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カテゴリ:教師について
教員の世界も給与に格差がつき始めています。 自治体により、査定の仕方や、実際についている格差の大小は違うようです。それでも、いくらか給与に反映されているようです。 私は、給与に格差がつくことには、そこそこ賛成しています。明らかに、指導能力・事務能力には個人差があります。 50歳を過ぎて、たいした校務分掌を振っているわけでもないのに、 「ワタシデキナーイ」 と、返してくる先輩が今でもけっこういます(昔はたくさんいたということです)。 それでいて、こちらには「男だから」「若いから」「その年代ではそれくらいの仕事をするもの」とか言って平気で重い仕事を振ってきます。 でも、それで、いいと思います。給与格差があるのなら。 私も私で、もう40を過ぎて、体が動かなくなってきています。職場の仕事以外で、やりたい仕事もたくさんあります。わたしも、 「ソンナノデキマセン」 と、言いたいです。給与格差があるのなら。5時を過ぎたらさっさと帰って、自分のやりたい仕事に時間をかけたいです。 子育て中の方、健康面で心配がある方、職場に縛られたくない方、自分に能力がなくてたくさん給料をもらうのがつらい方、自分に能力もないのにたくさん給料を貰ってしまっている方・・・ 給与格差があれば、かえって気が楽なのではないかと思います。私は男ですが、けっこう子育てに関わっているので、早く帰らなくてはならないことが多く、それで給料が低いなら、その方が楽です。 ただ、査定をするのは難しいと思います。校長や教頭が全面的に査定を請け負うことには反対です。第三者の査定を入れるようにしてほしいです。 そして、査定の仕方によっては、きつい成果主義に陥る危険もあります。 これには、熟慮してほしいです。 成果主義のまずい面は、「教育の世界にも成果主義を」という声が高くなる前に、すでにずいぶん出てきていました。
職場には暖かさや相互理解が必要だと思います。ただただ、いまさら、教育の現場に成果主義を導入しても、またもや改革失敗に終わってしまいそうです。教育委員会と組合に任せてしまわずに、きちんとしたシンクタンクを作って、オープンなやり取りのもとで、改革を進めるべきではないかと思うのです。
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