２月末に注文したオールパンが、やっと届きました。限定色で、限定数だったからか、届くまでにやたら時間がかかりました。母の肝いりで買ったので、母はウキウキ。私はなにがそこまでいいのか、よくわからず…。同じ値段出すなら、いいフライパンか、いいお鍋を買ったほうがいいと思うのだけど、鍋にもフライパンにもなるというところがいいみたいで。。。



母は、応用力がないらしく、鍋の特性を活かして独自の料理を作るというんじゃなくて、レシピ集についている料理をそのまま作る派です。だから、我が家にあった無水鍋も使われずに捨てられてしまい、圧力鍋で作る料理も基本的に、買ったときに付いていたレシピに載っているものしか作っているのを見たことがないです。小さいときからそんな母を見ていたので、私も特殊な鍋で作れる料理は限られているのだ、と思い込んでいました。

鋳物ホーローのシャスール鍋を買ったあとに、母にも使ってもらおうと思ったのですが、「どうやって使ったらいいかわからない」と言われたときには驚愕しました。どうやって使うもなにも、普通の鍋なんですけど…。この一件で、母の応用力のなさが明確になって、そうか、無水鍋も圧力鍋も、限られた料理しかできないのではなく、母の応用力がないだけだったのか…と初めてわかったのでした。

で、オールパンのなにが母の心を揺さぶったかというと、オリジナルのレシピ集がたくさんついてくるのですね。オールパンが届いて、母が最初に言ったのが「レシピ集が見たい」でした。いやいや、、、。レシピ集って言ってもそんなに特別な料理載ってないから…。ただ、「この料理をオールパンで作る場合は弱火で○○分」みたいに具体的に火加減と時間が書いてあるので、その通りにやればそれなりのものができる、というところがいいのかもしれません。

そんなわけで、母はさっそく、パンを作ってました。材料をこねるところから発酵させて焼きあがりまで、全部、オールパンひとつでできます。なかなか上手くできました。ふっくら美味しかったです。けっこう面倒なので、母が今後も作るかどうかはナゾですが…。

私も、レシピ集に載っていたイワシ野菜ロールを作ってみました。蒸し野菜をイワシで巻いて焼くというもの。オールパンで蒸し野菜を作って、イワシロールにしてオールパンで焼きます。

シャスール鍋と比べるとフタの密閉度は低いので蒸気の漏れが多い気がします。水がなくなったので途中で足しました。焼くのは普通のフライパンとあんまり変わらないような…。蒸すのも焼くのもひとつでできる、っていうのがオールパンの良さなのでしょう。

似たような機能の調理器具で、もっといいものがあるような気がするのですが、母は「類似品じゃダメ。オールパンがいい」と言って譲りませんでした。どちらかというとオールパンがなにか他の製品の類似品のような気がするのだけど…。

フライパンなら、有元葉子さんおすすめの双葉工業のフライパンが欲しいなぁ。鍋は、シャスールかル・クルーゼかストウブかバーミキュラの鋳物ホーロー鍋がもうひとつ欲しいです。シャスール鍋を買ったときに（定価よりかなり安く買ったのに）高い、とひんしゅくの眼差しを向けられたのだけど、それよりも高いオールパンを買ってご機嫌な母。なんか釈然としませんが、ま、いいか。

ちなみに、レシピ集を見ているとどれもシャスール鍋でもできそうなものばかり。なので、鍋とオールパン、どっちを使うかは別にして、レシピ集は役に立ちそうです。

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↑いいフライパンが欲しいなぁ（オールパンもいいのですが）。