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カテゴリ:時事・世相
三菱銀行人質事件。とんでもなく凄惨な事件だったので、あまり蒸し返したくもありませんが、象徴的な事件として社会に衝撃を与えた事は、見逃す事はできません。 江川事件が「保身型」であるとすると、この事件は、「破滅型」であると思います。 保身と破滅は、意味的には逆でありながらも、越えてはならぬ一線を越え始めたという意味では、この1978年度に起きた二つの事件は共通しているように思います。(事件が起きたのは、1979年1月26日だったようで、私は中学三年生でした。そのため、1978年度として記憶していたようです。) 三菱銀行人質事件→グリコ事件→豊田商事事件→女子高生コンクリート詰め殺人事件→オウム審理教サリン事件→神戸連続児童殺傷事件→・・・ と、この事件に連なるようにして、劇場型、破滅型の事件が繰り返し発生しています。 そして、プロ野球選手としての江川が10年持たずに引退しました。江川が手にしたタイトルは、その実力と比べるとあまりにも寂しい感じがします。巨人は崩壊(本年度優勝戦の地上波放映なし。巨人どころかプロ野球そのものが崩壊?)の一途をたどります。 一部の人間のなりふりかまわない保身が、全体の破滅を引き起こす。 これは、今の日本社会のいたるところで起こっている事であり、もしかすると第二次世界大戦時に起こっていた事と根っこの部分では同じであるのかもしれません。 ガダルカナル島事件→・・・→江川事件→三菱銀行人質事件→・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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