ハリーポッター
「死の秘宝後編」を見てきた。 ハリポタ、とうとう完結してしまったのである。 残念だ。 本を読んだのも何年も前だから、ややうろ覚えであるところに 映像で見せられると、ちょっと映像の迫力に負けてしまう。 例えば、城の壁を飾っていた石像たちが、 マクゴナガル先生の呪文で動き出すのであるが、 マクゴナガル先生「この呪文、唱えてみたかったの」なんて言うのである。 橋が崩れたり、業火に包まれたり。戦闘なのである。 スネイプ先生の最後の述懐はちょっと違っているような気がするが あれはあれで良いのかも。 現在中一の生徒たちの中にも、かなりハマっている子も多い。 DVDは全部持っているし、本も読み返している。 図書室のシリーズも、常にだれかが読んでいる。 人生経験が深まると、また感じられることは違うと思う。 死線を越えて生き残った少年たちが親になり、 育てた子をホグワーツに送り出すときのまなざしの深さのことも きっといつか思い出すのかもしれない。 今、放射能の中で生きている若い世代には 20年後、今のことを思い出し、感慨深い思いを抱くのかもしれない と 思ったりする。 だがそれも、無事、解決してこそだけれど。 下手すれば食べるものもなくなりそうな勢いの昨今である。 ファンタジーを見て、ほのぼのしている場合でもないのだった。 大人がしっかりしないとね。 ある意味、教え子たちは核戦争の真っただ中にいるようなものなのだ。