ベンジャミン・バトン
長い映画だった‥‥面白かったけど。 とても若い頃、ある女優さんが 「子どもを産んだら、トシを取るのが怖くなくなった」と話すのを聞いて イマイチ分からないながらとても印象に残った。 ベンジャミンバトンの場合、 トシをとるとは若くなる事なので、話が違う。 45才で子どもを持って、 子どもが20才になる頃に、自分が25才だなんて‥‥‥ その時に妻が60才だとしたら。 若さには、よりこだわる女性の方はたまったものではない。 子どもと「老女」になってからの関わり、 それから彼の死の瞬間。 「愛」だなぁ と、ただ思ったのだった。 もちろん、おとぎ話的ではあるけれど、こういう愛が あるような世の中がよいなぁ ということなのである。 老人顔の彼を拾って、妹の子だ と言って育てる女性クィーニーも 母の中の母 という感じで、素晴らしかった。