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カテゴリ:時事・世相
アエラ2007.8.13-20号に、「劣化する日本に響く御巣鷹の声を聴け~運命の1985年」という記事がありました。 日本人の劣化が1985年辺りから始まって、現在に至っているという見方をしています。この年が「岐路」であったとして、8月にJAL123便が墜落した事件を軸に、この年前後にあった様々な出来事を挙げながら、記事は展開していきます。 私は、1985年が大学4年生の年であり、当時から社会全体が変貌しつつある事を強く感じていました。確かに、どんどん、変貌していました。筆者の意見に賛成できるところが多かったです。 アエラの記事の中に書かれている出来事を箇条書きにしてみます。 ■ 河野洋平氏が新自由クラブから自民党へ鞍替え ■ 中曽根康弘首相が、戦後初めての首相の靖国神社公式参拝 ■ 阪神タイガース優勝 ■ サッカーW杯最終予選対韓国戦の満員 ■ 「8時ダヨ!全員集合」の放送終了 ■ 「オレたちひょうきん族」の隆盛 ■ 「夕やけニャンニャン」放送開始 ■ テレクラ・コードレスホン・コンビニ ■ 麻原彰晃雑誌で空中浮遊紹介 ■ ロス疑惑の三浦和義逮捕 ■ ニュースステーション放送開始 ■ プラザ合意 ■ ゴルバチョフ大統領就任 ■ 松田聖子・神田正輝結婚 ■ スーパーマリオブラザーズ発売 ■ 桑田・清原KKコンビの3年時。PL学園優勝・・・・・・執念に燃えられる最後の世代 ■ 男女雇用機会均等法成立 ■ アニメ製作会社「ガイナックス」(後にエヴァンゲリオン製作)活動本格化
これらの例の中から浮上してくるイメージは、「右傾化」「個人主義」「タテのり」「劇場型事件」等々でしょうか。 記事の中に引用されている"ガイナックスの立ち上げに携わった岡田斗司夫氏の言葉"が印象的です。 「勧善懲悪、努力と成長といった、それまでの既成概念に沿ったストーリーを壊すのが自分たちの正義だと思っていた。本当は、そういうものを壊したらダメだった。見終わった後、『明日も学校で頑張ろう』と思えるアニメを作らないといけなかった。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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