アトリエ　　Feel...　　

[歳時記] カテゴリの記事

全22件 (22件中 1-22件目)

1

• 

  日本のハーブー七草粥

  今日は七草粥をいただく日。年末年始、ご馳走を食べてだいぶ胃が疲れていませんか。杏香は・・・・めちゃめちゃ胃が疲れております（笑）！１２月に入ってからご馳走三昧、外食続きの日々でした！普段あまりアルコールをいただかないのですが、会食相手が召し上がるときはお付き合いですこおしいただくことにしています。同じ物を食べたり飲んだりすることもコミュニケーションのひとつだと考えているからです。「このワインは○○○産の、作り手が○○で、この年は当たり年で・・・」なんてお話を聞いたり、「ちょっと酸味が強いね」なんて感想を述べ合ったり。食事の楽しいひと時です。したがって、普段ほとんど飲まないのに、会食が増えるので結果的にアルコールも毎日のように飲むことになっちゃいます。年があけて、年末に「また来年～！」なんてご挨拶したのもつかの間、「今年もよろしく～！」と、また食事会です（笑）今日１月７日に「七草粥」。日本人の知恵ですな～。前置きが長くなりました。「セリ・ナズナ（ぺんぺん草）・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ（蕪）・スズシロ（大根）」お粥にして食べる風習は江戸時代から始まったよう。七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べたのです。冬の季節は青野菜が最も乏しいとき。昔の女性たちは寒さの中に頭を持ち上げた若菜（七草）を摘みお米の澱粉を消化よく取ると同時に、ビタミン不足を補えるとても優秀な食べ物だったのですね～。七草はいわば日本のハーブ。セリ 　･･･ 消化を助け、鉄分が多く含まれているので増血作用に効果あり？ナズナ ･･･ 熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用。視力回復にも。ゴギョウ･･･ 吐き気、痰、解熱に効果。ハコベラ･･･タンパク質が比較的多く含まれ、　　　　　 ミネラルそのほかの栄養に富んでいる。　　　　　 歯茎や排尿に効果があるそう。ホトケノザ･･歯痛に。　　　　　スズナ　････ジアスターゼが消化を促進。　　　　　　消化促進、しもやけ、そばかすなどスズシロ･･･ジアスターゼが多いですね。　　　　　　胃健、咳き止め、神経痛などに。これらハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べる。正月疲れが出はじめた私のような胃腸を持つ方の回復にはちょ～どよい食べものなんですね。また、あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理がつづいたあとに、優しく新鮮かもしれません。七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったよう。でも、いつの時代もどんな土地でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と願いながらお粥をいただくそれが七草粥をいただく意味です。そういえば昨年の七草の日も七草粥をアレンジしたことを日記に書いておりました♪「七草ちゃーはん」もうお昼。今日はお寝坊さんも多いでしょうから、お夕飯に「七草粥」いかがでしょ～。

  2006.01.07

  コメント(4)

• 

  中秋の名月は盗み食いOK？

  もうすぐ十五夜ですねぇ。薔薇さんの日記にも詳しく載ってましたが陰暦で８月１５日の月を「十五夜」「中秋の名月」などといいます。今年は新暦9月18日。陰暦では１～３月が春、４～６月が夏、７～９月が秋、１０～１２月が冬。でもって、８月は秋の中の真ん中の月なので「中秋」と呼ばれるのです。古の昔から、日本人は月をめでて来ましたが、やはり今も昔も満月が一番美しいとみられていたのですね。その中でも中秋のこの時期は空気が澄んでいて、最も美しい満月が見れるということで、平安時代初期に、この日月を見ながら宴会をする風習ができたようです。これは観月宴とか月の宴と呼ばれ、当時は月を見ながら即興で和歌を読み、みんなで評価しあって酒を飲み、楽しんでいました。この行事が定着し始めると、月の見える所にすすきを飾り、月見団子、里芋、枝豆などを盛り、お神酒を供えるようになりました。この十五夜のお月さまを「芋名月」などとも呼ぶんです。春から手を掛けて育てた作物が秋には実り、人々に大事な食料をもたらしてくれます。日本人はこの自然の恵みに感謝してこの時期いろいろな祭を行いました。特にこの時期に多く祝われたのは里芋の収穫で、そのため、月見に里芋を供える風習ができ、この名月を「芋名月」などと呼んだりするみたい。また、昔は貧しくて、主食が米ではなく芋だった。だから豊作物としての芋を飾ったということでもあるみたいです。そうそう。お月見ではお団子を飾ってますよね。この飾り方、ちゃんと決まりがあるんですよぉ。お団子の大きさは一寸五分。一番下の段が９個真ん中の段が４個一番上は２個が正解です。実は・・・この芋名月の夜は昔は多くの地方で、人の畑に植わっている芋を勝手に取って食べてもいいという風習があったとか！びっくりですっ！ただし幾らでも取っていいという訳ではなく、道から片足踏み込んだ所までとする、というお約束だったとか。これは「片足御免」という風習です。昔の日本は、このように特定の日にみんなで悪いことをすることを認めて、それによって各種のストレスを解放するという社会的な仕組みができていたそう。似たような風習はヨーロッパでも数十年前までは見られ、集団で牛を盗んでみたり馬車を木の上にあげてしまったり動物を袋叩きにしたり道行く人に泥を投げつけたり、などといったことをカーニバルの時などにやる風習があるようです。面白いですねぇ。中秋の名月は他にも色々な名前で呼ばれました。今宵の月。　「今日の月」の言葉ですけれど、中秋の名月も指すんです。 望月夜。満月ということですが、やはり特に中秋の名月を指します。 三五の月。３×５＝１５で、十五夜。産後の月ではありません（笑）。 名高き月。端正の月。などなど・・・・。今年の十五夜は９/１８（日）。良いお天気ですといいのだけれど、少し雲が出ていて、時々雲に隠れたりするのもなかなか風流なもの。すすきやお団子を飾って餅つきしているうさぎさんをみんなで探してみてくださいね。

