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カテゴリ:言の葉
六月といえば、ホタルブクロ。
梅雨の季節に(が)、よく似合う。 日陰に咲いていたのを切ってきました。 トップページに入れた写真は、パソコン内臓ソフトで少し加工してあります。 この地に住むようになって覚えた花の、ひとつです。 昨日、給湯器はリニューアルされて使えるようになりましたが、遣り残しの工事が明日あって、それで完了です。 どれどれ、という感じでシャワーさわやか。 しかし臨時出費はさわやかならず。頭痛い。 「カフカとの対話」(G・ヤノーホ)の本の中で、チェックしてあるところ。(*印) *私は眼の人間なのです。映画はしかし見ることを妨げます。動きの速度や画面の急速な転換は、人間に絶えず見過ごすことを強制します。視線が画面を捉えるのではなく、画面が視線を捉えてしまう。そして意識に氾濫をおこすのです。映画はこれまで裸のままでいた肉眼に、制服を着せることを意味します。 この部分、映画好きの私はニンマリしてしまう。 意識に自分好みの氾濫を起こすのは楽しいし、騒音から逃れられる制服なら着てみたい。 *美への憧れが婦人たちを女優に変じてしまうのです。生活の現実というものが、詩人の夢の投影にすぎなくなっている。現代の詩人たちの七絃琴(リラ)の絃(いと)は、じつは果てしないセルロイドの帯なのです。 セルロイドの帯にどっぷり漬かって、無になる馬鹿もいたわけです。 いつかの私のように。 宵月を蛍袋の花で指す 中村草田男 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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