【書籍感想】幽遊菓庵〜春寿堂の怪奇帳〜四
書籍の感想です。今回は「幽遊菓庵〜春寿堂の怪奇帳〜四」です。幽遊菓庵(4) 春寿堂の怪奇帳 (富士見L文庫) [ 真鍋卓 ]相変わらず巻き込まれる名月ですが、今回は玉藻の過去が語られます。なぜ玉藻は酔狂にも和菓子屋なんぞやっているのか。それは昔交わした約束であり、自分を変えた人間への興味もあるのかもしれません。名月はそれに巻き込まれてしまっているわけですが、しかし名月自身にこれらの縁が良い影響を与えていることも事実な訳で一方的に使われているわけではありません。お互いがお互いに良い影響を与えているのですね。それにしても、今回はあずきの巻でもありました。役立たずなだけでなく、商品のお菓子までつまみ食いするあずきはマイナス要素だったわけですが、今回、講習会で玉藻と名月を助け、更には常闇杉を倒すべく、立ち向かった時に、あずきが持っていた宝珠が活躍することになります。もうあずきを猫の手以下なんて言わせないよ、やる時はやる子だよ!はてさて、いつまでミラクルは続くのかね。楽しかった〜