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カテゴリ:教師について
ごたごたと忙しく、気力もわかず、久しぶりのアップとなりました・・・・。 この春は、おバカブームが栄華を極めていたようで、「羞恥心」が流行りました。まあ、「勉強ができない=悪」という単純な構図でとらえてしまうことも、酷いとは思います。ある部分はゆるく考えればいいのではないかと。 それにしても、最近の子供たちの学力の低下にはさすがに危機感を持っています。あのテレビで繰り広げられるおバカ芸(あれは半ばやらせではないかと思っています)に匹敵するようなボケ(いやいや、本人たちは真剣な姿です)が、クラスの中で渦巻いているのです。このまま落ちこぼしてしまうと、後々の彼らの学校生活は、つまらないままになってしまうだろうということが予測され、心が痛みます。 私の学校では、小学校の段階で、漢字を読ませることさえできない状態に陥っています。中学年の訓読み漢字(「重なる」や「去る」程度です)が読めない子どもがクラスの10%程存在します。高学年社会の教科書など、その子らにとってはアラビア語で書かれたテキストを読んでいるのに等しいです。 最近は、学校のシステムとして、落ちこぼしの救済システムが不可欠のように思っています。担任・教科担任に任せるのではなく、補習の時間を設定して、「遡り学習」を教員全員の協力のもとで進めるべきではないかと。 一人一人のつまづきに対応できるシステムは、学校全体で取り組まない限り、できたものではありません。このところ私は「学校全体での組織的な遡り学習」に取り組んでおり、少し、光が見えてきました。 絵的なイメージを持たせながら、自分のレベルに合ったことを、スモールステップで繰り返し、できたことをほめてあげる。 コツがつかめるまでは、遡り学習は面倒くさいし、なかなか成果が上がりませんが、慣れていくと単純なことです。子どもたちも自分の成長をとっても喜びます。しっかりした教材を使って、組織的にやれば、なんとかなります。なんとかしなくては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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