  2005.09.14

  コメント(6)

• 

  牛に見立てたナス、馬に見立てたキュウリ

  昨日は送り盆。友人と松島の瑞巌寺で行われる「瑞巌寺大施餓鬼会」に行く筈だったのですが、ご存知のとおり地震がありましたので取りやめに。瑞巌寺の伝統行事である盂蘭盆会（お盆のことね）の大施餓鬼会（おせがきえ）は、「川施餓鬼」と呼ばれて、毎年盆の１６日夜に行われるお盆の行事です。門前の海岸に櫓を組み棚を設け、回向供養のための経木塔婆を焚き上げ、百八つの灯籠とともに全国から寄せられた供養灯籠を海面に流し、先祖の霊の供養を行うそうです。海の上でゆらりゆらりと光が流れていく様子は幻想的というので、とっても楽しみにしてましたぁ、残念。というわけで、実家の門前で、母とともにつつましやかに「送り盆」をいたしました。送り盆とは心を込めてお迎えしたご先祖の御霊を、あの世ににお返しする日。迎え火を焚いた同じ場所で松明を焚き、「送り火」とするんです。お盆の行事、簡単におさらい。13日の夕方から迎え火を焚いて、供物を供えた盆棚に祖先の霊を迎えます。ご先祖さまは灯りを頼りに帰ってくると言われており、なので迎え火を焚くのですって。この日のお供えはあんこのついたお迎え団子。14日あるいは15日聖霊が家に留まる期間。仏壇にお供えものをして迎え入れた聖霊の供養をします。この日のお供えはおはぎ。次の日のお供えはそうめんです。15日あるいは16日に送り火を焚いて霊を送り出します。迎え火を焚いた同じ場所に「送り火」を焚き、迷わないようにあの世への帰り道を照らして霊を送り出します。この日のお供えは白い送り団子です。盆棚に供える供物は季節の野菜や果物に団子、そうめん、水の子（ナスをさいの目に切ったものと生米を蓮の葉に盛ったもの）、牛に見立てたナス、馬に見立てたキュウリなど。この牛と馬には足に見立てたきびがらを刺すらしいのですが、もっぱら我が家では毎度割り箸です（笑）。とうきびの房でしっぽを作ってましたが、今回はしっぽなしにしちゃいました！仏様がお帰りになる時に牛に乗り、馬には荷物を背負わせるお供とされているんですって。供物にはご先祖様が生前好んだ物を添えて、お帰りの際にはお土産に馬に持たせるということらしい。また、きゅうりの馬に乗って早く来てもらい、名残惜しいのでナスの牛にのってゆっくりお帰りいただく・・・という意味もあるそうな。今年のお盆は「地震」という忘れられない土産をいただいたけれど、ご先祖さまからの警告をいただいたのかな～・・・・なんて送り火を眺めながらをぼぉ～っとかんがえておりました来年はどうか平和な気持ちでこの日を迎えられますように。

  2005.08.17

  コメント(6)

• 明日は父の日ですね

  これ、露天風呂「鹿のぞきの湯」から上を見上げた景色です。父の日には黄色い薔薇を・・・なんておしゃれなことを思ってもそう嬉しがる父でもないものでさりげなく聞いてみたところ、「おんすぇん！」と即答されました。なので、今回は「作並温泉」へ。天気予報は晴れるみたいなことを言っていたのに、なんとなくどんより。時々霧雨・・・みたいなお天気でしたけれど、露天風呂に入っている時はちょうど日も射してきました。露天風呂が「寝湯」になっていてそう、空を見上げると、こんな景色だったんです。大自然の中に溶け込んでしまう感覚。涼やかな風がそっと私の頬を撫でていく・・・・なんて気持ちのいい時間。こんな自然の中なら鹿も覗き見しそうです（笑）

  2005.06.18

  コメント(10)

• 坐禅をくんできました(^｡^)

  今日は衣替えにふさわしい、ほんとにいいお天気♪朝4時半に起きて朝ごはんを作り、ひさびさに「資福寺」に坐禅をくみに行ってきました。「資福寺」は仙台では紫陽花寺として有名です。参道の両脇にびっしりと植えてあり、葉っぱはぐんぐん成長して人が通るのを邪魔するくらいになっているのですが、花がまだまだ咲くには時間がかかりそう・・・。空がどこまでも青く、とても爽やか。竹林の緑が朝日を浴びてきらきらとしていました。本堂はでも冷んやり。時折身体を撫でる風がまだちょっと冷たく、なので体全体が暖かい光におおわれているようすをイメージしてました（雑念じゃんっ！）じっと座っていると鶯の声と共に、かえるの声も聞こえてきます。静かな時間。和尚様の説法で衣替えで衣類も一新するのと同じように気持ちも新たにしたいものですとおっしゃってました。今日は気持ちも一新するにはほんと、ちょうどいいお天気。気持ちも一新できたかな。

  2005.06.01

  コメント(7)

