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Jan 29, 2011
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テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:Facebook
公園の、早咲きの桜のつぼみが順調に膨らんでいます。わくわく。そんなわけで(どんなわけだ?)、昨日のFacebookネタの続き。

桜のつぼみ

最近気付いたのは、Facebookのファンページは、公式サイトを持たないアーティストや個人事業主、小さな企業などには利用価値があるんじゃないかってこと。

いままで、HTMLなどの知識がなくても簡単に個人サイトができるツールっていうのはブログが主流だったけれど、ブログって日記に近くて、例えばお店の場所だとか定休日だとか業務内容だとか過去の作品集だとか基本的な情報にアクセスしにくかったんです。

でもFacebookのファンページなら、プロフィールなどの基本情報、イベント情報、過去の作品集、レストランのメニュー、料理の写真などが載せられます(たぶん)。そしてファンとの交流ができる掲示板もあり、小規模サイトの基本的なものが揃っています。ブログも続かないし自分でサーバを借りてホームページを作る知識も気力もないやっていう作家さんや小さなお店のオーナーにはとてもいいツールなんじゃないかな。

というのも、私の友人たちで創作活動をしているのにサイトを持っていない人たちや、いいお店なのに公式サイトがないお店が少なからずあって、そういう人たちがサイト持つにはどうしたらいいのかなってずっと考えていたのです。せっかくいい作品を作っていて、ブログなどで紹介しようと思っても紹介できるサイトがないとがっかり。勝手に作品を載せるわけにもいかないし、困ってしまっていたのでした。

Facebookなら、簡単に作品の写真をアップロードできるし、しかもウェブサイトのように自分でSEO対策をしたり検索エンジンに登録したりしなくてもFacebook上でシェアしてもらったりすればいいので比較的簡単にページの存在を知ってもらえるんじゃないかな。

場合によってはひとつのファンページを数人のアーティストで共同運用することも可能かもしれません。

ファンページというと、mixi(ミクシィ)のコミュニティを想像してしまっていたけれど、それよりは公式サイトと考えたほうが良さそう。フェイスブックのファンページが市民権を得たら、今後、ネット上にすでにある公式サイトの存在意義は薄れてしまうのかも。

ちょっと探してみたのですが、うまくできた日本語のファンページがあんまりない…。そもそも、私がこんなことを思ったのは広瀬香美さんのページがよくできていたからなのです。こんなページがタダで誰でもできちゃうならすごい、と思った次第。なんかアプリとか使ってるのかしら。(その他の主だった日本語のファンページはこちらで探せます→fbrank.main.jp (Facebook 日本語ファンページランキング)

Facebookのデザインがかわいくない問題にも通じるかもしれないけれど、素敵なデザインのファンページが簡単に作れるようになったら日本人ユーザーはもっと増えるのではないかしらね。

ちなみに、個人ページはログインしないと見られないですが、ファンページは誰でも見られるようです。(そしてそのファンページに「いいね!」するとそのファンページを「いいね!」と言っている人として顔写真アイコンと本名が外部にも表示されてしまいます。そこがちょっと嫌)

そんなわけで、Facebookがもしかしたら楽しくなるかもしれないコツ、Facebook利用の利点・注意点は以下のようなこと。

・知らない人とは友達関係にならない。
・不特定多数と交流を深めたい場合はファンページを作る。
・ファンページは作品を公開したい人にはうってつけ(かも)。
・小さなお店の公式サイトとしての利用もアリ。
・(場合によってはFacebookの外部にも公開されるので)プライバシー設定は適切に。

知らない人と友達関係にならないっていうのは、けっこう重要じゃないかと思います。mixiだとまったくやりとりのない人とマイミクになってもそんなに困ることはないのですけども(よっぽど常識のない人やスパム系・出会い系は別)、Facebookの場合はニュースフィード(Twitterで言うタイムライン)にその人の情報がどんどん流れて来るので、結果的にそれがノイズとなって本当の友人たちの情報が見にくくなってしまいます。単に宣伝目的で不特定多数に友人申請しているような方の場合、書き込みが多くてニュースフィードが埋まってしまうのです。

設定で、特定の人の書き込みをニュースフィードに表示させないということもできますが、特にメッセージのやりとりをするとかでなければ友達の申請を拒否してしまっても問題ないと思います。

Facebookの解説本や解説サイトではどうやって友人を増やすか、ということを熱心に解説しているものが少なくないですが、Facebookの場合は友人を増やすことにあまり意味がないと思いました。それよりは、よりお互いを良く知る、厳選した友人たちと濃密なやりとりをするほうが楽しそう。

アメリカではかなりご高齢の方々もFacebookを使ってお孫さんとやりとりをしているようですが、考えてみれば、Facebookのほうがメールよりもメッセージの送信は簡単かもしれません。Facebookならパソコンを買い換えてもログインさえすればメッセージが送れるんですから。

しかしねぇ、ただ単に友人とゆるくやりとりするだけだったらmixiのメッセージで十分だし、最近mixiにもログインしなくなっちゃった友人たちも多くて、その人たちがFacebookに移動するかというとそうでもない気がするのです。だってすでにmixiというSNSで挫折している人が似たようなFacebookに登録するかというと、よっぽどの動機がないと無理なんじゃないかな。実名登録というハードルを越えてまで多くの人が登録するんだろうか…っていうのが正直なところ。

たしかに、ブームの兆しは見えてきたような気もしますが、ビジネス利用を目的とした人が多いような気がします。つまり、商売したい人はいるけどお客さんがいない状態。その人たちがどうやってお客さんを呼び込むのかが今後の鍵かもしれません。

↑読み終わったのでレビューを書きました→ぶうぶが書いたまじめな本◆『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』


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最終更新日  Jan 29, 2011 11:20:40 PM
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