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2007.04.06
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テーマ:野の花(1020)
カテゴリ:言の葉
torresさんのコメントで教えていただき調べたら、「射干」とは実に複雑な言葉です。

「AREA513.」というサイトからコピペさせていただきました。


■野干/射干
 「やかん」あるいは「やかに」と読む。狐の異称である。

 仏教とともに中国より入ってきた言葉で、日本における「狐に乗った茶枳尼天(ダキニテン)」は、中国では「野干に跨る茶枳尼天」として表されているところがその根元とか。
 で、中国で野干とは狐に似た外見で小型、木登りがうまく、狼に似た鳴き方をする獣をいう。さらにこの野干の概念は印度より、仏教とともに中国に渡っているらしい。印度での野干はジャッカル。

 ジャッカルは屍肉を喰らい、茶枳尼天もまた屍肉を食す。……と、茶枳尼天についてはまた別の機会に。

 因みに、能楽面の一つの名でもあり、「殺生石」などで狐の役に用います。見た目は狐っぽくないですが。
 あとはアヤメ科の花、ヒオウギの別称。山口県では絶滅危惧2類指定らしいです。



●射=干玉→ぬば・たま→植物ヒオウギの種子。黒くて球状をなす。うばたま。むばたま。
【射=干玉の】枕詞 黒色やそれに関連した語(黒し・黒駒・黒馬・黒髪山・髪・夜・夜霧・夕べ・月・夢)などにかかる。
「射干玉絵巻」という物語もあるらしいです。

1.シャガ
2.やかん
3.ぬば(たま)

ちょっと調べただけで、これだけの読み方がありました。
植物のシャガにこの字が用いられること、またヒオウギの漢名がなぜ射干なのか、ますますわからなくなりました。


参考  *別のサイトよりコピペ

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茶  枳  尼  天
登場神話:なし(仏教)

茶枳尼天は今では福の神として知られていますが、昔は魔神に近い女神として恐れられていました。
その理由のですが、彼女の原型はインドのダキーニーという鬼神でした。
これは女神として仏教に取り入れられたという経歴にあると思います。

仏教に取り入れられて茶枳尼天となったダキーニーは、悪行を罰せられて改心し、仏教の守護神になったとされています。
彼女は大日如来(仏様)の化身である大黒天に仕えています。

彼女は神通力で人間の死期を悟り、その人間が死んだ直後に心臓を食らうといいます。
そのため、密教の曼陀羅に描かれている彼女はバラバラの死体を持った不気味な姿をしています。











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Last updated  2007.04.07 01:14:30
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