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カテゴリ:時事・世相
総合的な学習の時間を減らすという発表をしました。年間コマ数、110時間から70時間ですから、40時間減です。その代わりに、英語を35時間導入するとか。 あまり、賛成できない案です。 総合的な学習は、0時間でいいと思います。放課後か、土曜日に希望者を募ってやればいい。それが本当の主体的・自主的な活動です。 そのための人員配置(予算付け)もよろしく、です。 英語活動は、今のままならいりません。小学校ではALT(あしすたんとらんじゃーじてぃーちゃー?)という外国人講師が来ている学校が多いのですが、うまく回っていない事が多いようです。 どの学年でも何年たっても、“Howdoyoudo”“Finethankyou”のワンパターンで始まり、色や動物の名前をあてっこする程度。ほとんど会話になるわけでもなく、ドリル的な学習をするわけでもないから、子供には何にも身に付きません。 現在は年間5~10時間程度やっている学校が多いようです。これを年間35時間に引き伸ばしたところで、何か力が付くとは到底、思えません。 結局のところ、英語活動(また、この活動と言うのが胡散臭いネーミング)は夢見がちな効果を期待して、導入してみて、失敗に終わった(にもかかわらず、ばっさりとやめることもできない)総合的な学習の延長戦でしかないように思えます。 現場はまたもや振り回されて、予算は大事なところへは配分されません。 某自治体は、NOVAと契約したために、ALTが来ない状態に陥っているそうです。 流れとしては、学校の民営化あるいは民間参入といういとも感じられます。 「だーれか、NOVAから接待されたんじゃないの?」 と、疑いたくもなる迷走ぶりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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