2000年目の混沌の大渦
混沌としたこの世界に無限の物語がこだまする ひとつの真実から繰り広げられる壮大なパノラマ 語りかけるは聖者といわれた男の遺言のかけら この世で変わらない真実がある それは家族の楽しい歌声 それは家族の悲しい叫び それは家族の変わらぬ愛 母の愛は世界を巡り 男の苦悩は旅の友 (昔バクダッドでシンドバッドという若き青年が 美しい妻を娶った 彼はオアシスに妻を置き 長い冒険のたびに出た 半世紀=50年の旅を経て 彼は妻の元に返った) 大昔から真実は変わらない 扉を開ければさらにその先に10個の扉がある ひとつの山を越えればその先に連なる連山が聳え立つ 混沌のひとつのかけらをとってみれば 無数ののぞき穴がある 真実は自分の心の中にある 見るもの、聞くもの、触れるもの、そのすべては あなたの心のありようで変わっていく あなたの心のありようで変わり続ける あなたの心とはいったい何なのだろう 心とは 魂といわれるものの実態は何なのだろう 時として 上が下になり、右が左になり、前が後ろになる 早いものが後回しにされ、遅いものが先頭に立つ (安曇野の古民家の庭にマキの木が一本、その隣には松ノ木がある。 僕らは木の形に心を奪われるけど 自分の両足の間から逆さにそれを見てみると 大地と繋がっているのはその木々の根っこだときがつく。 実は大事なのは根っこで、地球と大事な交信をしている部分) 新月の夜、満天の星空を見ている自分を想像してごらん。 で君は土の上に立って、両手を上に伸ばし、目を瞑る。 そして、その満天の星空を想像する。で、息を深く吸い込むと、 その満天の星星が体の中にすべて入り込んでくる。 宇宙があなたの体の中に入り込む。 そして息を静かに吐く。 宇宙がまた自分の外へ戻っていく。 君が宇宙そのものだってわかるだろう! それは人間の言う「カオスランド」なのさ。