私は老人ホームや地域のイベントで仲間と一緒にアルトサックスの演奏をします。
過去の失敗がトラウマとなって、予期不安が湧いてきます。
特に私がソロで演奏するときが怖くなるのです。
頭が真っ白になり、手が金縛りにあったようになり、間違えることが多くなります。
間違えても命までとらえることはないと思っても何の効き目もありません。
ではどうしているのか、ご紹介しましょう。
精神科の医師は「パフォーマンス限定社交不安障害」と診断して、デパスを処方してくれました。
これを本番の3時間前に1錠飲んでおく。
ノルアドリナリンの働きを抑制してくれるということです。
デパスを飲んでいるから大丈夫という気になります。
次にイベントで演奏する曲が決まると1週間くらい猛練習します。
120%の出来に仕上げます。
楽譜がなくても暗譜で演奏できるようになります。
出かける前には忘備録を見ながら持っていく手荷物を準備します。
15項目くらいあります。忘備録を見て準備することが不安を和らげます。
本番前の楽器の手入れ、服装、仲間との打ち合わせを念入りに行います。
ここでも忘備録を見て着々と準備をしていきます。安心感が生まれます。
いよいよ本番が始まります。
120%仕上げても、ここでネガティブになってはどうしようもありません。
否定語は使わないで、肯定語を使うようにしています。
そのときに「私の信条」というメモを読み上げています。
脳は最後にインプットしたことを記憶するというのを信じています。
形を整えることに専念しています。
具体的には
弱気は最大の敵
練習はウソをつかない
ピンチの時は神様が助けてくれる
胸を張って深呼吸を3回繰り返す
4秒で吸いこみ、3秒間止める 7秒間で吐ききる
口角を上げて笑顔を10秒間作る
ソロで始まる曲はいきなり演奏するのではなく、「イチニイのサン」と口にしてから演奏に入る。
これは会社でどもって電話に出られなくなった時に集談会の仲間から教えてもらいました。
いきなり会社の名前を名乗りにくかったら、会社名の前に「お電話ありがとうございます」を付ければどもらなくなるというアドバイスでした。
今年は森田実践として、アジサイを挿し木から育てています。
挿し木苗はメルカリで格安で手に入れました。
鹿沼土にさしています。1か月後何本根づいているか楽しみです。