カテゴリ:ジャズ・フュージョン系
ちょっと前のハナシ。
テレビ映画で”スィング・ガールズ”を放映していた。 高校生の女の子たちが、ビッグバンドを通じて、一皮ムケていく青春映画だ。 耳を覆いたくなるようなヘタ演奏が急にうまくなる矛盾や、なぜ彼女達がジャズをやろうと考えたのかなどの問いが放置されたままではあるが、ライブにこぎつけて”ご機嫌な演奏をする快感”や、音楽をやる人自体の本来的なカッコよさは、ウマく描かれていたように思う。 映画のモデルとなった女子高生(中心)のビッグバンドは関西圏に実在する。 2006年の夏、友人が出演するというので、姫路ジャズフェスティバルとやらに潜入した。 幸運にも、同イベントに”兵庫県立T高校ジャズバンド部”が出演していた。 「セーラー服着た女の子がジャズやってる・・・ほう、いいもんですなぁ」 みたいな、オヤジが鼻の下を伸ばした感想を述べたくなるのだろう、と考えていた私は、驚愕した。 むしろ逆で、 「バリバリのビッグバンドジャズやけど、メンバーはセーラー服着た女の子や!」 であり、決して”セーラー服着た女の子(何度もしつこいけど・・・)である点が評価されている”のではない、と認識して間違いはない。 メンバー達は、普通というか今なりのお嬢さんで、”ワタクシ達、ジャズに生きております”的決意は、みじんも感じない。 曲間のMC担当のアイドル系っぽいの2人組が、”ボケとツッコミとオチ”は用意しながらも、時々スベっているのも微笑ましい。 ひとたび演奏が始まれば、すごい! 同イベントには”社会人のビッグバンド”が数グループ出ていたが、寄せ付けないくらい、ウマい。 各人のソロもかなり秀逸だ。 テナーサックスの女の子が”腰を軽く落として”ステージ中央でブヒブヒやったりする。 年の差はざくっと30ほど。 教えられることは多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.23 03:41:22
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