• 菖蒲湯に入りましたかぁ・・・・

  今日、端午の節句に、お風呂に菖蒲の根つきの葉を浮かべて入浴すると・子供が丈夫に育つ・一年間風邪をひかない・病気や怪我から守られる・邪気をはらい厄難を除くといった言い伝えがあるんです。ちょっと前までは何処の家庭でも軒先に菖蒲を飾り、菖蒲湯をわかし、菖蒲酒を飲んだり柏餅や粽（ちまき）を食べたりする風景があたりまえのようにあったらしいのですが、近年はせいぜいちまきを食べるくらいでしょうか。何故「菖蒲湯」なのか？菖蒲湯は平安時代から宮中で行われていたようですけれど、武家政権の時代からは、菖蒲は「尚武」、武をたっとぶに通じるというので、5月5日が男の子の節句とされ、武者絵や武者人形、鯉のぼりなどを飾って、菖蒲湯に入り、男の子の成長を願うことが広く行われるようになったとのこと。勝負・尚武に通じる＝「菖蒲」を使うようになったようです。ゴロね。大切な跡取りである男の子の成長を祝うと同時に、魔物から守ると言う意味もあったようで、香りの強い菖蒲の葉をお風呂に入れ、その中で身を清めると言う意味があったようです。この「香りが強い」＝「魔物が退散する」と言う考えかたは、日本だけでなく、中国でもヨーロッパでも世界共通の考え方としてありますよね。「ドラキュラ」に「にんにく」とか。でも、実際に菖蒲は胃腸病などに効果のある薬草でもあって、根っこは漢方薬として用いられているんです。で、菖蒲湯に入ると体が温まり健康によいと言われてきました。また、鎮痛・血行促進の働きをし、腰痛や神経痛などの痛みをやわらげてもくれる、実はすご～いものだったんですねぇ。1. 菖蒲をよく洗って、適量を生のまま湯に浮かします　（この際、束ねると散らばらなくていいみたい）。 2. 20～30分、ゆっくり入浴する とてもいい香りで、気分爽快、ＧＷの遊び疲れた身体にはいいかもしれませんね。ではではおやすみなさ～い･･････

  2005.05.05

  コメント(4)

• 

  今日は八十八夜なのだ♪

  ♪夏も近づく八十八夜ぽんぽん････野にも山にも若葉が茂るとんとん････♪ 唱歌「茶摘」です。う～ん。今の子供たちって知ってるのかな～？今日は立春から数えて八十八日目の「八十八夜」。この日に摘み取られたお茶を飲むと長生きすると言う言い伝えがあるようです。八十八夜は雑節のひとつ。雑節とは二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称なんです。八十八夜は春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされてきました。八十八夜の別れ霜というように、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。 しかし「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」とも言い、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒したことばもあります。実際の茶摘は地域によって違ってくるのに、何故八十八夜だけクローズアップされてるのでしょう？八十八というゴロのよさもあるのかもしれませんね。もうひとつ。これを一字に纏(まと)めると米という字になります。米を作るのには、八十八回手間がかかるから米と書くのだとか。実際は実がついて実った状態を示す象形文字で、八十八の手間というのは俗説らしい。でも、それほどお米を作るのには農家の手間がかかるで、ご飯を残したりせず大事に食べましょうという昔からの教えみたいですけどね。お茶屋さんに行くと、新茶を試飲させてくれて、それがまた美味しい♪みなさんも百貨店に出掛けたら、是非新茶を味わいつつ、茶摘の歌、思い出してみてくださいね。夏も近づく･･･夏に向けて、そろそろお部屋の大掃除でもしなくっちゃ。

  2005.05.02

  コメント(14)

• 何故おはぎ？・・・春のお彼岸

  春分・秋分の３日前から７日間をそれぞれ、春の彼岸・秋の彼岸といいます。彼岸とは「向（む）こうの岸（きし）にたどりつく」という意味だそう。わたしたちのいる現世を、この岸と書いて「此岸（しがん･･･常に迷いや苦しみに満ちた世界）」と言い、亡くなった人が「此岸」をはなれて、いわゆるあの世へ行くことを「彼岸･･･（悟りの世界、涅槃の世界）」とされてきました。これは中国で始まったようですが、太陽を神（かみ）と思い、拝んでいたことに関係するとか。彼岸には太陽が真西に沈み（阿弥陀如来や仏様のいる方角･･･極楽浄土ははるか西のかなたにあると思われてました）、その方向に向かって念仏すればかならず極楽に往生ができるとされていたようです。朝の日の出る東の方のお宮やお寺にお参りして、日中は南の方のお宮やお寺にお参り、農耕の安全と農作を祈り、これを節目として祖先の霊を祀るのです。きわめて原始的な太陽崇拝ともいえますけど、太陽と農耕とが、切り離せない関係にあるということの証なんですね。ということで、お彼岸といえば、ご先祖様の供養とお墓参りですけど、食いしん坊な私的には、ぼたもちやおはぎを真っ先に思い出してしまいます。おはぎやぼたもちの由来は花にちなんで名づけられています。春はぼたんの花が咲くことからぼたもちといい、秋は萩の花が咲くことからおはぎと言われているようです。つまりっ！春は「おはぎ」･･･不正解×春は「ぼたもち」･･正解○　　　　でしたっ！！おばあちゃんから受け継いだ家庭の味が味わえて最高のごちそうなんですね。３月１８日のことを「彼岸の入り」と言います。お墓の掃除をしたり、だんごやぼたもちなどを作ったりします。この団子のことを「迎え団子」と言って、家の仏さまやお墓にお供えし、お参りしてから家のみんなで食べます。　３月２１日「彼岸の中日」（春分の日）には、ぼたもち・まんじゅうや草もちなどを作ってお供えし、お参りしてからまた家のみんなで食べたようです。　３月２４日のことを「はしりくち」と言い、だんごやぼたもちなどを作って家の仏さまやお墓にお供えし、お参りしてから家の者で食べます。この日のだんごのことを「送り団子」と言います。おだんごばっかじゃん･････。ってことで･････、ちゃんと仏壇にそなえて、ご先祖の冥福を祈り、自分達もまた彼の岸（かのくに）にいたるようにお願いしてからおさがりをいただきまっしょ～＾＾ｖ　今年の春の彼岸は、３月１７日から３月２３日までで、彼岸の中日（春分の日）は３月２０日になりまっす。

  2005.03.21

  コメント(10)

