|
カテゴリ:美術館、博物館見学記
聞いたことのない画家だったのですが、ちょっと調べてみたら明治から戦後にかけて活躍した画家だということを知り、ネットに出ていた作品が素朴で私好みの画風でした。 で、今日は特に予定なしand午後から雨の予報だったこともあり、午前中に見に行ってきました。 小川氏は最初は京都の仏画師に奉公していたそうで、明治時代の15歳~18歳の頃に描いた仏画からして魅せられてしまいました。白地に鉛筆書き?のみの画でしたが非常に緻密で美しい仏画でした。 色のついた日本画は大正時代初期の風景が多く、霞ヶ浦から潮来の風景が気にいっていたそうで何点か展示してあり、百年前の風景を興味深く観ました。 聞いたことのなかった画家でしたが私にとっては「大当たり」でした。 ふだんは千葉県の佐倉市の美術館に多くの作品が収蔵されているようです。 霞ヶ浦の他には清水寺の舞台や筑波山の山道、福島県では山都町の橋の風景画がありました。 福島にも縁が深い画家!と書かれてましたが思ったより福島県を描いた作品は少なかったです。 以前にも熊谷守一さんという画家の展示を福島県立美術館でみて、それまで存在も知らなかった彼の作品に魅せられたことを思い出しました。 美術鑑賞は高校生の時に「大原美術展」をみて以来の趣味で、その大原美術展が数年前に仙台にきたことがあり、約二十年ぶりに作品と「再会」した時は感慨深かったです。多分、倉敷に行く機会はないと思うので。。 まだ私の知らない好みの画家に出会いそうでもあり、東山魁夷氏の紅葉で紅く染まった富士山(たぶん)の絵を生でみて感動したこともあり、美術の世界は奥が深いなぁと思いました。 これが「写真家」だと有名・無名で作品の出来がはっきり分かれるように感じます。 一緒に行った娘は 絵の世界には無関心なので、私の鑑賞中は美術館の部屋の真ん中にある座り心地の良い椅子に座って待っていてもらいました。 二年前に「絵本展」に連れて行った時には大声を出して学芸員さんに注意されたことがあり、去年の若沖展の時は飽きて騒ぎそうになって素晴らしい作品もじっくりと鑑賞できなかったので、小さなことではありますが、大人の趣味に付き合うことが出来るようになって良かった!です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[美術館、博物館見学記] カテゴリの最新記事
|