テーマ:最近観た映画。(40094)
カテゴリ:映画
昨日も今日も飲み過ぎですが、そんな合間に逃避的に映画も観てます。
な~んて、ちょっとゴリっとしたSFが観たくて選んだのがこの映画。 「攻殻機動隊」とか「イノセンス」なんかで、海外でも話題をよんでる押井守監督の実写版映画。 ちょっとマニアックといえばそうなのですが、こういうのも好きなので ちょっと感想でも。 設定は近未来。 破綻してしまった現実に失望した若者たちが、それを埋め合わせるかのように夢中になっている仮想戦闘ゲームの世界。 そのワールドで伝説ともいわれるグループのメンバーだったアッシュという女性を主人公にして、ストーリーは進んでいきます。 グループ崩壊後、アッシュはソロで活動しているのですが、 “アヴァロン”と呼ばれるこのゲームで稼いでいく中で、 そのゲームの中に幻のフィールドといわれる世界があり、その中にかつての仲間であったメンバーのリーダーが存在していることを知り…。 と、ここまでで、押井監督の作品を観たことがない人には なんのこっちゃ、みたいな世界だと思うのですが。 押井監督の世界って、今、自分が現実だと思っている世界は本当に現実なのか、というところからスタートしてると思うので、 そんな設定はわからないです~という人には面白くないかも。 私は妄想人間なので、すごく好きな世界なのだけど。 この映画も最初はいかにもゲーム好きな人たちの世界から始まるけど、 主人公のアッシュはゲームの世界を離れれば、普通に生活している一人の女性で、その世界が徐々にゲームの世界と境界が曖昧になってくるところが面白いのだと思う。 現実の世界の中で、そういう境地にはまりこんでる人もいるんだと思うし。 とりあえず、私の日常とはまったく違う異空間にはこんでくれて、 でも、感覚としては微妙にわかってしまう世界。 こういう世界観を繰り広げている押井監督ってすごいと思う。 あと、これだけゲームとかネットが発達してる世界を描きながら、 ゲームに参加する時には頭にヘルメットみたいな重たそうな装置を付けないといけない、という設定をするとこなんかも、 独特だなぁ、と思う。 「マトリックス」もそうだったけどね。 これだけ発達してるなら、ちっちゃい装置で、ピッと差し込めばどこからでもアクセスできます、みたいな世界でもおかしくないでしょ。 そこを妙にアナログ風なとこを残してるとこに、マニアックさを感じたりもします。 もし、この映画を観ようかな、という気を起こした人がいれば、 事前に「攻殻機動隊」と「イノセンス」を観ることをオススメしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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