海岸から離れている浦渡神社
国領川筋上流に浦渡神社があり、祭神は大山祇大神などである。神主さんが私と同じデイケアセンターに通っているので伝承などを教えてもらった。国道11号とJR予讃線の間に位置し、現在の海岸線から5km程離れているのに、浦渡神社と海岸を連想する名前に疑問を感じて質問をした。すると伝承によると昔、海岸線が神社の近くにあったとの返事が返ってきた。近くから貝塚が出るし、新田と云う地名も上流側にあるし、浦渡神社のある地名も泉川で、近くには湧き水の高柳公園もありホタルの名所である。 伊曾乃神社(西条)、椿神社(松山)も海岸線から離れているが、海岸近くにあったことを連想させる神社名だった。その昔、伊曾乃神社は磯乃神社と、椿神社は津脇神社と呼ばれていたと云う。即ち古墳時代頃には、伊予の海岸線はかなり内陸側にあったようだ。1500年の間に四国が隆起したのか、南極や北極の氷が増えて海の水位が低下したのか分かりません。オゾン層の破壊で地球温暖化が進んでいると云うので、これから海岸線も昔のレベルに戻るのかなぁ。今世紀中に海面が1m近く上昇すると予測する学者もいます。