• すごもり虫が・・・巣に戻っちゃうよぉ－啓蟄

  「啓蟄」は、春を告げる言葉のひとつ。三月の声を聞くと、陽光のまぶしさに虫ならずとも驚かされたりして。窓を開いて春風をいれたくなります。立春から1ヶ月を経過した頃、春分の半月前が啓蟄にあたります。二十四節気で、ちょうど新暦３月６日頃なんですね。啓(けい)は開く、蟄(ちつ)は冬の間地中に巣籠(すごもり)している虫のこと。冬の間、地中に隠れて冬篭りしていた虫や動物が、穴から這い出して外に出てくる時期。さなぎは眠りから覚めて羽を伸ばし、甲の硬い殻が破られます。すべてが目覚め、活動の準備を始める時期。でも、実際に虫が活動を始めるのは、１日の平均気温が１０℃以上になってから。雪が降っているようでは、今年はまだまだ出て来れなさそうですね。今日は昨日とうって変わって、すがすがしい青空の1日でした。空だけ見ていると、「春だな。」そう感じられるのですけど。春になったら、私も覆っていた堅い殻をやぶって、また新しい私に目覚めよう。春が待ち遠しい････

  2005.03.05

  コメント(6)

• 

  私はあなたのとりこです？-枝垂桃

  　 　　　　　　　　　 　 「枝垂桃」の花言葉「私はあなたのとりこです」 　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　　　ちなみに「桃」の花言葉は「チャーミング」　　　　　　　　　　「桃」という発音、「もも」というひらがなの丸みをおびたかわいらしい字がぴったりの、　　　　　　　　　　　ほんとにかわいらしい花ですよね。 　　　　　　　　　　　薔薇科のこの花、実が赤いところから「もえみ（燃実）」 　　　　　　　　　　変化して「もも」になったようです。 　　　　　　　　　　杏の花ともそっくり。　　 　　　　　　　　　　ん～････。　　　　　　　　　　桜にも見えます！この手の花は、みんな似てますよねぇ。室町時代には、上巳の節句に、「桃花酒（とうかしゅ）」という桃の花びらを浮かべたお酒を飲んだと言われています。このお酒を飲むと、顔色がよくなり、ありとあらゆる病気をとりのぞくと信じられていたようです。今晩は、お父さんにも桃の花びらを浮かべたお酒を出してあげてくださいね。　　　　　　　　　　みなさんの今日が　　　　　　　　　　楽しい「雛祭り」の日でありますように････ 　　　　　　　　　　　　　　　童謡「うれしいひな祭り」　　　　　　　　　　　　　　　１．あかりをつけましょ　ぼんぼりに 　　　　　　　　 　　　　 お花をあげましょ　桃の花 　　　　　　　　　　 　　 五人ばやしの　笛太鼓（ふえたいこ） 　　　　　　　　 　　　　 今日は楽しい　ひな祭り 　　　　　　　　　　　　 ２．お内裏様（だいりさま）と　おひな様 　　　　　　　　　　　　 二人ならんで　すまし顔（がお） 　　　　　　　　　　　　 お嫁（よめ）にいらした　姉（ねえ）様に 　　　　　　　　　　　　 よく似た官女（かんじょ）の　白い顔 　　　　　　　　　　　　３．金の屏風（びょうぶ）に　うつる灯（ひ）を 　　　　　　　　　　　　 かすかにゆする　春の風 　　　　　　　　　　　　 すこし白酒（しろざけ）　召（め）されたか 　　　　　　　　　　　　 赤いお顔の　右大臣（うだいじん） 　　　　　　　　　　　　 ４．着物をきかえて　帯（おび）しめて 　　　　　　　　　　　　 今日は私も　晴れ姿（はれすがた） 　　　　　　　　　　　　 春の弥生（やよい）の　この良き日 　　　　　　　　　　　　 何よりうれしい　ひな祭り

  2005.03.03

  コメント(8)

• 

  雛の飾り菓子　 もうすぐ雛祭り-2

  2月になると、テーブルコーディネートも「雛祭り」のセッティングをするようになります。先日のセッティングでは、大人の女性たちが楽しむテーブルをつくりました。そこで使用したお飾りのひとつがお干菓子で作られた「雛の飾り菓子」。 これは山形の鶴岡で作られたものなのですが、京都の流れを汲んでいて、とても繊細で美しいお菓子です。ちなみにこのお干菓子、1つ1つ手作りなため、注文してから2年も待たないと手に入らなかったりするんですよ(◎o◎)。お干菓子ですから、もちろん食べられるのですけれど、これはやっぱり見て楽しむものかな～なんて思っちゃいます。 山形は「雛のみち」などもあるくらい、お雛様飾りが有名です。かつて川の道として栄えた最上川は、紅花をはじめ、多くの物資を京や江戸へ運び、帰りの船には仏像や鮮やかな衣装など、華やかな京・江戸文化をのせて戻りました。その文化のひとつが雛人形でした。たどりついた雛たちは川沿いの町の比較的豊かな家で飾られ、今では全国的に雛の道として知られるようになったようです。三百年も前の古代雛たちは今でもそれぞれの美しさを誇っています。昔からあるような山菜料理のお店などでも、立派なお雛様がたくさん飾られています。もちろん、博物館や資料館など、この時期はいろいろなところで豪華なお雛様をみることが出来るようです。akoyahimeさんから伺ったのですが、13段もあったりするようです。飾りつけするのも一家総動員、というか隣近所の手もお借りして飾り立てたとか。すごいっ！素晴らしい衣装を身にまとったお雛様を飾りながら、京の都への思いを馳せていたのでしょうか。そのお雛様をみる私も、その時代に迷い込んだような錯覚にとらわれてしまいました･･･。

  2005.03.01

  コメント(6)

