カテゴリ:ジャズ・フュージョン系
リチャード・ボナにハマっている。
一緒に音楽をやってる友人から超絶テクニックのベーシストとして教えてもらった。 名前くらいは知っていた。 パット・メセニーグループ、マイケル・ブレッカーのセッション、渡辺貞夫や渡辺香津美とのセッション等、ベーシストとして参加した経歴は枚挙のいとまなしだ。 また珍しいエピソードとしてはNHKのみんなのうた(2000年末に放映)の♪風がくれたメロディーを日本語で唄ったりしている。 しかし、リチャードに対する認識は少し変わってきた。 ジャコパス譲りのテクニシャン系ベーシストというより、シンガー・ソングライターのリチャードにハマっている。 勝手に「世界で一番イケてる音楽」などと吹聴している。 ベーシストがアルバムを製作する場合、一種の誤謬に陥るケースが一般的だ。 ベースを主役にしなくてはいけない(そんなことはないのだが・・・)強迫観念からか、テクニックを披露する”手癖・指癖のオンパレード”的な大人気ない作品となりうる。 無理に奏でるベースのテーマや必要以上に長いベースソロに辟易するのはワタシだけではないだろう。 事実リチャードのアルバムを購入したのも”怖いもの見たさ”のようなテクニックの披露を半分期待していた。 全然ちがった。 そもそもアフリカンである彼の音楽的ルーツをあまねく表現している。 重要なのは、独りよがりの民族音楽作品として仕上げているのではない、と言う事だ。 むしろジャズ・フュージョン系独特の近代的なサウンドやテンション感を微妙に配合している非常にカッコイイ(修行不足につき適当なホメ言葉がでない・・・)作品となっている。 音もいい。 「「世界で一番イケてる音楽」」と吹聴するのはこの点だ。 考えてみればメセニーのツアーでは(記憶が正確ならですが・・・)、シンガー&パーカッショニストとしても活躍していたような気がする。 リチャード・ボナの声は耳障りが良くて心地いい。 不覚にも「オッシャレー!」の部類に入ってしまいかねない。 まぁ、仕方ないかも知れない。 ♪ムニアや♪レヴランスあたりがお勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.31 20:10:22
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