fukusukeloverの日記

恋する友人と焼き鳥、餃子とはしごして飲みまくり、
大盛り上がりしたのはいいけど、
おかげで今日はお昼過ぎまで体がフラフラして大変。
でも、やっぱりお酒は楽しくてやめられない。いい時間だなぁ。

で、飲みながら一人ノリノリで語ってしまったのが、この映画。
「before sunset」。

作家ジェシーはパリの本屋の朗読会で、９年前にユーロトレインの中で知り合い、恋に落ちたセリーヌと再会。
かつて再会の日を決めていたのに、会うことのできなかった二人は、
お互いの今を、ちょっと大人になって語り合う。
でも今回二人に残された時間は、ジェシーの帰国便までの８５分…。

この作品は、９年前のイーサン・ホーク、ジュリー・デルピー主演、リチャード・リンクレイター監督の『恋人までの距離（ディスタンス）』の続編。
前作は二人が夕方から夜明けまで語り合うお話だった。

作品の中の二人と同じように、主演の二人も９年経っているので、
歳老ったなぁ、というか、二人とも痩せたなぁ、なんて思いながら観る。

で、なにがすごいって、この映画、二人がえんえんと会話し続けるとこ。
前作はまだ“運命の出会い”みたいな盛り上がりがあったけど、
今回は、カフェに入ったり、遊覧船に乗ったりと移動はしつつも、
ホントにひたすら喋ってる。
しかも会話の一つ一つが結構痛々しかったりして。
お互いに運命的なものを感じていたのに連絡先も教えあわずに別れてしまった二人。
さすがに９年経てばお互いそれぞれの基盤も作っていて、
お互いが相手の今の生活を壊すこともできないとは思いつつも、
どっちかが言い出してしまえば飛び出してしまいそうな、
微妙な会話をし続けてる感じ。
いやぁ、痛い、痛いですよ。

“運命の人”っているんだね。
でもちょっとしたタイミングや勇気のなさで、結婚という形には
たどり着けなかった関係ってあるんだな。
ふぅ～、大人になるってのは切ないものだ。