カテゴリ:行動のポイント
気分に振り回されて、やらなければならないことを放り投げてしまうことがあります。
イヤだ、面倒だ、わずらわしい、気が重い、しんどい、無駄だ、効率が悪い、リスクが大きい、見返りが少ない、どうせ失敗するに決まっているなどという気持ちになったときすぐに逃げ出してしまう。 逃げ出したときはほっとするが、暇を持て余し、自己嫌悪するようになります。 この傾向のある人のことを森田では気分本位の人であるといいます。 気分が行動することをどんなに拒否していても、必要なときに必要なことを必要なだけすることが良識のある人間のすることです。 気分本位の気持ちに流されないで、行動する方法を考えてみました。 一つは規則正しい生活を確立するということです。 これは3ヶ月くらいで習慣化します。 毎日同じ時間に起床し、ルーティンワークに従って同じ時間に同じことをする生活習慣を作り上げることです。頭で考える前に自然に身体が動くようになります。 私は6時20分に起きて、8時までにブログの整理や投稿原稿を作るようにしています。これを始めて12年目です。 するとこの生活習慣を崩すことは居心地が悪いと思うようになりました。 たまにはさぼってずっと寝ていたいと気分本位に流されることはなくなりました。 これは取り組む気になれば誰でも実現可能なことです。 でも単調な生活は味気ないし、かえってストレスになるという人がいます。 自分は独創的で、もっと意味のあることを手掛けたいと考えているのです。 それはルーティンワークに取り組むときに、森田でいう「ものそのものになる」ということを意識すると解消します。 「ものそのものになる」と気づきや発見、興味や関心、問題点、課題、改善点、改良点が次々に見つかります。 それをメモして行動つなげれば、生きがいが生まれます。 小さな成功体験が自己肯定感を育ててくれます。 次に営業などの仕事でサボり癖がついている人は、単独行動をやめることです。 自分は人が見ていないところでは、「楽をしたい、さぼりたい」人間であると、白旗を上げることです。 例えば、単独の営業活動をやめて、同行営業の仕組みを作り上げると気分本位の行動は避けることができます。 あるいはGPSで行動を監視してもらえれば、抑止力が働き気分本位の行動がなくなります。 その他、気分本位の行動を抑制するために役に立つ関連記事をご紹介しておきます。 2023年5月22日 富士山の強力の話 2018年12月30日 ランナーズハイの話 2021年3月31日 大数の法則の話 2016年12月18日 マトリックスを使った行動分析の話 これらの方法を組み合わせて、気分に流されてしまう行動を抑制したいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.17 06:41:28
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