• 

  桃は魔よけ？もうすぐひな祭り-1

  ３月３日は「五節句」のうちのひとつ、上巳（じょうし）の節句。いわゆる桃の節句です。桃の節供と呼ばれるのは、旧暦では桃の花の季節にあたるというのも理由のひとつでしょうが、桃には邪気を払うという魔除けの信仰があったからだそうです。（余談ですが、桃の字の「兆」は”妊娠の兆し”を意味しており、 桃が女性やひな祭りと関係が深い訳はここからきているみたいです。）中国の桃の栽培は歴史が古く，食味のうえでも珍重されてきたのですが、古い中国では桃の実を仙（せん）果とし、古来よりめでたい果実の一つに数えているのです。これを食べて3000年の年齢を延ばしたという西王母の故事があったり、武陵桃源など、中国には桃と結ばれた伝説が多いのです。桃には邪気を払う力があるとする民族思想があるようです。だから中国で桃は「生命力」「不老」の象徴なんですね。 古代中国には、三月の初めの巳の日（上巳・じょうし）を悪日として、川辺に出て不浄を除くため水で祓（はらい）を行うという風習がありました。上巳の日を忌むべき日とされた始まりは、 漢の時代のエピソ－ドからとされています。その時代の「徐肇」という人に女の三つ子が生まれましたが、三日後に三人とも死亡してしまいました。。人々はこれはきっと何かのたたりだと、水浴をして忌み汚れを流し禊（みそぎ）をおこないました。この日がちょうど初の巳の日であったのだそうです。これが上巳の祓（はらい）の行事が生まれた始まりと言われています。また3月はいよいよ本格的な農作業の始まる季節なんですね。日本にも古来より、人形（ひとがた）に不浄を託して川や海に流して、災厄を祓うという風習がありました。それで物忌みやみそぎの行事を行い、3日の夕方、人形(形代)に汚れを移して川に流した。ので、この二つが合体して「上巳の節句」となりました。この祓い人形と雛遊びが混同されて、室町時代には上巳の節句に雛遊びの人形を飾るようになったようです。ところで、女のお子さんがいるご家庭では、もうとっくに飾られていることでしょうね。お雛様は、早く飾って早くしまうとされています。なんとお正月の七草が過ぎたら飾っても良いとか。は、早い！三月掛け（みつきがけ）といって、 『 お祝い事は3ヶ月にかけては行わない 』 とする風習があるようです。でも、3月3日で終わってしまいますから、早めに飾ってあげた方がお人形さんもお子さんも喜んでくれると思います。せっかく飾ったのに、すぐしまってしまってはもったいないですしね！仕舞う時期は、3月3日が過ぎたら、早めにとされてますね。「節句を過ぎたら雛人形を早く片づけないと婚期を逃す」といった話をよく耳にします。そうは言っても、なかなか･･･。まあ大きなお世話だと言えなくもないのですが、「早く片づけないとよくないことが起こる」という考えには理由があります。雛人形のルーツは、形代（人形）に身の穢れを移してこれを流し汚れを払った、その形代です。本来なら、穢れを移し、これを流すことによって穢れを払い、禍を遠ざけたのですから、その人形をいつまでも飾っておくことは、穢れと禍をいつまでも身近におくのと同じです。ですから、早くしまわなければならないと考えられたようです。そういう時、お雛祭りが終わりましたら、速やかにお雛様を後ろ向きに飾ってあげれば良いのですって。これでお雛様は『眠っている』『お帰りになった』事になるらしいですよ(^-^)。

  2005.02.26

  コメント(16)

• 節分のうた！

  今日は節分ですねぇ。節分というのは、本来立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいます。その中でも、特に立春が１年の初めと考えられることから春の節分が最も重視されていました。今では「節分」といえば春の節分以外一般的には知られてないですよね。で、何故豆をまくのか？立春を新年と考えれば前日は大晦日に相当します。前年の邪気を全て祓ってしまうための追儺（ついな）の行事が行われます。その代表が「豆まき」のようです。「追儺」とは、古代中国 から伝わってきた鬼を払う儀式です。追儺の式というのは今の豆まきではなく、邪気を払うといわれる桃の木で作った弓や杖を持ち、祈祷をしたようなことだと伝えられています。 　なので、神社寺院などで今でも行われる追儺の式というのは、正確には豆まきのことではないんですね。現代のものは追儺の中に豆まきがある、というのが一番近い表現みたいです。豆まきは、年男（その年のえとの生まれの人）あるいは一家の主人が「福は内、鬼は外」と言いながら煎った大豆をまき、みんな自分の年の数だけ豆を食べる。すると、それから１年間は病気にならないと言われています。で、まく豆なんですけど････。私が小さい時は、母が大豆を買ってきてフライパンで煎っておりました。この、少し焦げ目のついた豆が妙に美味しく、自分の年＋1つ（つまり、今年なる年の数です）食べるように言われていたのに、親の目をこっそり盗んでは、ぱくぱく食べておりました。ちなみに何故煎り豆かというと、拾い忘れたものから芽が出るとよくないことがある、と言われているからのようです。 大人になってからは、手軽なのと、拾うのが楽なこともあって、落花生を使うようになりました。でも、本来は大豆だと思ってたんですけど････。あるＴＶで、新潟・東北・北海道は落花生をまいていたということを知って。東北にいながら、知らなかった！友人何人かに聞いたところ、やはり落花生をまいている家が多かったのです。びっくりぃ(◎o◎)私の場合は両親共に関東の人間なので、家では大豆を使用していたのかもしれませんね。「ねぇねぇ、何の豆まいた？」なんて子供たちで話題にはしないですもんねぇ。。。家庭によっては豆だけでなく、チョコレートやキャンディ、またお金を包んだものをまいたりもすると聞いて、びっくりいたしました！でも、子供はその方が嬉しいかな。ここ数年、関西方面の行事だった「まるかぶり寿司（恵方巻）」を食べるというのも、いろんな業界団体に乗せられて流行ってきたみたい。私の手元にも、しっかりいただいた「太巻き」がで～んと居座っている。早く帰って食べなきゃ！ま、何であれ、昔の風習を思い出すっていいことよね。blog仲間のakoyahimeさんから「豆まきしながらとなえる？言葉」教えてもらいました！『鬼は外　福は内　天に花咲き　地に実り　鬼のめん玉ぶっつぶせっ』鬼は外　福は内･･･しかしらなかった！ちなみに、唄もあるようで、『鬼は外　福は内　ぱらっぱらっぱらっぱら　豆の音　鬼はこっそり逃げてゆく』小さい頃、唱えたのかな～。記憶にない･･･。でも、楽しいですね。どんな音程なのかな？他にもあるのかしら？ご存知の方、おせぇてくださいませ。akoyahimeさん、ありがとうございました♪

