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テーマ:ひとりごと(15358)
カテゴリ:言の葉
久々に歳時記に登場してもらう。
今日の大荒れの強風を表現する言葉があるだろうかと。 春嵐・春疾風・春荒・春はやち・春のはやて・春北風・春鼬・春強風 季語のどれこれを足しても、まだ気持ちが落ち着かない。 ベランダの物干しが大きな音を立ててひっくり返ってドアを塞ぐし、 プレハブの物置はパタンと地響きとともに倒れるし、 満開の桜の花枝はしなって家を叩くし… 心が不安になるだけでなく、何度も駆けずっては後始末に追われてしまった。 ベランダのドアが壊れなかったのは幸いだったが、洗濯はやり直し。 プレハブの物置は台風などの強風で転倒したのがこれで3度目。 すでに引き戸は開閉が困難な状態になっている年代物で、支えの木枠も腐っていたのだ。 この物置はもう廃棄処分することにして、職人さんに依頼した。 春嵐屍は敢て出でゆくも 石田波郷 桜の木もこの句のように、敢えてばっさり伐ることにしようか。 春鼬に時が崩れ落ちていくようだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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