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カテゴリ:教師について
「教育現場とこころの病」という題で、つかさき医院という京都の精神科のお医者さんが、HPに近年の教育現場で心を病む教師が増えている事について、レポートされています。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/bankyu/education.htm 「精神性疾患で休職の教員、過去最悪4675人」(2007年12月28日 読売新聞)等、新聞の記事などを取り上げて、論評を加えるという形です。実際に教員の治療に関わっておられるようで、現場の事情がよくわかっておられて、冷静なご意見を書かれています。 「教師の休職者増加=モンスターペアレンツの増加」と、短絡的に考えてしまいがちな報道機関の取り扱いにたいして、批判的なご意見もあり、私もそれに賛成です。保護者の変化は確かに厳しいですが、現場の悩みはそんなに単純なものではありません。 --------- このブログで私は、学校に、第三者・第三局に関わってもらうべきだという事を何度か書いています。 冷静な判断ができる第三者が学校(教師~文部省・教育委員会を含む)のまずさを指摘し、改善策を提言するシステムが必要だと思います。最近流行の企業の論理を組み入れようとするようなやり方もある程度は必要だとは思いますが、それもやみくもにやっていたのでは、なかなか難しい面が多いです。 例えば、具体的な青写真も描かれないまま「教員免許更新制度」という枠のみを作ってしまうようなやみくもな「改善」を企画しても、あちらこちらで負荷を増やしてしまうだけの結果になってしまう可能性は高いでしょう。実際、今現在でも文科省のHPを見る限り、細かい事は決まっていません。免許取得時でも、ものすごくいい加減なシステムでしかないのに、免許更新が充実したシステムになるとは思えません。 「一生更新せずにすむなんて、甘い!」 などという敵対的な思考だけで改革をしようというのではなく、伴走をするような心持ちで変えていこうという発想がもう少し、欲しいなあと思います。
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Last updated
Feb 3, 2008 12:37:01 PM
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