  2005.02.03

  コメント(16)

• 

  まねきんがっ・・・・（＾＾）

  今日はどんと祭の日。１月14日小正月のこの日、正月の松飾りやしめ縄，古神符を持ち寄って焼き，新年の幸福（無病息災・商売繁盛）を祈る行事がどんと祭。他県では「左義長」と一般的に言われている行事。地方によっては「どんどん焼き」「どんと焼き」などと呼ばれいるらしい。仙台のどんと祭は規模が大きく、全国的にも有名みたい。この行事は江戸時代は松焚祭（まつたきまつり）と呼んでいたもので，どんと焼は西日本で呼ばれていたものが，明治時代中頃以後に伝わり一般的となっていったそうだ。「どんと祭」につきものが「裸参り」。この「裸参り」は、「御神火」をめざし、ふんどし一つの裸の姿で参るもの。250余年の歴史がある。もともとは丁度この時期に酒の仕込みに入る杜氏が参拝したした姿が原型と言われている。今日では商売繁盛祈願を目的に多くの人が参拝するようになった。ふんどし一つで提灯を持ち行列をなして仙台市内を神社目指して練り歩く。３年続けてお参りするとご利益があるといううわさなんだけど、結構その前にダウンする人もいて、要は普段から心身を鍛えなきゃだめっちゅうことなのよねっ。私もお飾り持って行ってこようっと（でも裸ではいかないよん♪念のため）友人と、行ってきました「どんと祭」。ご飯を食べて遅く行ったのに結構な人出でびっくり！神社近くの国道も通行止めにしてしまうので、通りをぶらぶら歩いていたのですが、「何だこれぇ！」的なものを発見。 ちょっとすごすぎ。洋服やさんの店先に出ていたのですが、結構人だかりになってて、みんな携帯に収めてた。で、つい私も(笑)。これが「裸参り」の正装でっす♪さて、神社につくと、すごい人と、すごい炎。 わ～ん、火事にしか見えないっ(≧▽≦)。この炎が、正月飾りなんかを燃やしているものです。この炎をあびることが大事なんですねぇ。すごい数の屋台が出てましたが、お腹がいっぱいだったので、あまり誘惑に駆られなかったわ。とはいえ、通りで売っていたお饅頭を食べた。手がすごく冷たかったから、出来立てのほかほかお饅頭があったかくって、すっごく幸せな気持ちになれました（*＾-＾*）。中になんと漉し餡とチーズが入っていて、でもなかなか美味しかったな。やっぱりお祭りってい～な～。

  2005.01.14

  コメント(2)

• ねずみも一緒に・・・鏡開き！

  今日は某企業にて鏡餅をご馳走になった。毎年正面玄関に飾られているお餅を「鏡開き」の日に雑煮とおしるこにして食べるそうだ。伝統を大事にしている、いい会社だわっ！鏡開き（かがみびらき）とは、お餅を暮れの28日頃から年（とし）の神へ2個重ねて供え、1月11日におろして食べる風習のことを、言うんですね。農耕民族である日本人にとってその年の稲が豊作になって欲しいという願いを込めて餅を神様に供えたのでしょう。そして、そのお供え餅を年の神さまと一緒に食事をすることで新しい年を祝い、一年の無事を祈願をする･･･というのがこの行事の意味のようです。つまり、飾るだけでなく食べてこそ、鏡餅の意味があるんですよぉ。みなさま、ちゃんとお雑煮なり、お汁粉なりにして召し上がってくださいね～o(^o^)o では、お供え餅のことを何故“鏡餅”と言うのか。これは、円形の鏡のような形に作ったお餅だからとか。で、何で「開く」のか？「鏡開き」はもともと武士の風習と言われてます。実際にはお餅を「切る」のだけれど、縁起を担いで開運の意味も込めて｢開く｣という言葉を使ったようですね。ある旧家の餅つきでは、最後に餅を配るときに天井裏にも投げるのですって(◎o◎)なんでか･･･。そこに居るのはネズミ。普段は忌々しく思っていても、正月ぐらいは一緒に祝いましょうってことらしい。なんか、昔の日本人の心の豊かさのようなものを感じて、とってもほのぼのとした気持ちになりました。

  2005.01.11

  コメント(0)

• 

  大根鍋！

  今日は十日市。小さい頃、福島県の会津若松市に住んでいたことがある。白虎隊で有名な城下町だ。今日は毎年１月１０日に行われる初市、会津十日市の日だ。市の中心部で行われるこの初市は、およそ1.5キロにわたって露店が延々と軒を連ねる、室町時代から４００年以上の歴史を誇る伝統行事なんですと。ここで買う縁起物といえば、まずは何と行っても「起き上がり小法師」！ 「起き上がり小法師」は、底に粘土の重りがついていて、転んでもすぐ立ち上がるところから、「粘り強さと健康」のシンボルとして縁起がよいといわれ、子孫繁栄、家内安全を願って買い求められるもの。この写真の「起き上がり小法師」ちゃんは実家が会津の友人が買ってきてくれたものなんだけど、自分の家に住んでいる人数より、＋１個多く購入するといいらしい。会津に住んでいた時は、毎年購入して、前の年のものは「どんと祭」のような行事の時に納めていたような記憶があるのだが、友人に聞いたら、どんどん増えていくって言ってた。ほんとはどうするものなんでしょ～？後は8本の竹に色紙の羽をつけ、豆で芯を止めて作られた「風車」や、ダルマのような形をした小さな張り子の人形などの縁起物が有名かな。「風車」は仕事やお金など、何事もクルクルと回るようにという願いが込められているみたい。もうん～十年と行ってないけど、今年もにぎわっているのかな･･･。今日は友人が来ての鍋パーティ。初挑戦の「大根鍋」にしてみた。大根をピーラーで薄くむいて鍋に入れる･･･と雑誌に載っていたのをちょっとアレンジ。いわしのつみれとか、水菜・もやしなど、冷蔵庫にあるものいろいろ入れて食べてみた！ なかなかいけるっ（*⌒～⌒*）友人にも大好評。あっという間になくなったのでした。あ～美味しかった♪新しい大根の食べ方でしたん････(*⌒▽⌒*)

