本ちょこっとかじり虫
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明治18年、 北海道の樺戸集治監に国事犯として収監された巽の物語。 明治になったばかりの囚人の仕事は北海道の開拓。 ところで、刑法がいつできたのか調べたら、 明治40年だった。 当時は裁判を受けることもなく 北の大地へ働き手として連れてこられたのだろう。 同部屋の大二郎が飲み込んで持ってきた石が物語を引っ張っていく。 生かさず殺さず重労働をさせる刑務官の姿。 脱走した囚人は見せしめに刑務官に首を切られる。 大二郎の秘密知りたさに最後は一気に読まされる。 愚か者の石 [ 河崎 秋子 ]
『ともぐい』河﨑秋子 2024.07.04
『東京都同情塔』 九段 理江 2024.05.30
『福音列車』川越宗一 2024.05.27
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