ありふれた奇跡
若い二人の「子どもが出来る出来ない」について、 二つの家族が総出で関わる という感じになってしまった。 お互い一人っ子だったりすると、そうなったりするのだろうか。 加瀬亮扮する若者の頼りなさが、それっぽくて良いのだけれど 今回は彼の祖父の人生が語られる。 戦災孤児で、同じような独りぼっちの妻を迎え、家族が出来たときに とても嬉しく、自分たちの「命をつないでいく」ということに いきがいのようなものを感じたという。 そんな祖父は、「子どもが出来ない嫁」は考えられない というのだった。 仲間由紀恵扮する娘も、「おばあちゃんにだけは知られたくなかった」と言う。 だが、命をつないでいく という感覚は、 親の世代になると少し薄そうだ。 ‥‥‥私もかも とも思ったりするのだ。