PUSH 光と闇の能力者
もしも超能力を使える者が出現したら、 人体実験されたり、軍事目的で使われてしまう というのが アメリカ的には「定説」なんだろうか。 この話でも、そんな風に使われるために親を誘拐されたり 抵抗したために殺されたり という話である。 一番予知能力が高い母親に、いろいろなことを頼まれた人々がいて その娘、ダコタファニングを助けながら、組織と闘おうとするのであるが‥‥ とんでもない数の超能力者とのやりとりが、まぁなんとも言えない。 能力者の中に、 相手に偽の記憶を入れたり、思いこませて言いなりにさせるという力を持つ者がいて それとの駆け引きは大変そうだった。 最後に出しぬくためにいろいろした中で 迷ったら見てという手紙を何人かに渡す という場面がある。 その手紙を見て、自分に間違った思い込みを与えられたと気づくのだが‥‥ その報復が 「銃を口にくわえろ」という命令だったりするのだ。 救いがあったのかどうか、微妙なストーリーだった。 「今回は、うまく出し抜いた」だけ、みたいな。 ダコタファニングは、成長している。 ちょっと、安達由美みたいなイメージだった。