タイトルに引かれて読んだ初めての作家さんです。
前半は、新興宗教にハマり、
足が不自由で家に閉じ込められている娘を
母親から救い出す同じニュータウンに住む3人の子供の話。
その中心になった女の子が大人になり当時の事を語る。
後半はテレビディレクターが
ニュータウンそのものがカルトではないかと疑い取材する。
前半からは想像もしなかった展開でした。
ただ、巻末に参考資料が掲載されていて
「
登戸研究所」
に関する書籍があったので、
カルト宗教と何か関係あるのかな、
と気にしながら読んでいたら、
最後のほうに「
ボツリヌス菌」「
マスタードガス」
が出てきて、後悔した。
「最初に巻末なんか見るんじゃなかった」
楽しみが半減してしまう。
邪教の子 [ 澤村 伊智 ]