|
カテゴリ:時事・世相
昨年、ちょっと研究がてらに、自分の小学生時代(35年ほど前)~現代の国語教科書を見てみることがありました。光村図書です。
それほど詳しく調べてみたわけではありませんが、20年ほど前から、教条的(道徳的)な内容の説明文・物語文が減ってきていることに気がつきました。 「てぶくろを買いに」「最後の授業」なんて話は、ずいぶん心に残ったのですが・・・ 伝記も昔は4年生以上の教科書には必ずといっていいほど出ている事にも気がつきました。山田耕作・田中正造・アンリー=デュナン ・・・今は、6年生で宮沢賢治の一部を紹介している程度です。 テレビもそうなんですが、私たちの世代はかろうじて、どこからか、道徳的な情報を注入(笑)されていたように思います。 今の時代、放っておけば、どこからも、少しも、道徳的な心情に触れることなく育ってしまいます。親も子も、道徳なんてスルーです。宗教のことも含めて、いつかこのブログでも、このことについてシリーズで考えてみたいと思っています。私自身はたいがい不道徳な人間ですが・・・ 学力低下も気になるところですが、同時に、モラル低下もまた、気になるところです。教科書の変遷と、モラル低下は何らかの関連があるのではないかと考えています。 ちなみに、光村図書は最近、昭和46年~の国語教科書復刻版を出しています。学校の図書室とかに置いておくのもいいかと思います。 http://item.rakuten.co.jp/book/1464982/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事・世相] カテゴリの最新記事
|
|