  2005.01.10

  コメント(6)

• 

  で、作りました！玄米七草ちゃーはんっ！

  ほんとは七草って７日の朝にお粥にして食べると1年中病気にならず、寿命が延びるといわれているらしい･･･。しかぁし、昨日七草を手に入れる暇がなかったので、今晩「七草チャーハン」にでもして食べよっと。みじん切り七草に玉ねぎやベーコンなんかを入れただけでも、随分雰囲気が変わるよねっ。あんまり味もそっけもなくて好きじゃな～いっていう方も多いと思うので、是非アレンジして召し上がれ。七草は日本のハーブのようなもの。だから本来はやっぱり胃に負担をかけないお粥で食べるのがほんとは理に叶っているんですよね。春の七草「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな（かぶ）・すずしろ（大根）」には、増血作用・利尿作用・消化促進作用があります。ビタミン豊富な青菜で栄養バランスを整えるのは、疲れた胃には効果ありそうですよね。ある地方には七草囃子というのがあって、６日の夜にまな板に七草をのせ、清めた包丁やすりこぎ、火箸などの七つの家庭用具で、叩きながら「七草　なずな。唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬささに七草はやす」という七草囃子を歌う・・・という作法もあるようです。ＴＶで観たのですが、「新七草がゆ」と銘打って、ルッコラ、ラディッシュ、イタリアンパセリなんかの洋野菜を使っての料理を紹介してました。大根、里芋、さつま芋、ゆず、かいわれ･･･などなど好きな和野菜や洋野菜・香草なんかを使って、自分だけのオリジナル「新七草粥」を作ってみるのも楽しいよね。家に戻り、作りましたよ、ちゃーはん。胃に優しく･･･が七草の食べる目的ですんで、玄米ご飯を使いました。ベーコンなどの肉類も入れず、お醤油味にしてみましたぁ。

  2005.01.07

  コメント(1)

• 寒の入りらしく・・・

  今日はなんて寒いんでしょう！天気予報では「晴れ」となっていたけれど、朝から降るというよりはふわふわと舞っているような雪が、それでも通りの屋根をまた白くしていました。今日は「二十四節気（陰暦で太陽の軌道上の位置によって定められた季節区分のことで、1年に二十四種あるんです。歳時記の季語の標準なんですねぇ）」でいうところの「小寒」にあたり、今日から寒の入り。日が落ちるのがだいぶ遅くなってきた感じはするけれど、じつはこれから寒さが本格的になるのだ！暦の上では節分まで。うっ、あと1ヶ月もあったりする。ちなみに朝日が昇るのはまだまだ遅くなっているもよう。1月10日あたりが日の出が一番遅いみたいです。朝暗いと起きるのがつらいのよねぇ～。でもって、寒いと布団が余計に恋しくなって、二度寝に一瞬の幸せを感じちゃったりするのよねぇ・・・・。朝、道がつるつるに凍っていて、歩くのも怖かったんだけど、こんな日でもちゃりんこに乗るというチャレンジャーを何人か見かけました。でも転んでいる人もいた！やっぱり今日みたいな日は無理しないほうがええですよぉ。ま、寒いと余計に春が待ち遠しくなっていいのかな。

  2005.01.05

  コメント(0)

• 

  仕事始め

  世間では今日から会社という方も多いことでしょう。昨年は長いお休みだったのに、なんと短い・・・という感じですよね。私も某企業の玄関口と、互礼会の会場に正月飾りの花を依頼され、社員が出社する前に・・・ということで、朝7時から働きましたよぉ。 それでも皆さん結構早くいらっしゃる方も多いので、お花を生けながら、何十回となく「おめでとうございます！」を言い続けました。でも、挨拶っていうのは何度してもいいものだなぁって思います。お正月って、古きよき日本の文化が、現代に最も継承されている伝統行事ですよね。そういう風習はすたれないでほしいものです。さて、この会社にも入り口に「門松」が置かれてありました。そもそもお正月って新年に幸福をもたらす「歳神様」をお迎えするお祭りなんですけど、門松は歳神様が降り立つときの目印として家の門口に立てるものなんですよね。昔から神様は常緑樹に宿ると言われ、松のほかにも榊や杉などが用いられてきたんですって。今は松だけが定着しているようです。正式な門松は、3本の竹を立てて松を添え、根元を割り木で囲んで荒縄で結んだものです。ところでこの門松、左右で大きさが違うって知ってましたか？向かって左側は「雄松」といい、右側の「雌松」より太い松葉を使って、やや大きめに作られているそうです。でも、みたけどよくわからなかったな～。微妙な違いなんですね、きっと。一般家庭で門松立てているお家はほとんど見なくなりましたけど、それでも略式の門松は結構みかけますね。門柱の両側に、松の小枝がくくりつけてあるやつです。地域によっても違うけど、松の小枝に和紙や奉書紙を巻いて、紅白、または金銀の水引を蝶結びにして作ったりするようです。今年は神様お迎えしなかったお家の方も、来年は是非･･･って、今年になったばかりじゃん！鬼が笑うどころじゃないね、失礼しました(^o^;今日、友人から「お年始！」と称して、5年日誌なるものをいただきました。私の周りでも何人かつけている人がいて、去年の今頃何してたっけ･･･って振り返るの、結構面白いよっては聞いてました。でも、家計簿みたいだったり、または単なるビジネスっぽい黒で何の面白みもないやつだったりして、手帳は最近素敵なのも見つけられるようになったけど、日記帳って結構気に入るものみつけるの、大変なのよねぇ。いただいたのは、表紙が銀色で、文字とかも特に書かれておらず、年数だけが同じ銀色で書かれているだけ。ちょっとおしゃれ♪日記って学生の頃くらいしかつけていなかったけど、これを機に一言二言でも書こうかな。ありがと～ね～っ (^。^)

