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森田理論学習のすすめ

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2024.06.24
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カテゴリ:行動のポイント

ドジャースの大谷翔平選手の打席での新たなルーティンに注目が集まっている。
2024年6月15日のカンザスシティー・ロイヤルズ戦の第2打席から始めたという。
三塁線の延長線上にバットを置き、先端部分に左足をセットするというものだ。
この新ルーティンの狙いについて、大谷選手は「一番大事なのは、同じ姿勢で同じ位置に立つことだ。そのラインの太さは球場によって違うため、少しでもずれないようにしたい」と話していた。

本番前のルーティンは、フィギアスケートの羽生結弦さんも大切にされていた。
コーチと何やら話をする。屈伸運動をする。スタート地点に向かって滑りだす。手を広げる。手で十の字を組む。肩をひねる。手を合わせる。そしてスタート地点に立って構える。これを毎回同じ動作を、同じリズムで行っているというのだ。
合成写真を作るとほぼぴたりと重なるのである。

ルーティンといえばその代表格はイチロー選手だ。
イチロー選手はバッターボックスまでの歩数、屈伸、バットで足を叩く、構え方等17ものルーティンがあるという。
それらが流れるように同じリズムで行われている。
イチロー選手は試合のある日は毎回奥さんの作ったカレーを食べるという。
そこから流れるような行動パターンが続いていく。
球場入りの時間、入ってからの試合が始まるまでのストレッチ、練習なども、同じ時間にルーティンどおりに行われているという。
これをプレパフォーマンスと言うそうである。

なぜ彼らはプレパフォーマンスをことさら重視しているのだろうか。
私は無意識の行動を意識しているのだろうと思う。
人間は不安を感じると前頭前野で検討や詮索を始める。
びっくり辞典によると、人間は1日1.2万から6万回も前頭前野で考え事をしているという。
いざこれから本番というときに、前頭前野で考え事をしていると、練習で100%完全に仕上げたとしても、失敗したらどうしようと考え始めるので、よいパフォーマンスは出せない。

普通は行動によって新しい感情が発生する。
でも次の行動に移らなければ、その時発生した感情が頭の中に居座ることになる。
しばらくの間その時の感情と交流することになるのである。
これが「とらわれ」の原因となる。

「とらわれ」は新しい行動によってほとんど流れ去ってしまう。
しかし新しい行動が用意されないと、流れなくなってしまう。
同じ感情が居座り強化されてしまうのである。
それが精神交互作用によって泥沼化したものが神経症である。

我々がこの話から学ぶことは何か。
毎日の生活をルーティン化することである。
つまり規則正しい生活をおこなうことである。
毎日同じ時間に同じ行動をしていくことである。
無意識に体が動いていく生活をすることである。
別の日の行動を重ね合わせてみると、同じ時刻の行動はぴたりと一致するという生活を送ることである。すると一つのことにとらわれることがなくなる。
とらわれても比較的早く流れていく。神経症に陥ることがなくなる。
行動の変化を意識すると、新たな気づきや発見が増えていく。
課題や目標が明確になり、生きる楽しみが生まれてきます。








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Last updated  2024.06.24 06:31:13
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通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
森田生涯@ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯@ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…

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