていきます。ガネーシャは神様だからといって「即お金持ちになれる方法」なんて教えてくれません。あくまでも手助け、なわけですよね。そして、いろいろ言っていますが、後半でガネーシャ自身も認めている通りガネーシャの教えは特別新しいものではありません。しかし、先人の教えに大きく頷き、「そうだったのか!」と言いつつ、実際に実践はしない人がいかに多いことか!例えば課題には「人の成功をサポートする」とか「ほかの人の長所を褒める」とか「決めたことを続けるための環境を作る」とかそんなのがあります。1つ1つは大したことありません。ですが、それを1つ1つ積み上げて、それを日々実践している人がいたとしたら・・・その人は多くの人に愛され、成功に向けて進んでいくことができるのだと思います。まあ、大変だけどね・・・ガネーシャも言っていますが、成功するのも人生だけど、そうでない人生もまたよし、世界を楽しんだものが勝ち、なのです。辛い努力では続きません。ですが、努力が自分にとって楽しいことで、それが人にとってもありがたいことだったら・・・それは成功するに決まっていますよね。そうなる人生であれば最高ですが、なかなか難しいよね~でも純粋に読み物として面白かったです。2巻も読んでみたいなぁと思っています。