  2005.01.04

  コメント(0)

• 

  お正月ですから・・・・初釜・・・・・

  といっても、家庭でなので単にお抹茶をたてただけですけど。　　元旦の日には伝統あるお正月のお菓子「はなびら餅」を食した。白味噌餡とみつ漬のごぼうがういろうの皮で包まれた餅なんです。ほんのり透けてみえる紅色のもちが、新年を祝って咲く梅の花のようです。。。　花びら餅は、宮中生まれの縁起菓子なんですね。古くから宮中の正月行事に使われてきた菱葩（ひしはなびら）がその原型です。600年ほど前の文献によると、当時はのばした餅で押しあゆ（鮎の塩漬け）やみそをはさんだものだったそうです。　明治中期に京都の川端道喜が、ぎゅうひで白みそあんと甘煮のごぼうをはさんだ甘いお菓子としての花びら餅を作り、お茶の世界でも初釜（新年最初のお茶会）に用い始めました。牛蒡は、宮中で歯固めの儀式（長寿祈願）に用いられた押鮎の見立てなんですね。でもって白味噌あんと紅色のおもちも、宮中の雑煮が起源のようです。　今ではお正月に欠かせないお菓子です。で、我が家ももちろん花びら餅を食したのだけれど、写真を撮る前に胃の中に収めてしまった･･･(^o^;というわけで、もう一度。今日は「鼓月」で購入した生菓子。 お題は「初春の庭」小豆つぶ餡に緑色金団種を植え付け、上部に薯蕷（しょよ･･･長芋のことです）そぼろと真紅な実を二個付け、雪と万両を表して、信念を迎えた庭を表現してみましただそうです。で、たてたお薄がこれ。 生菓子とお抹茶で、十分お正月気分になります。抹茶がなければ、昆布茶や桜湯なんかでもいいかも。明日からお仕事が始まるところも多いですよね。今日のおやつには是非和菓子を食べつつ、あっという間のお正月気分を味わってみてはいかが。

  2005.01.03

  コメント(0)

• 幸せのこもったしきたり・・・おせち編・・・・

  　元日には身なりをきちんと整え、家族そろって新年のあいさつをして祝い膳を囲む。核家族が増え、故郷へ帰らなくなった人も多い中、そういった家族はどんどん減っているのかもしれない。　という我が家も、昔は必ず着物を着せられていたが、今はせいぜいお出かけ出来る程度の服装になった。　おせち料理は、もともと五節句（端午・七夕など一年の中に五回ある行事）に、神様に供えた祝いの料理「御節区（おせちく）」のことをさしていたが、次第に一番重要な正月料理を代表して言うようになったらしい。　　このおせちも、昨今の家庭では食べないところも多くなったみたい。いわゆる昔の保存食であったおせち、まぁ確かに「美味し～！」とよだれをたらすような食べ物じゃないもんね。　それでもせめて縁起物の「三つ肴」と呼ばれる（かずのこ・黒豆・田作り）だけは是非用意してね・・・って、今ごろ言っても遅いね。　かずのこ･･･ま、見てのとおり、たくさんの卵を持っていることから、子孫繁栄を願う縁起物。　　黒豆･･･････一年間まめで健康に暮らせるようにとの願いが込められている。　田作り･････かたくちいわしの稚魚で、ごまめとも言われる。昔は田畑の肥料にしていたので、そう言われる。作物を実らせる力があることから、方策を願う縁起物とされた。これだけ用意しただけでも、塗り物の器になんか入れただけで、なんとなく正月っぽくなるから不思議。おせち料理には豊年・家内安全・長寿など、「今年も多幸でありますように」の願いが込められている。お箸を柳で作られた（柳の木はしなやかで強くめったに折れないため、縁起をかつぐお祝いの席で遣われるようになった）丸の割り箸（箸の両端が細くなっているのは、一方が神様がめしあがるという意味）にして、普段使いのとっくりに水引でもくくりつけたら、お正月気分いっぱいになる。おせちなんか･･･と思っている方も、是非伝統行事、ちょこっとだけでも味わってほしいな。

  2005.01.02

  コメント(0)

• 

  お正月ですから・・・

  実家の玄関に正月飾りの花を生けてと言われ、急ぎ戻って作製する。今年は水引を大胆につかってのアレンジ。なかなかの出来かな～。 そもそも正月飾りとは新しい年がよい年であるようにと願いを込めます。そこには、もっとも自然な日本人の心と祈りの姿を見ることが出来ます。しめ飾りも、古来からの伝統を刻み、稲作り文化の象徴としてしめ飾りには限りない願いが込められて、いまも正月は各家々で神を祭る大切な行事として、古風な表現法で伝わっているのです。 しめなわは注連縄、標縄、七五三縄、〆縄などと書かれ、清浄、神聖な場所、領域を示す目印として用いられます。しめ飾りや、輪飾りも、そうした故事にならって古い年の悪や不浄を祓い清める意味で飾ります。

  2004.12.29

  コメント(0)

全22件 (22件中 1-22件目)

1