生殖医療についての問題を投げかける内容でした。
でも、7人の秘密が少しずつ明らかになっていくので、
ミステリぽくて一気に読みました
不妊の原因が夫にある夫婦が、精子バンクから提供を受けて人工授精して子供を授かる。ドナーがだれかは知ることはできないが、ドナーの情報、つまり身長・体重はもとより学歴や音楽的芸術的な才能、運動能力などが登録されていて、それを選べるクリニックがかつてあった、という設定。以前そんな話をニュースで見たような気がするけど・・・・・
夫婦でよく話し合ってドナーを選び、子供を授かったはずなのに、子供が成長するに従って父親の意識が変わってくる。そりゃー父親の遺伝子が伝わっていないから、似てないところだってあるさーそれを承知で子供を欲しがったくせに子供に嫉妬するなんて
自分がその立場になったらどうするんんん・・・・・
幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
輝く夏の思い出は誰にとっても大切な記憶だった。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。
「あの集まりはいったい何だったのか?」
別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実。
大人たちの<秘密>を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める--。