【書籍感想】彩菊あやかし算法帖
書籍の感想です。今回は「彩菊あやかし算法帖」です。彩菊あやかし算法帖/青柳碧人【3000円以上送料無料】浜村渚の計算ノートの青柳さんの作品です。渚も数学系の小説でしたが、こちらも数学系のお話です。表紙絵でわかるかも知れませんが、舞台は江戸時代。まだまだ数学の概念すら知らない人も多い中で、算法に興味を持ち、愛した彩菊は寺子屋で子どものみならず、大人にも算法を教えています。そんな彩菊にあやかし退治の依頼がきます。女性の彩菊になぜ?となりそうですが、そのあやかしは算法を用いるというのです。それに興味を持った彩菊はあやかし退治に乗り出すのでした。なかなか面白かったです。最初のサイコロの問題。次の畳を隙間なく埋める問題。秤で10匁から400匁までの重さを計る問題。6174という不思議な数字の話。など、へーと思わせる数学の話であやかしを大人しくさせるという展開は楽しいですね〜数学嫌いな人でも気軽に読めると思います。オススメ。