タイで一番ラッキーな女性になり損ねた妹
妻には34歳の妹がいます。アクセサリーを作っては、ナイトバザールや、日曜に開催される夜の歩行者天国、通称「ウォーキングストリート」で売り、収入はほとんど自分で使って家に入れず、自由に生きています。昼間に(といっても妹が起きるのは1時ごろ)息子の面倒を見てもらっている手前、妻も大目に見ていたようですが、ある日、衛星TVに付帯している携帯のSIMカードで3千バーツ(約9000円)も使われ、さすがに頭にきて、「衛星TV はキャンセルするから電話は使えなくなるわよ!今までの電話代をすぐに払いなさい!」とブチ切れたところ。。。「いいわ。電話代だけじゃなく、家の残りのローン、車のローンも払ってあげる。」と自信満々に答える妹。呆気にとられている妻に妹は衝撃の告白です。「私、二人の男性からプロポーズされたの。一人は900万円、もう一人は1200万円を私に送ってくれて、月曜日に届く予定なの。今まで迷惑をかけたから、900万円はお母さんとお姉ちゃんにあげるわ。」この二人の男性、一人はネットで知り合った男性で、知り合って2ヶ月ほど。もう一人は、近所の奥様(ご主人はカナダ人)からの紹介で、こちらも知り合って2ヶ月ほど。どちらもネットでチャットするだけで、実際に会ったことはありません。ツッコミどころ、満載ですが、もうしばらくお待ちください。妻は妹の言葉を信じて妄想が膨らみます。「妹の彼氏は石油関連のビジネスをしているそうよ。年は43歳。あなたより年下ね。結婚したら、海外で一緒に暮らしたいそうだけど、もし、妹がチェンマイを離れたくないというのなら、お金を送ってくれるそうよ。でも、時々しか会えないなんて寂しいわね。ところで、家のローンと車のローンが無くなったら、かなり余裕ができるから、私達なにかビジネスをやりましょうか?私、マッサージのお店をやりたいの。子供の保育園も色々見てみたいわ。」その日は、日本語検定の試験がチェンマイ大学であり、試験終了後の帰りの車中では妻の妄想をずっと聞かされていました。「お金はユーロで送ってくれるそうだけど、今はレートが悪いから全部は両替しない方がいいかもね。妹にアドバイスしないと。。。妹とお母さんが、あなたに相談したいそうだから、家に帰ったらお願いね。」家に帰って、妹に彼氏からのメールを見せてもらいました。アドレスは、Yahooのフリーアドレス。「荷物を2つ送りました。5日荷物を持った人がくるので、添付したファイルにサインをして渡してあげてください。お金は荷物の中に入れておきました。」と書かれていました・小額のお金なら荷物に入れて送ることもあるかもしれないけど、1200万円をそんな送り方はしない。・最近、ネットで知り合った外国人からプレゼントを送られて、『受け取りに手数料がかかるから振り込んでください』とだまされる事件が起きている。ということを教えてあげて、「サインしてはダメ。」、明日来る人には「いらない。」と伝えて帰ってもらってくださいとアドバイスしました。しかし、普通に考えてありえない話ですが、ほとんど信じていた妹とメールを見るまで信じていた妻には呆れるばかりです。『あなたをタイで一番ラッキーな女性にしてあげます。』と妹は言われたらしい。騙されなくてよかったね。携帯版ビジネスホテル検索サイト:全国のビジネスホテル ←クリックお願いしま~す♪