カテゴリ:不安の特徴と役割、欲望と不安の関係
長谷川洋三氏のお話です。
私たち人間は、動物が外部からの刺激に応じて、反射的に、本能的に反応するというものとはだいぶ違います。 私たちは、外部からの刺激を受け止めて、その刺激の持っている意味をよく考えて、自分としてはどういう対応をしたらいいのかということを考えて、行動に出ていく。これが人間性の共通の特徴だろうと思うのです。 動物や昆虫のように、刺激に対して短絡的な反応はしない。 (生活の発見誌 7月号 4ページ) この指摘に対して、私の体験からするとにわかに賛同できない。 自分のことを非難、否定されると、力関係が同等か弱い人と判断すると、売り言葉に買い言葉的な対応をしてきた。 また叶わない相手と判断したときは、すぐに逃げ出した。 つまり反射的に、本能的に対応してきたのである。 長谷川先生の指摘されるように、感情と行動、気分と行動をきちんと切り分けて、その時、その場で適切な対応をしてきたかと問われれば心もとない。 そのような対応のつけは大きかった。相手が逆襲してきたのである。 相手は賛同者を集めて逆襲してくるので、多勢に無勢となって窮地に追い込まれた。 その反省の上に立って、私と同じような傾向の人にこれだけは伝えたい。 腹が立ったとき6秒間だけはがまんする。 脳はがまんして耐えること、つまりじっと待つということは大きなストレスになることが分かっている。 ただじっとして怒りが収まるまで待つというのが無理ならば、別のことをする。 つまり、腹が立ってきたときは、1、2、3、4、5、6と数を数えるようにする。 これは感情の法則の学習の時、怒りの感情は6秒で一山駆け上ると聞いたからだ。 その後は下降してくる。たとえ下降しなくても、間が取れることが大きい。 6秒たったら、できるだけ相手から離れる。 怒りをすぐに爆発させてしまう人は、近づいてはいけないときに敢えて近づき、近づいたほうがよいときに相手を無視している。 その他、2023年6月21日に投稿した「意識して眼を動かすようにする」、さらに山富浩司氏の「マインドフルネスタッピング」などの技法を取り入れるようにする。 次に気分に流されてしまう人へ。 危険なこと、気がすすまないことを避けるのは人間の特性です。 楽なこと、気持ちのよいことを求めてしまうのも人間の特性です。 あなたの人間性に問題があって、楽な方、本能的な気分に流されているのではありません。 しかし気分本位の行動は弊害が多すぎます。 気分本位の人の単独行動は極めて危険です。 酒を飲んだ時などは単独行動してはいけない。 配偶者や制御能力のある人といっしょに行動した方がよい。 人の力を借りて、気分本位の態度をコントロールすることを考えるのです。 訪問営業でさぼり癖のある人は自分では治すことはできません。 これを同行営業に切り替えればすぐに修正することができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.27 06:34:59
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